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関東圏在住のサラリーマンです。出張と転勤が多いので一つの場所に落ち着くことが少ないので…

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関東圏在住のサラリーマンです。出張と転勤が多いので一つの場所に落ち着くことが少ないのですが、それを逆手にとってあちこちの経験を文章化していこうと考えています。

マガジン

  • こまったばしょ

    どこの地域にも特性がある。温泉があるところ、歴史が重いところ、果物がおいしいところ。でもその特性はいいとこばかり?筆者の経験を誇大妄想にしてご紹介します。

最近の記事

めがね

自慢するようなことではないが、自分は目が悪い。どのくらい悪いのかというと、白い洗面台に白い歯ブラシを置くと見えない。学校の視力検査で見えるところまで近づいてくださいと言われて検査ボード30センチまで近づいたらふざけるんじゃないと眼医者に怒られる。小学校までは視力の悪いのはめんどくさかったのだけれど、中学校くらいになると視力の悪いのも使いようだと考えるようになった。中二病と相まって視力の悪さは人と違うことをする理由として大活躍してくれた。 さて、そんな私の相棒は眼鏡。コンタク

    • No5 自主的な街

      講談社の現代ビジネスに掲載されていたタワーマンションについての記事は最後に次のように述べている。 この記事を見てふと思い出した街がある。 選択には責任を持たねばならない。自分の育った地域におい社会と学校ではそう教える。そしてもちろん大人になって仕事やその他の責任あるなにかに従事するようになるとその第一歩でそう叩き込まれる。選択は責任を持ちなさい。 選択は責任を持ちなさいというのは時間軸的に二つの意味があるのではないかと思っている。一つは選択の前段階。選択を実施するときま

      •  No5 通じない街

        ある医者になったある友人。彼は優秀な医師としてあちこちの医療施設で命を救い、ある街の大きな医療機関の中枢管理職兼医師として赴任することになった。お互い忙しかったが、そんな彼から久しぶりに連絡がきた。しかも仕事絡みで相談にのってほしいという。 彼の受け持つ患者が立て続けに症状が悪化した。一人は高血圧が悪化して緊急入院、もう一人は糖尿病が悪化してやはり緊急入院。医師と言えども万能ではないので予定通り完治できるものではないが、それでも急に悪化するのはおかしいと思い調べてみた。

        • No4 身分のある街

          身分関係のある国に仕事で滞在したことがある。上流の方々はさぞやラクチンな人生を歩んでいるのかと思えばなかなかそうではなさそうなことを知った。上流の人たちは将来国の舵取をしなければならない。これは決定事項。それはつまり幼稚園に入る前の年齢から人を動かすことが求められるし、人を動かす根拠として数百年先の国家社会のことを考慮していることが求められるということだ。自分の欲しいおもちゃがどうとか、砂場で遊びたいという自分の欲求を表に出すならば「わがままをいうんじゃない!」と怒られる。3

        めがね

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        • こまったばしょ
          6本

        記事

          No3 かえるまち

           お酒は社会の潤滑油だ。飲んで、暴れて、言いたい放題、好き放題して、この傍若無人を通して本当に仲良くなれるし、これを経験しないと大人ではないという風潮があった。この種の飲む機会は決まってこれだ。「とりあえずビール」。 とりあえずとはどういうことだろうか。広辞苑によると次のように書いてある。 【取り敢えず】トリアヘズ  意味① たちまちに。たちどころに。 意味② さしあたって。まず。一応。 たちまちに。  立ち待ちに(タチマチニ)を基にし、立って待つ(ことが許される)程

          No3 かえるまち

          No2 いい加減な街

          世の中の様々なことは多分に主観的な面があり自分にとってはいいことのように見えてもそれを悪いと判断する人もいる。例えば第2次世界大戦は日本の言い分としては西欧の植民地支配から解放するという理由を掲げていたが、西欧側としては既存の秩序を破壊させるならず者ということになっていた。やり方が適切だったのかどうかという問題があるが、ここではそれは触れずに、物事の評価の主観性というものに注意してもらいたい。 さて、第2次世界大戦では様々な主義主張をもつ国が戦い合ったわけだけれど、一つだけ

          No2 いい加減な街

          No1 訴える街

          令和3年11月21日 体裁と表現を整理しました。内容は変わっていません。 この文章は小説です。すべて空想で架空の出来事です。 コロナウイルスに関する記事の恐れがありますという注意書きが出てしまっていますが、この記事はコロナウイルスにはまったく触れていません。 その場所は決して都会ではない。江戸時代から続く街道筋で、江戸時代後期からはそれなりに賑わった。会社や商社がたくさんあるが、今の主要産業は郊外にある巨大な工場。そんな街にやってきた。 訴訟は誰かが誰かを詐欺とか損害

          No1 訴える街

          はじめまして

          おはようございます。今日はいい天気の休日です。午前なので窓から明るい光がリビングに差し込んでいます。強い光が家具に反射して室内のところどころに眩しい部分ができていますが、ダイニングテーブルはそこからちょうど外れているので、その上にパソコンを置いてこの記事を作成しています。 と、書きましたが、このページは自己紹介として使えるように構成していますので、今日はいい天気ではないかもしれないし、午前中でもないかもしれないかもしれません。 さて、私は関東圏に住んでいます。小さいころか

          はじめまして