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#相続

【相続遺言・家族信託・相続税】初夏も大相談会開催!

【相続遺言・家族信託・相続税】初夏も大相談会開催!

先月大成功に終わりました、春の相続大相談会。
ご好評につき今月も開催いたします!🍉

今回の大相談会では、司法書士・行政書士のみならず税理士も無料でご相談を承ります。当事務所の相続相談実績は累計 12,000件 以上。経験豊富な専門家が、ともにお悩み事の解決にあたります。

先月5月の開催時には、「認知症による不動産凍結に備えた対策」や「遺言書と生前贈与による費用・効果の比較」のほか、相続発生後

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【相続・遺言・家族信託】春の大相談会、開催決定!

【相続・遺言・家族信託】春の大相談会、開催決定!

昨秋大好評を頂きました、相続大相談会。
今年は春も開催しちゃいます!🌸

大相談会では、相続を専門に取り扱う司法書士・行政書士計7名が無料でご相談を承ります。当事務所の相続相談実績は累計 12,000件 以上。経験豊富な専門家が、ともにお悩み事の解決にあたります。

昨年10月の開催時には、40件近いご相談を頂き、「遺言書作成」や「認知症に備えた預貯金や不動産の対策」が多くを占めたほか、相続人が

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実家は生前贈与で引き継ぐ方が簡単?お得?

実家は生前贈与で引き継ぐ方が簡単?お得?

【はじめに】

「親名義の実家の土地・建物について、
 1⃣ 親亡き後に相続、2⃣ 生前贈与
 どちらで取得する方が、手続きは簡単・お得なんでしょう?」

お客様とお会いすると、こんなご質問を頂くことが度々あります。この質問、意外と難しい問題です。
「なぜ」、「誰に」、「いつ」、不動産を渡したいのか。どの程度の費用(税金)が掛かっても許容できるのか。

これらの検討なくして、贈与が現状に適している

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海外在住の相続人がいる場合の相続手続

海外在住の相続人がいる場合の相続手続

【相談】【遺産分割協議書の作成】相続が発生した時には、相続人同士で遺産分けの話し合いを行い、その内容を遺産分割協議書という書面にまとめます。そして、遺産分割協議書に相続人全員の実印を捺印したうえで、印鑑登録証明書を添付する必要があります。この遺産分割協議書には、遺産を受け取らない相続人も含めた相続人全員の署名捺印が必要です。

しかし、海外に住む相続人は、印鑑登録証明書を取ることができません。なぜ

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━ 遺産の相続手続きの基本事項②━

━ 遺産の相続手続きの基本事項②━

【はじめに】 前回の「遺産の相続手続きの基本事項①」では、主に戸籍収集(相続人の確定)についてご説明しました。
よろしければ、こちらをご覧ください!

今回は続編として「遺産の相続手続きの基本事項②」と題し、戸籍収集に続いてする、相続財産の確認や遺産分けの話し合いなどについてご説明いたします。

【まずは相続財産を把握する】相続手続きを進めるにあたり、故人の財産(相続財産)を正確に把握する必要があ

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遺産分割前の預貯金の払戻し制度の創設

遺産分割前の預貯金の払戻し制度の創設

1.はじめに2019年7月1日、遺産分割前の預貯金の払戻し制度が創設されました。
今回は、この制度についてご説明します。

2.従来の制度従来の制度(図1)では、預貯金口座の名義人が死亡すると、相続人全員による遺産分けの決定(遺産分割)の成立前に、各相続人が勝手に、預貯金の払戻しを行う事はできませんでした。
したがって、相続人間で遺産分割が成立するまでの間は、被相続人の入院費用・葬儀費用といった必

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相続手続の現場から

相続手続の現場から

はじめに相続とは誰かの主に死亡(この亡くなった人を、「被相続人」と言います。)によって開始します。そして、相続人は、相続開始の時から被相続人の財産に属した一切の権利義務を承継することになります。(民法第882条・第896条)

第一事務所通信vol.28━ 遺産の相続手続きの基本事項①━で岩本行政書士が【相続財産となるものは?】【相続人は誰?】という2点を、相続手続の基本事項としてご紹介しました。

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~特別縁故者への財産分与について~

~特別縁故者への財産分与について~

━ 特別縁故者への財産分与のお手続き ━

【はじめに】身近な人が亡くなった場合(今回、お亡くなりになった人を被相続人と記載させていただきます。)、ご遺族のかたはまずはご親族へのご連絡をされ、そのあとすぐにご葬儀のお打ち合わせ、また役所への死亡届の提出、そしてご葬儀が終わった後は、年金関係のお手続き、公共料金の名義の変更等、各種届出などを経たうえで、被相続人が残した遺言書がない場合、法定相続人全員

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「該当者多数!相続トラブルの具体的事例」

「該当者多数!相続トラブルの具体的事例」

【はじめに】最高裁判所は、裁判所で争われている各相続紛争事案における遺産総額がどの程度であるかを公表しています。そしてその内訳は、遺産総額1,000万円以下の事例が約3割、同じく1,000万円を超えて5,000万円以下の事例が約4割であることから、これを受けて「遺産が少ないほど揉めやすい」と言われたりします。

しかし、遺産の大小もポイントではあるものの、大切なのは「争っている相続人間で、なぜその

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相続放棄後の土地や家の管理

相続放棄後の土地や家の管理

【はじめに】

今年は北海道で記録的な大雪となり、各地で建物が雪の重みで倒壊する事故が発生しています。特に築年数の古い物件や、空き家になっている物件が被害を受けることが多かったようです。
 本記事をご覧になっている方の中にも、ご実家が空き家になっている方はいらっしゃらないでしょうか。もし「親が亡くなってから実家は空き家で放置しているが、自分は相続放棄をしたから関係ない」とお考えの方がいらっしゃる場

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身元保証とは何か

身元保証とは何か

━ 身元保証とは何か 高齢者の身元保証の現状について考える ━

【はじめに】

数年ほど前のことです。
普段からお付き合いのある同業者の方から、このような問合せがありました。

「先生の事務所で見守り契約は取り扱っていますか?」
「今のところ取り扱ってませんが、ちなみにどのような内容ですか?」
「実は、とある相談を受けていまして。詳細は不明なんですが、ご自身の死後の納骨などについて誰かにお願いし

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遺言書の作り方と保管方法~各種類ごとのメリット・デメリット~【司法書士法人・行政書士法人第一事務所】

遺言書の作り方と保管方法~各種類ごとのメリット・デメリット~【司法書士法人・行政書士法人第一事務所】

法務局での自筆証書遺言書保管制度が運用開始されてから約1年半が経過しました。
本制度を簡単にまとめると、「遺言者本人が手書きで作成した遺言書を法務局へ預け、本人の死亡後、相続人の請求によりその遺言の内容の証明書を取得できる」というものです。
制度の運用開始から時間が経ち、賛否両論様々な記事を目にすることが増えてきました。そこで今回は、本制度を含めた遺言書の作成・保管方法についてご説明いたします。

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