欄干公式見解

多分週一で更新

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最近の記事

鈴鹿詩子を通り過ぎて(序)

最初にお断りすると、私は熱心なにじさんじファンではない。確かに私がVTuberなるものに興味を抱く上で非常に重要なプロダクションだったことは確かだ。ただし、にじさんじについて知っていることは2021年あたりで止まっているも同然で、有名な人を知っているだけだ。あまりに大人数すぎてタレント全員を充分に把握しているにじさんじファンは皆無だと私は考えてしまうが、それにしても私は他のにじさんじファンよりも知識量で劣っているに違いない。その原因は誠に安直で、ホロライブの方に寄り道したまま

    • これだからインターネットはやめられない~執念編~

      私はインターネットの悪い遊び場にだいたい居て育った人間だから、悪意によって盛り上げられている「祭り」を楽しむ性格になっている。著名人がネット民の配慮のない言動を批判し、戒めているのを見ると無性に反感が湧き起こる。私自身は彼等に対して何か言ったわけではないのに、黙れ黙れとどこかで思っている。相手が私の応援している人であっても、やはり同じことを思うのだから、これはもう私の素地であるとしか言いようがない。もちろん私は、あまりに馬鹿げていて笑えもしないこと、単なる誹謗中傷、言っても良

      • おんねこ記事への反応への回答

        欄干代表(私のこと)の代表作がどれかという問題には諸説ある。どれも公明正大に掲げられないネタばかりなので妙なものだ。とにかく一つ挙げるとすれば、このnoteにて投稿した「私はおんねこの作者かもしれない」だろう。どのくらいの反響を得たかといえば、「スキ」(=記事への高評価といったところだろう)が131だ。これが多いのか少ないのかは人によって判断が異なるだろうが、私にとっては確実に多い部類だ。 おんねこ記事は、私が「欄干公式見解」を開設するにあたって当初から温めていたネタだった。

        • 1985年のビルボードHot100を振り返る #3

          21. Saving All My Love For You - Whitney Houston1985年といえばホイットニー・ヒューストンがデビューした年だった。最初のシングル「You Give Good Love」がいきなり3位まで上昇し、次にリリースされたのが「Saving All My Love For You」だった。とんとん拍子で大スターになったように見える。 私は「Saving All My Love For You」をどのヴァージョンで聴いたのか、思い出せない

        鈴鹿詩子を通り過ぎて(序)

          1985年のビルボードHot100を振り返る #2

          前回の続き。前置きを書いている暇はない。 12. Sussudio - Phil Collins前回の記事でも、フィル・コリンズの「One More Time」が1位になったことを書いた。フィルにとって1985年はとにかく当たりだと書いた通り、二枚連続でシングルが1位になっている。「One More Time」も「Sussudio」もアルバム『No Jacket Required』に収録されており、まさに充実の作品だ。 はじめに疑問となるのが、「Sussudio」とは何かと

          1985年のビルボードHot100を振り返る #2

          1985年のビルボードHot100を振り返る #1

          私はビルボードのシングル・チャート(Billboard Hot 100)を毎週聴くということを2017年から続けている。仮に1月1日付のチャートがあるとすれば、その40位から1位までを聴き通す。聴き終われば、次は翌週つまり1月8日のチャートを聴く。こういう作業を1955年から始めて、現在1986年の3月に辿り着いている。つまり1985年が終わって、まだそこまで経過していないのだ。私はせっかちなためか、一度終えた年のことをじっくり振り返らずに、どんどん先に進もうとしているが、も

          1985年のビルボードHot100を振り返る #1

          結局、大神ミオのASMRが最高だという話~私的ASMR考

          幼少期から好きな音や声を聞くと、その感覚に没入して何も手がつかなくなっていた私が、ASMRなる分野を知ったのは2016年の夏だった。人によっては声優ファンになるとか、ドラマCDを探求するとかいう方法を早くから見つけることができたのだろう。私は己の趣味に無自覚で、自分が「音フェチ」という言葉の定義に該当することすら知らなかった。ただ何となく好きでいた人間が、途端にASMRに巡り合ったのだから、そこからの傾倒は急速なものだった。2010年にニコニコ動画で投稿された「360度から音

          結局、大神ミオのASMRが最高だという話~私的ASMR考

          ヴィエの舞

          ふと思い出したのだが、かつての私の仲間達は何のまえぶれもなく「ヴィエヴィエ」言っていたものだ。唐突に「ヴィエ」と文字に表すと意味不明で、私自身ながらく思い出すこともなかったから何が原因でそうなったのかわからなかったのだが、冷静に記憶を辿るとやはり奇妙な経過だった。 仲間達の一人に、一言目には「いや」をつける人がいた。嫌われる人にありがちなこととして、相手を否定する癖がついているというのがあるが、まさにその典型だった。彼自身の言動があまりに変なため、毎日なにがどうおかしいのかを

          X君のおとしもの ~不法投棄編~

          それは2月14日のことだった。 私はインターネットで知り合った人間と対面して、即日相手からブロックを受けた。相手と別れる前、私のTwitterアカウントを教えようとした時に、私とまったく同じ名前(欄干代表)のなりすましアカウントを見つけた。これだけでも私にとっては大事件だったのに、事態はさらなる混乱へと突入する。 一回目その日、私は実家へ戻ることにしていた。時刻は19時半を少し過ぎた頃だ。家に入って間もなく、私は玄関に置かれているピアノを拙い手で鳴らしていた。それから一時間

          X君のおとしもの ~不法投棄編~

          ミッチ・ライダーとドラマーの謎

          最近、1960年前後のアメリカン・ポップに詳しい人と知り合って、久しぶりに共有の話題を交わすことができた。その人はニューヨークやフィラデルフィアの音楽産業に関心を寄せており、カメオ/パークウェイやチャンスラー、アルドン系のソングライターなど、話題に事欠かなかった。相手が「バカラックだって初期にはマーティー・ロビンスに曲を提供していた」と言うのに対して、すぐさま「The Story Of My Lifeのことですね」と答えることができたのだから、今日までの私の研鑽はこういうとこ

          ミッチ・ライダーとドラマーの謎

          右の頬に触れるとたまらなくなる

          前回の記事で私は「家に帰ってからも変なことがあったのだが、これについては次回以降の記事で書くつもりだ」ということを書いた。ほのめかしが嫌いな私がこんなことをやるのだから、早急にはっきりとしたことを書かなければならない。そう思って、事の顛末を語ることに着手しようとしたその時、「続報」が飛び込んだのだから私は動揺した。書きかけの記事はいったん保留にしたまま、別の事柄について書くことにした。というわけで「次回に書く」という約束は嘘になる。お詫びしたいところだが、私は一応「次回以降」

          右の頬に触れるとたまらなくなる

          会って即日ブロックされた話

          Twitterにて私は「欄干代表」と名乗っている。何の代表なのか、「欄干」とは何かと思うかもしれないが、もちろん「欄干グループ」の代表という意味だ。何をするグループなのか、誰が所属するのか、といった疑問をさらに突き付けたくなるだろう。そういう煩瑣な追及に答えるために、私は人材を求めて「欄干グループ」を作ろうとしている。すべては欄干プロジェクトのためだ。何を計画しているのかという指摘に対抗するために、これから考えようとしている。 求める人材はなかなか見つからない。そもそも私は

          会って即日ブロックされた話

          心霊写真を見たことがある

          最近、怖い話が収録されている児童書を読んでいる。いつか欄干公式見解で記事にしたいと思いついたからだ。読み返すと、全然怖くない。昔は真に受けて恐れていた話が、なんてこともない。ただ懐かしい。自分が一冊の本を読み通していたことを意外に思う。 かつての私の怖がり方は、多くの子供と肩を並べるものではなかった。まず一人で眠ることが不可能だった。自分の部屋がありながら、かなりの年齢になるまで親とともに眠ることを敢行していた。一人になると何らかの怪異に殺されるのではないかという畏怖に囚われ

          心霊写真を見たことがある

          ケモ耳が理解できないどころではない

          前回の記事は、ケモ耳ってそんなに良いものなのかという疑問を書き連ねたものだった。それはなぜ自分はケモ耳を解することができないのかという自問自答へと直結している。昔から考えていたことだっただけに文章にするのは簡単だと思って、実際に難なく長文にはなった。しかし書き上げて投稿してから、色々と抜けているところが多いことに気づいた。ありがたいことに幾人からの感想や指摘をいただき、不備を覚ったのだった。今回は、前回の記事で書くことができなかった点を今更取り返そうという、補遺篇に決定した。

          ケモ耳が理解できないどころではない

          ケモ耳が理解できない

          悪いけど、ちょっとオエッてなる。リアルのケモ耳にはならないよ、あくまで二次元の話。そのキャラは本当にケモ耳が欲しかったんだろうか? 自分の好みをキャラに押しつけて楽しいのだろうか。まあ楽しいのだろうね。 ……吐き気を催すというのはさすがに嘘だが、私はケモ耳に対する理解力がない。人間の形をしているのなら人間の耳がついていれば良い、それ以上の装飾は不要だという考えだ。美少女の頭に猫耳がついているのを見てもまず良いと思えない。ゼロどころかマイナスになりかねない。その耳が無ければど

          ケモ耳が理解できない

          やうやう使いにくくなりゆくDiscogs

          Discogsとは、現物主義極まるウェブサイトだ。幾人もの有志によって、世界中の歌手やミュージシャンが発表したアルバムやシングルの類を網羅している。少しでも気になる名前があれば、Discogsで調べると間違いなく出てくる。アメリカで運営されているウェブサイトだから、日本の歌手のディスコグラフィーは完璧ではない場合が多いが、明日寿命を迎えるサイトでもないから今後もっと充実してゆくのだろう。私はDiscogsの世話になり続けている。これがあるから私の盤集め(CDやレコード蒐集)は

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