歴史小説&ノンフィクション「HHhH: プラハ、1942年」
<文学(18歩目)>
プラハの街を舞台にした抵抗運動家たちのナチスNo.3の暗殺の事実を読む。
HHhH: プラハ、1942年
ローラン・ビネ (著), 高橋 啓 (翻訳)
東京創元社
「18歩目」は、ローラン・ビネさんの歴史を徹底的にサルベージしての研ぎ澄まされた作品。
ナチスNo.3の男ハイドリヒ・ヒムラーの暗殺計画(エンスラポイド作戦)にかかわる歴史をよくここまで調べ上げたと感心しました。(ローラン・ビネさんの歴史の発掘方法は「スゴイ」の一言です!)
史実のとおりに書かれた作品で小説とノンフィクションの狭間とのこと。
読むと実感できます。
一つの歴史的な事実を、飽きさせずに濃密に描く。
スゴイ取材力だと感じました。
また、当然のごとく「裏切り者」が登場する。何時の時代も「裏切り者」は必ず存在する。その為に、暗殺は成功するも、実行者は掃討される。
手法がとても秀逸で、読ませてくれる作品でした。
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