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ワグナー教授最強「アフリカの事件簿: ワグナー教授の発明」

<SF(108歩目)>
100年前のソ連からの不思議感覚のお茶目なSFエンターテインメント作品を楽しむ。

アフリカの事件簿: ワグナー教授の発明
アレクサンドル ベリャーエフ (著), 田中 隆 (翻訳)
未知谷

「108歩目」は、「ドウエル教授の首 アレクサンドル・ロマノヴィチ・ベリャーエフ」をまた彷彿させる、アレクサンドル・ロマノヴィチ・ベリャーエフさんの「豪雨に伴なう土石流に巻き込まれた助手が瀕死で帰還、辛くも脳だけを蘇生させ移植に成功した教授だが……。」の展開。

そしてやはり引き込まれました。
100年前のソヴィエト連邦時代の作品と思えない、面白さです。

ワグナー教授、やはり最強です。旧ソヴィエト連邦なので、がんじがらめの体制の中でのベリャーエフさんの作品ですが、今度はアフリカにまで心が旅している。

前回同様に「マッドサイエンティスト」過ぎて「笑い」あり、「考えさせられる」箇所あり。

2024年に読んでも、読めるとこがすごい。
アフリカまで精神が飛んだおかげで幻想法螺風味がより強烈になり、もはや科学が呪術のように見える。

なんとなく、ソ連時代の映画作品の「不思議惑星キン・ザ・ザ」を読んでいる不思議な感じになります。

真面目なSF映画に、なぜか「クー」が出てくる。
それと同じようなトビかたです。

「ワグナー教授がお茶目」です。(笑)

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