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並行世界の冷戦構造のSF作品「マルチプレックス・マン」

<SF(95歩目)>
ジェイムズ P.ホーガンさんの30年ちかく前に書かれた作品です。
そして時代なのですが、こんどは冷戦崩壊してソ連は出なくなったが、継承国のロシアが・・・なのですが、この作品はまさに共産主義と自由主義が逆転している並行世界の作品です。

まるでプーチン大統領の新生ロシアを予感させる悪辣ぶりが、西側諸国に出現です。まさにディストピア作品です。

マルチプレックス・マン 上
ジェイムズ・P. ホーガン (著), James P. Hogan (原名), 小隅 黎 (翻訳)
東京創元社

マルチプレックス・マン 下
ジェイムズ・P. ホーガン (著), James P. Hogan (原名), 小隅 黎 (翻訳)
東京創元社

「95歩目」も、ジェイムズ P.ホーガンさん。

ホーガンさんによるスパイ大作戦です。
そしてアクションあり。恋愛あり。ん!?まさにハリウッドが好む作品でした。

30年前にこの作品が出たのは映像作品かをアメリカの作家が追ったからか?
なんとも映像作品にしないと!と思わせる作品です。厚めの本ですが、一気読みです。

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