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大気圏外を舞台にした愛する若者の物語「君の彼方、見えない星」

<SF(130歩目)>
アメリカという大きな市場で、どんなSFが多くの人の心を掴めるのか。
もしかして、日本も同じような。あまり難しく考えないで、若い「愛」が大切だと感じた。

君の彼方、見えない星
ケイティ カーン (著), 六七質 (イラスト), 赤尾 秀子 (翻訳)
早川書房

「130歩目」は、ケイティ・カーンさんのとても楽しめる作品。そして、色々な商業的なことが、バカにせず学べる作品でもあると思いました。

帯に、「メッセージ」政策人による映画化決定!とあったので、思わず手に取った。

テンポがとてもいい宇宙空間でのラブロマンスでした。

SF濃度は高くない。
故に、SF者からの評価は良くない。
でも、どこを押さえる方がいいのか?
このことについて、SF者も学んだ方がいいと思った。
深みが「人類愛」みたいなキリストのようなものも確かにいい。

でも、いまぎこちないが、愛を楽しむ若者目線で「等身大」の主人公を描く。これにはとても参考になると感じました。

あと、映画化とかになるとコストを直撃するストーリーは難しいのかも?
その意味で、大気圏外での「愛」で登場人物も2人とかになるとイメージしやすいのかも。

色々な意味で、興行を考える際には、押さえておかないといけない作品と感じました。

「時間制限」も興行的にいいのかも。

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