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三毛さんを理解するために「三つの名を持つ少女 その孤独と愛の記憶」

<文学(152歩目)>

「サハラの歳月」の背景が理解出来ました。三毛さんが好きになりました。

三つの名を持つ少女 その孤独と愛の記憶
三毛 (著), 間ふさ子 (翻訳), 妹尾加代 (翻訳)
石風社

「152歩目」は、台湾の三毛さんの生い立ちから、作品の創作中に何を考えていたのか?がわかる作品です。三毛さんのファンは必読です。

「サハラの歳月」での衝撃の源泉でもある三毛さんの生い立ちから、人生がうかがい知れる作品でファンにとって宝物です。

みずみずしい感性でのストーリーの切り出し、その源泉が何から来ているのか?わかりました。

また、短篇ですが素晴らしい作品ありです。

「吹事兵」
中国本土から台湾に逃れてきた三毛さんの家族に、国民党軍の幼き頃の記憶がある。その中で、ヤーバと言われる聾唖の兵隊さんとの交流あり。
彼女の感性は、障がいを持つ方々にもとても優しく、読後感が素晴らしいです。

「紫のワンピース」
まだ貧しかった時代の家族の記憶を彩る「紫のワンピース」がとても読ませます。遠足で雨の中を友人の家に走る家族のくだりが心に残る作品でした。

「読書は私の学校」
三毛さんが不登校児であったことを初めて知った。
「本」が彼女の世界をひろげてくれた。とても読後感の素晴らしい作品です。

「E.T.故郷に帰る」
この作品は、「サハラの歳月」につながる作品です。
でも肌合いがだいぶ異なります。

三毛さんの才能に出遭えたのが幸運でした。
ちょっと掘り進めてみます。

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