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半世紀前から普通の人生に挑戦した車椅子おばあちゃんの物語

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半世紀前から普通の人生に挑戦して、普通のおばあちゃんになった車椅子ユーザーの物語1~58
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#面接

半世紀前から普通の人生に挑戦して、普通のおばあちゃんになった車椅子ユーザーの物語㉙

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「いざ、幼稚園」

さて、長女は大変です。
3歳になるころからいろいろやらされ始めます
育児雑誌を読んで
「なるほど、なるほど」
教育テレビをみて
「うん、うん」
ママ友と話して
「そうなんだぁ」
先ずは
「耳は3歳までに作られる」
と聞いて
「ピアノを習わせたい」
実は、夫は学生時代バンドを組んでいて
フルートを吹きながらボーカルを担当していました
私は超音痴なのですが、娘たちは夫の遺伝子を受け

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半世紀前から普通の人生に挑戦して、普通のおばあちゃんになった車椅子ユーザーの物語㊽

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「行くしかない!」


翌年5月、最後の手段
かの有名な求職サイトに障碍者専用の窓口があることを
ネットサーフィンをしていて見つけたのです
「へぇ、こんなの出来てるんだぁ」
「時代は変わったのねぇ」
「たぶん無理だろうけれど、まぁ、ダメもとで」
と、いつものようにとりあえず登録だけしてみました
そして、面談を申し込むと、
なんと面談場所は都内の、たしか板橋の方だったとおもいます
一人で都内まで行

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半世紀前から普通の人生に挑戦して、普通のおばあちゃんになった車椅子ユーザーの物語㊾

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「やったー!」


さて、落ち込んではいられません
先日受けた面接の採否連絡が来る前に、次です。

高速道路のインターチェンジのそばにある
「関係者以外立ち入り禁止」の看板を通り抜け
真っ赤なポルテを運転して待ち合わせ場所へ到着しました。
駐車場の入り口にスーツ姿の優しそうな男性が待っていてくださり
なかへ誘導していただきました。
車の窓を開け「○○です」
と名乗ると
「お待ちしていました。ご苦

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