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ものづくり 日本のこころ

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技術力というととかく新しい技術や商品の開発に目が向けられますが、製造業を支える基本は、ものづくりの精度、加工技術の開発力です。日本が誇る高い品質の生産技術力は日本にしかない、世界…
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#日本

001.どうなる?日本のものづくり

なぜ私たち日本人は、こんなにコンパクトでこぎれいな商品を作るようになったのだろうか? こ…

梶文彦
1年前
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002.品質・技術の競争から政争の具に

一方、IPCC(気候変動に関する政府間パネル:国際的な専門家でつくる地球温暖化について…

梶文彦
1年前
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003.日本のものづくり技術の出発点

2015年の第39回世界遺産委員会で、山口・福岡・佐賀・長崎・熊本・鹿児島・岩手・静岡の八県…

梶文彦
1年前
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004.日本人の底に流れるものづくりの通奏低音

19世紀中頃から第2次大戦後しばらくの間まで、圧倒的な力で豊富な物量を生み出し続けていた…

梶文彦
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005.ラーメン店主にみるものづくりの魂

 日本人のものをつくるという行為へのこだわりは「業」だと書くと、それにしては最近の若者は…

梶文彦
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006.日本のものづくりの潜在力

これほどまでに、自ら作ることにこだわる民族を、私は寡聞にして知りません。 第2次大戦で、…

梶文彦
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007.日本のものづくりはどこを目指すのか

 「日本のものづくりはダメ」そんなことが大きな活字で報道されたりしています。 アメリカの経済をけん引するGAFAに対して、日本産業界のIT技術の遅れも指摘されています。コロナ禍で業務処理のリモート化が言われていますが、工場という現場でなければ不可能な製造業のものづくり現場の動向はあまり話題にのぼってきません。 過去にジャパン・アズ・ナンバーワンと言われ、自他ともに世界一と言われた製造業も、自動車産業に頼って、一本足打法などと揶揄されていて、浮上する兆しも見えません。ITの発達

008.「この国はどこの国?」

わたしは製造業のコンサルティングと、マネジメント・技術領域を中心とした出版編集をおこなう…

梶文彦
1年前
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009.答えは、しりあがりの半疑問形?

見ているとよくわかるのですが、手が上がらないのは、どう対応したらよいのか、戸惑っているの…

梶文彦
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010.変わる「ものづくりの国」

正解は「アメリカ」です。 この問題を私が好んで使っていたのは、どんなに答えを要求しても、…

梶文彦
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012.万博の華「錠前開けコンテスト」

そんななか、アメリカ産業界から、イギリスなみの広大な展示スペースの要求がとどいたことで、…

梶文彦
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013.応用に長けた生まれついての職人たち

こんな万博の状態をみて、欧米の産業人やマスコミは驚きました。 開幕前には、イギリス・パビ…

梶文彦
1年前
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014.職業が喜びを構成する国民

 産業革命以来の世界の産業・経済の趨勢などを歴史から学んだ現代の日本人が、冒頭でご紹介し…

梶文彦
1年前
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015.きままに働く職人たち

次に紹介するいくつかのことばは、ある国に出かけた人間が、その国の作業者をみて発したことばです。このことばは、どこの国の人が発したものか、また、なかでいう「作業者」とはどこの国の人をさすのかをあててください。 ①「作業者は、日常の糧を得るのに必要な仕事をあまり文句も言わずに果たしている。しかし彼の努力はそこでとまる。・・・必要なものはもつが、余計なものを得ようとは考えない。大きい利益のために疲れ果てるまで苦労しようと思わないし、一つの仕事を早く終えてもう一つの仕事に取りかかろ