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ものづくり 日本のこころ

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技術力というととかく新しい技術や商品の開発に目が向けられますが、製造業を支える基本は、ものづくりの精度、加工技術の開発力です。日本が誇る高い品質の生産技術力は日本にしかない、世界…
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記事一覧

069.武士道は損得勘定を取らない

 新田が開発され尽くされてしまうと、やがて税収は頭打ちになってきます。しかし、いったんバ…

梶文彦
2週間前
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071.官僚として能力が問われる時代へ

 勘定奉行にふさわしい家格の武士たちは計算ができず、財務処理を誰もやりたがらないのですか…

梶文彦
2週間前
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069.武士道は損得勘定を取らない

新田が開発され尽くされてしまうと、やがて税収は頭打ちになってきます。しかし、いったんバブ…

梶文彦
1年前
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070.能力主義の萌芽……下級武士の登用・足高制

財政に関心を持たない勘定奉行の下で財務処理を行うのは計算に長けた家格のずっと低い下級武士…

梶文彦
1年前

001.どうなる?日本のものづくり

なぜ私たち日本人は、こんなにコンパクトでこぎれいな商品を作るようになったのだろうか? こ…

梶文彦
1年前
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002.品質・技術の競争から政争の具に

一方、IPCC(気候変動に関する政府間パネル:国際的な専門家でつくる地球温暖化について…

梶文彦
1年前
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003.日本のものづくり技術の出発点

2015年の第39回世界遺産委員会で、山口・福岡・佐賀・長崎・熊本・鹿児島・岩手・静岡の八県に点在する、明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業がユネスコの世界遺産リストに登録されました。 これは、西欧由来の科学技術を基盤にしたものづくりを、開発途上であった東洋にトランスファーし、非欧米圏として初めて大きな成果を上げた記念碑的な意味を持つ例として高く評価された結果です。そこには、西洋文化・技術と日本的な伝統と文化・技術の出会いがありました。 明治日本の産業革命遺

004.日本人の底に流れるものづくりの通奏低音

19世紀中頃から第2次大戦後しばらくの間まで、圧倒的な力で豊富な物量を生み出し続けていた…

梶文彦
1年前
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005.ラーメン店主にみるものづくりの魂

 日本人のものをつくるという行為へのこだわりは「業」だと書くと、それにしては最近の若者は…

梶文彦
1年前
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006.日本のものづくりの潜在力

これほどまでに、自ら作ることにこだわる民族を、私は寡聞にして知りません。 第2次大戦で、…

梶文彦
1年前
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007.日本のものづくりはどこを目指すのか

 「日本のものづくりはダメ」そんなことが大きな活字で報道されたりしています。 アメリカの…

梶文彦
1年前
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008.「この国はどこの国?」

わたしは製造業のコンサルティングと、マネジメント・技術領域を中心とした出版編集をおこなう…

梶文彦
1年前
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009.答えは、しりあがりの半疑問形?

見ているとよくわかるのですが、手が上がらないのは、どう対応したらよいのか、戸惑っているの…

梶文彦
1年前
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010.変わる「ものづくりの国」

正解は「アメリカ」です。 この問題を私が好んで使っていたのは、どんなに答えを要求しても、アメリカという正解はほぼでてこないという秀逸さにあります。そして、解題を聞けば皆さん深く納得してくれる外れのない必中さ。この問題には、アイスブレークの要件、興味深いテーマ、わかりやすいストーリー展開、意表を突く解、あっと驚くどんでん返しの妙の4要素がもれなく含まれています。 後から受講生に聞くと、その後のセミナーの内容よりも、このアイスブレークの方が圧倒的に記憶に残っていて、「セミナーでは