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おりたらあかんの音楽メモ

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中学でフォークに目覚め、高校でロックにハマり、バンドをスタート!いまはアコギソロでマイペース(≧∇≦)感じたままに綴ります。
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2022年4月の記事一覧

喜多白浩「イムジン河物語」アルファベータブックス

喜多白浩「イムジン河物語」アルファベータブックス


俺は全く知らなかったし、関心も持っていなかったのだが、県民カレッジでの講座で「離別」といったテーマで材料を探していてこの歌にたどり着いた。調べてみると実に多くの背景があって面白かった。

もともとこの歌は1957年に北朝鮮でソプラノ独唱曲として生まれた。名前は「リムジン江」である。しかし、当時は威勢の良い軍隊曲ばかりが奨励される時代であったため、この歌は全く知られることなく葬り去られた。

とこ

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E.プジョール「TARREGA」現代ギター社

E.プジョール「TARREGA」現代ギター社

ギターは「情熱、心を語らせる楽器」だと思う。ギターの故郷はスペインだ。フラメンコを聞いていて「これがギターの声だよな・・」とつくづく感じた。悲しさ・寂しさ・激しさ・優しさ・力強さ・いたわる心、あらゆるが詰まってる。

「タレガはギター史における『アッシジの聖フランチェスコである」。と著者であり、タレガの弟子でもあったプジョールは断言した。19世紀というギターが全く脚光を浴びなかった時代に富みも権力

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田村和紀夫「音楽とは何か」講談社選書メチェ

田村和紀夫「音楽とは何か」講談社選書メチェ

古代の音楽は神がかり的なパフォーマンスであり、呪術としての音楽は音楽と詩と舞踊であった。

例えばストーンヘンジは古代社会に権力を現前させるための建造物だったのであり、その延長線上に古代ギリシャの音楽がある。

ピタゴラスの調和説は古代メソポタミアの音楽観の継承なのであり、ハーモニーの語源、ハルモニアは古代ギリシアの女神で破壊の神と愛と美の神の子である。

現代に視点を移すとビートルズは機械化した

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ウィリー・ヲゥーパー「ボサノヴァの真実」

ウィリー・ヲゥーパー「ボサノヴァの真実」

「イパネマの娘」「ワンノートサンバ」数少ない俺のボサノヴァレパートリー^^!練習時間を捻出するのが難しくて新しい曲に挑戦していなかったが、最近、名画「いそしぎ」のテーマソング「The Shadow of your Smile」に取り組んでいる。何せ、5度進行のボサノヴァコードが快感で、飽きない。不思議な力があるなあ、と思っていたところに、目に飛び込んできたのがこの一冊。ボサノヴァが「新しい粋なウェ

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ジャクリーヌ・デュ・プレ

ジャクリーヌ・デュ・プレ


1987年に42歳という若さでこの世を去った天才チェロリスト。まったく知らなかったのだが、担当している韓国語講座に数学の達人がいて、いつもいろんなことを教えていただくのだが、その方から教えていただいた。

「エルガーのチェロ協奏曲を聞いたら涙がでます」とおっしゃっていたので、動画で見てみたが、正直「圧倒された!」というのが正直なところだった。

「ダヴィドフ(ストラディバリウス)」という名器の能

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直接体感した凄腕ギタリスト     俺流ランキング

直接体感した凄腕ギタリスト     俺流ランキング

今まで直接体感したギタリストをちょっとランキングしてみたい。よく考えたらここんとこあんまりみていないなあ・・。

<直接見たギタリストベスト10>
1位 沖仁       間違いなく神!3回見て圧倒された!
2位 CHAR      かっこよさにしびれた!高校3年で直接対面!
3位 野呂一生     テクニックの完璧さ抜群! 大学1年ライブ3回見た
4位 押尾コータロー  アコギの可能性を衝撃的に

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