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ウィリー・ヲゥーパー「ボサノヴァの真実」

「イパネマの娘」「ワンノートサンバ」数少ない俺のボサノヴァレパートリー^^!練習時間を捻出するのが難しくて新しい曲に挑戦していなかったが、最近、名画「いそしぎ」のテーマソング「The Shadow of your Smile」に取り組んでいる。何せ、5度進行のボサノヴァコードが快感で、飽きない。不思議な力があるなあ、と思っていたところに、目に飛び込んできたのがこの一冊。ボサノヴァが「新しい粋なウェイブ」といった意味だということも初めて知った。ブラジルで生まれたのも60年代、俺の年齢と同じくらいの歴史だ。ジョアン・ジルベルトという稀有なギタリストがその道を開き、その後、POPSやROCKにファンを奪われるも、日本での根強い人気なども影響してその存在感を維持し続けたボサノヴァ。よく聞く「サウダージ」の意味が「郷愁、無くしたものを想う気持ち」といった意味であることを知り、興味が更に深まった。ボサノヴァが本来サンバから生まれ、黒人たちがその担い手であったこと知り、フラメンコにインド人移民の影響があったように、異文化が如何に音楽に大きな影響を与えるかを改めて確信した。最後に日本でも有名な日系ブラジル人の小野リサ(ボサノヴァミュージシャン)がサンバとボサノヴァの違いを「リズムが速いのがサンバ、遅いのがボサノヴァ」といっていたのが印象的だった。

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