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夫の帰宅時間が近づいてくると具合が悪くなっていく〜皮膚むしり症の加速と毒親育ちの弊害〜


夫は帰宅前に必ず次の日の出勤時刻をタイムツリーという共有カレンダーのアプリに記入する。そしてその記入した通知が私にも伝わるようになっている。

実際の通知の画面

この通知音が鳴り、私のスマホの画面に現れる瞬間は毎回ギョッとする。もうすぐで夫が帰宅する合図であるのだ。

実家にいた時も母親や父親が仕事から帰ってきた時の車の音、玄関を開ける音、廊下を歩く音、ドアを開ける音、一つ一つの動作にビクビクしながら常に親の顔色をうかがって過ごしていたことを思い出す。

夫が帰ってきたら暴力を振るわれる訳でも怒鳴られる訳でもない。
しかし夫が仕事から帰ってきて荷物を投げる動作や放つクソデカため息に心がズキっとするのは事実である。

夫が帰ってくると分かるとたちまち具合が悪くなる。

さっきまで見ていたアニメやyoutubeの画面を閉じて何となく家事をしている風を装ったり、夫が帰ってくる前にお茶を入れたりして帰宅を待機する。
お茶を入れるのは夫に喜んで貰いたいからではなく、夫からの不機嫌ハラスメントで責められたくないからやっている行為である。この行為は一種の防衛だと思う。

気づけばまた頭皮の皮をペリペリとめくってしまっている。ストレスが溜まると皮膚むしり症が再発する。最近は夫との言い合いの喧嘩の頻度が格段に増えていることもあり頭にハゲが3、4箇所ほど出来てしまっている。以前それを美容師に深刻そうに指摘され、自分のストレスはかなりの値に達しているのではないかと気づいた。
それでも頭の皮膚を剥がすことはなかなか辞められない。頭に手を伸ばして皮膚をめくっている間は無心で必死になれる。必死すぎて手をずっとあげていると疲れるのでやめたら良いのに、反対の手をまた頭に伸ばして右手と左手を交互に使って頭の皮膚をめくっている。実に滑稽な光景だ。

今もキーボードを打ちながら片手で頭の皮膚をむしっている。むしらずにはいられないのだ。皮膚をむしると同時に髪の毛も切れてしまうため、私の頭は凄まじいアホ毛である。アホ毛スティックをサッと塗るくらいではおさまってはくれず、最近はケープで頭皮のアホ毛を無理やり固めるほどである。

皮膚むしりは遡ると小学生くらいからやっていたと思う。
しかしこんなに髪が切れて頭皮が薄くなるまでやっていたことは今までなかった。

3年勤めた仕事もカスハラや自己愛の同僚にいじめられて辞め、ストレスが減ると思ったらそんなこともなく、体調が優れない日が益々増えている。本当のストレスは実は夫なのでは・・・と思いはじめた。
しかし統合失調症で体調も基本優れないし、仕事は不採用続きだし・・・
よく「実家に帰らせていただきます。」なんて聞くけど、まず帰れる実家じゃないし(帰りたくもない)そんなことしたら夫がどんな顔をするか・・・と怯えてしまって逆に出来っこない。

このように親の顔を伺って育つと夫の顔も伺って身動きが取れなくなるんだなと思うのです。

喧嘩をすると瞬間風速で別居したい!離婚したい!と強く懇願するのですが、時間がたつと客観的に考えて今の私1人で生きていくの不利だよね・・・と思い留まります。
夫の愚痴不平不満を言うと別居や離婚をチラつかされることがありますが、今のところはなるべく一緒に生きていくことを選択したいです。
私が石油王になったら話は別ですが・・・

自分から行動を起こして別居なり離婚なりを選択してまた新たな幸せを掴みに行こうとできる人を尊敬します。

毒親育ち、アダルトチルドレンだからなのか、辛いことが当たり前の環境に長い間身を置いていると幸せを感じることが何故だか怖いのです。なので夫のモラハラも当たり前に受け入れてしまうのかもしれません。

今以上に幸せになれる自信もないので、今ある必要最低限度の幸せを保ち続けられたらいいなと思います。


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