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綿来乙伽|脚本と小説
2023年12月20日 20:26
本を一冊読み終えた。『生命式』という短編集だ。今回は全作まとめた感想を書こうと思う。この作品には、世界の変化についていく人間と、それに疑問を持つ人間の二つが存在した。現代を生きる人間が、以前までは有り得なかった生活をしている。でもその変化を作っているのも人間で、誰しもが良い方向に変わりたくて動いている。出来るだけ楽しく、明るく、安心して生きられる世の中を常に望んで生きている。だが、未来は
2023年11月29日 18:11
前回の投稿はこちら↓本を一冊読み終えた。『少女は卒業しない』という短編集だ。今回は二作目、「屋上は青」の感想文を書こうと思う。「メイク崩したくないなあ」そう思った。私の母は、自分が異端であることや人と変わっていることを自負している人間だ。誰の目も気にせず、好きなことややりたいこと、大切な人の為に必死に動くことが出来ている。だから、私がどんな選択をしようと、どんな物が好きだろうと、
2023年10月30日 17:23
本を一冊読み切った。『変な家』という作品だ。私は本を選ぶ時、何の知識も無くパッケージや帯や本屋さんが工夫を凝らして描くPOPに釣られて手に取ってしまう。あまり本を読まないことと常に何も考えていないことがバレてしまう。だから作者の雨穴さんや、彼の本業や、どんな経緯でこの本を書かれたかなどは何も知らないし、むしろこんな無知な人間すらも面白いと思わせてくれる本だったということに驚きを隠せない。