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今日くらり|脚本と小説
2024年2月21日 17:49
翔太「あー、また落ちた」卓也「資格の勉強、するんじゃなかったのかよ」卓也、キッチンから麦茶を持ってくる。一人暮らしの卓也の家。翔太は卓也のテレビゲームを借りて集中している。翔太「今人生を学んでんの」卓也「人生?」翔太、リスタートを押す。ゲームが始まり、主人公がスタート位置に来た弾丸を避ける。卓也「あっぶねえ」翔太「これはさっき引っかかり終わったから大丈夫」主人
2024年2月19日 21:35
翔太「あれ」早紀「あ」今学生に大人気のスイーツ「カラフルもなか」。開店前にも関わらず、お店には大行列が出来ている。学生はもちろん、主婦、家族連れ、観光客まで様々で、土曜日の今日は、最後尾パネルが無ければ何に並んでいるのかすらも忘れてしまいそうだった。翔太、早紀の後ろに並ぶ。早紀「並ぶんだ」翔太「これ何の列?」早紀「知らないで並んだの」早紀・翔太の後ろにはどんどん行列が出来
2024年2月7日 11:16
※会話「」メッセージ『』チャイムが鳴る。生徒は机をくっつけて弁当を開ける。翔太、机に伏せて寝ている。卓也、翔太の机に自分の机をくっつけて、弁当を用意する。卓也「なあ」翔太「何」卓也「なあって」翔太「何だよ」卓也「なあって言ってんだろ?」翔太「何だよって言ってんだろー」翔太は顔を上げる。卓也「起きて?」翔太「食い終わったから寝てる」卓也「俺が今食べ始めたから
2024年2月6日 12:25
早紀「飲み過ぎました」萌子「それ飲んでる途中で思うものなんだ」早紀「今週キツかったからさあ、全て酒で流してやろうと思って」萌子「こっわ心配になるわ」早紀「すいませーん」早紀は店員にソフトドリンクを頼む。水曜日の夜。週の折り返しなのに何故か混んでいる大衆居酒屋の真ん中の席。腹ごしらえを終えて逸品物をちまちま食べながら頬杖をつく早紀と、1人分だけ残った唐揚げを食らう萌子。早紀「何
2024年2月2日 16:26
早紀「スープ飲む派?」萌子「うん。飲まない派?」早紀「ううん、飲む派」2人が訪れたラーメン屋は女性客が多かった。ピンクとベージュを基調とした店内はテーブル席が多く、中にはソファ席もありカフェのようだった。2人は真ん中で、木で出来た椅子に座っている。2人がラーメンに向き合う度にキコキコ音が鳴った。早紀「スープ飲み過ぎたら寿命縮むって言うじゃん」萌子「うん。塩分の摂り過ぎね」早紀「でも