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『だから僕たちは、組織を変えていける』が「ビジネス書グランプリ2023」部門賞1位に!「これから必要なのは『人』の力と共創によるイノベーション。マネジメントの意味が変わるきっかけになってほしい」【編集者の受賞メッセージ】

クロスメディア・パブリッシングの出版書籍『だから僕たちは、組織を変えていける』が、「読者が選ぶビジネス書グランプリ2023」(以下「ビジネス書グランプリ」)のマネジメント部門で第1位、全体(計118冊のノミネート作品の中)でも第3位に選ばれました。

本書は、自分を変え、半径5メートルを変えることが、やがてチーム、組織を変えていくことにつながっていくと説きます。発売から1年あまり経った今では、チームづくりの「バイブル」として、多くのビジネスパーソンから反響を呼んでいます。

自分もチームも必ず、変えていける。強くなっていける。1人ひとりが自分らしく力を発揮していける。そんな希望と確信をもらえる一冊です。

今年度のビジネス書グランプリのマネジメント部門は、稲盛和夫『経営12カ条』、永守重信『永守流 経営とお金の原則』、安藤広大『数値化の鬼』、松岡保昌『こうして社員は、やる気を失っていく』など、著名経営者の書籍やベストセラーなどがひしめく激戦区。その中で、『だから僕たちは、組織を変えていける』は第1位を受賞することができました。

(授賞式でコメントする編集担当)

「読者が選ぶビジネス書グランプリ2023」は、該当年度に発売されたビジネス書の中から読者(=ビジネスパーソン)が投票を行い、総合グランプリと各部門賞を決定するもので、今回が第8回となります。各書籍は、イノベーション、マネジメント、政治・経済、自己啓発、リベラルアーツ、ビジネス実務の6部門のいずれか1部門に分類されます。今回の投票者数と投票総数はいずれも過去最高を記録。ビジネス書への関心の高まりが感じられる結果となりました(今回の受賞作品はこちら:https://business-book.jp/result)。

『だから僕たちは、組織を変えていける』の受賞背景にあるもの

社会や経済の不安定な状況が続き、働く人々の価値観や働き方が大きく、急激に変化しています。それなのに、多くの企業では、その変化に追いついていないのが現実。そうした中で、多くの人がフラストレーションを抱えながら働いています。

その現状に対して、「たった一人から組織を変えていく具体的な方法」を解説した本書は、多くの読者の支持を得て、2022年末には累計10万部を突破。読者や書店などの関係者からも『だかぼく』の愛称で呼ばれ、親しまれるようになったことが、今回の受賞にもつながりました。

日本の多くの企業では、「数字」や「成果」を追い求めるばかりで、関係性がギスギスして、思考が停止し、行動が消極的になるという「失敗循環」に陥っています。ただ、息苦しい組織に疲弊していく上司や同僚、部下たちを見て、「このままではいけない」「変わらないといけない」という思いを抱く前向きな人たちも数多くいます。

本書については、発売以来、そうした読者から、

「自分の力では何もできないと葛藤する私に勇気をくれました」(20代女性・IT企業社員)
「これは新たな価値を生み出す、サステナブルな組織の理想像だ」(40代男性・メーカー社員)
「今までの人生で、読み返した回数がいちばん多い本です」(30代女性・ベンチャー企業役員)

など、一般社員から現場のマネジャー、経営者層に至るまで、さまざまな反響が寄せられています。

政府も今、人材を「資本」ととらえ、その価値を引き出す「人的資本経営」を積極的に推進しています。本書の発売以降、「人的資本経営」の考えを組織に取り入れ、実践しようと、著者の斉藤徹氏のもとには、NTTグループ、キリンビール、JTBなど大手企業や自治体などからの講演依頼が200件以上も届いています。本書の内容・メソッドへの支持を少しずつ広げていき、発売から1年を経ても注目度が落ちない中で、今回の受賞となりました。

編集者より:「本書の受賞が従来の『マネジメント』の意味が変わるきっかけになってほしい」

『だから僕たちは、組織を変えていける』が生まれるきっかけになったのは、編集担当の石井が以前に経験した組織への違和感・不満だったといいます。

組織への違和感を希望へと変えていける一冊にしたいという編集者の想い。当社としても本書がマネジメントの「希望の書」として日本中のビジネスパーソンの勇気の一歩になればと思っています。

<編集者・石井一穂の受賞メッセージ>

「このたび、編集を手がけた『だから僕たちは、組織を変えていける』が、「読者が選ぶビジネス書グランプリ2023」のマネジメント部門第1位を受賞しました。総合でも第3位となり、たいへん感激しています。投票してくださった皆様、本書を読み、広めてくださった皆様、そして本書に関わってくれたすべての人にお礼申し上げます。

そして、読者の方々が選んでくれたというのが、嬉しいです。

この本は言ってしまえば、これまでのマネジメントの否定です。上からの指示を現場に下ろし、数字で管理して、必達を叫ぶ。でも、そんな環境で長く働きたいと思える人は、少ないでしょう。

これからの時代に必要なのは、「人」の力を発揮した、共創によるイノベーションです。

国も、人材を「資本」と捉えて投資の対象とし、その価値を高めることによって企業価値を高めていく「人的資本経営」を推進しています。 チームのコミュニケーションを創出して、意識づけによってモチベーションを高めていく。

本書の受賞を機に「マネジメント」の意味がそんなふうに変わってくれたらと、願っています。


『だから僕たちは、組織を変えていける』書籍詳細:

メソッドを完全凝縮!「自分ごと」として落とし込むための28のワークを収録『だから僕たちは、組織を変えていける ワークブック』:



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