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世界の元凶

ロシアとウクライナの戦争。

原作“Ser Du Månen, Daniel(ある人質 生還までの398日)”というデンマーク映画にあるISに理不尽に捕虜とされ多額の身代金を要求され、最終的には帰還できた元体操選手でカメラマンのダニエルの実話・・

Ser Du Månen, Daniel

このふたつは一見関係しない。
でも僕はこう思う・・そもそもこれらを作り出したのはどこのどいつだ?と。
犠牲になるのはいつも名もなき数多くの民間人です。
その犠牲は一言で正当化され、当事者たちはどこ吹く風と言わんばかりにその行為を継続する。ダニエル・リューはもっと酷い。デンマーク国民のことに対して政府としてテロと交渉しないという政府ルールのもと一切の協力をしないという立ち位置を最後まで貫いた。しかし、デンマークはEU加盟国である。EUはテロを生み出したグループのひとつであるとも言えると思うが、そこがテロとは交渉しないとは自ら火種を作っておいて、いざそういう事態に国民が置かれても何も協力できないとはどういう了見なのだろうかと言いたくなる。
世界はこの部分だけで成り立っていて、実は我々民間人はほぼ全員被害者だと言っても良いと思えたりするのだ。
極東裁判での石原莞爾の言葉が重く響く・・(詳細は先般の石原莞爾の記事で拾って頂ければと思います)

世界は何をやってるのだろうか。
こういう馬鹿げた、愚かな行為はいつまで続けるのか。(いや人類が居る限り永続するのだろうが・・)
人がもう少し頭が良いというのであれば、こういうことの先に何が起こるか、今やっていることがいずれこういうことにつながるという想像力すらない時点で知的生命体とは言い難いと個人的には思う・・

デンマーク映画“ある人質 生還までの398日”は実話をもとに作られていますが、非常に厚みのある見応え十分な映画です。是非、ご覧になると良いと思います。

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