アパレル業の日英翻訳作業

みなさん、今日も1日、お疲れ様でした!
今回は会社員として投稿します。

生産過程の服飾業の中に、生産管理という職があります。一般的にはブランド会社内の進捗管理をする立場の人のことを指します。

しかし実際に生産管理と呼ばれる人は、ブランド会社内だけではなく、商社さんの中にもいますし、生産工場それぞれにも担当者が存在します。
私自身数社分のケースしか実際に見ていませんが、実際に働いてみて会社や組織によって仕事内容が全く違うんだなあ、と日々感じてます。担当業務自体も、デザイナーさんの裁量や工場のシステム、貿易機関の有無によって全く違うので、その多様さに面白さを感じています。

さて題名にある通り、私の今の業務の中では、日英翻訳作業があります。
ありますというか、基本業務として大半を占めます。
もしかしたら珍しいかもしれませんが、中国と日本の間で日英訳をしております。
(ちなみに中国側は基本英語対応が可能なんです、別チームには日本語対応もできる方が何人も。ほんとすごい!!)

資金が足りればオーストラリアの服飾学校を目指していた(=英語で服作りを学びたいと思っていた)私にとって、翻訳業務は自分の能力を活かせる楽しい業務の一つですし日々勉強になります。

日英訳では、服飾業での日本語は、シャリ感とか、ハリコシとか、色の微妙な差異とか、直訳できないオノマトペ的な表現が多数あります。頻出表現は定型として設定していることが多いのですが、新しい言い方だと拾い画などを添えてニュアンスを伝えています。
また同じ意味でもカタカナ表記や昔からの和語など表記が違ったりするのも困るらしく、よく質問されます。
あと個人的には言葉足らずなことが多い・・(=日本語で読んでも理由や事象がわからない・・・)のでこれまでの経緯や意図を汲んで補足するか直接内容を伺います。

英日訳では、生地の検査結果や指示を遂行できない理由説明など科学的な内容まで含まれる報告もあり、専門用語の含まれた難しい解説を、国内のブランドさんに向けて簡潔に訳します。
訳す日本語も仕様やパターン、上がり寸に関する用語や、いさり方や縫い代処理、芯地・力布などブランドさんに伝わりやすい言葉を使用するので、実際に服作りを経験していないと理解が難しい点が多くあります。

お互いの疑問点や伝えたいことがわかる立場として、専門性の高い業務だなあといつも思います。

業務自体はメールでの説明だと長文になることが多く、少しの内容だけでも、伝えるのも読み取るのも慣れていないとすごく時間がかかります。
個人的にメールでの説明で気を使うのは、表、裏、前側、後ろ側、後ろ見頃、前見頃などの説明、正しく伝えないと裁断方向の間違いやパーツ間違いになってしまうので。。。怖い怖い

怖いと同時に、楽しすぎる。

本当に縫い作業と同じく、これだけしてたい。。と思うくらい好きなのです

ぜひお困りの方がいましたら、訳させてください。!



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