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【職種別】海外フリーランサーの時給2020

自分の時給って正確に計算したことありますか?

マイナビアンケートによると、日本全国の社会人の平均時給は1,486円とあります。2018年に最低賃金が値上げされていることを考慮すると約1,500円程度と捉えると良いでしょう。(参考

日本全国にすると都市部や大企業で働いている人はもう少し高めかもしれませんが(2018年の四季報ベースでは、1位の三菱商事は時給7,139円)、まあほとんどはこの1,500円前後であると想定したとき、多い印象ですか?少ない印象ですか?

【全体平均】海外のフリーランサー&コンサル時給

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業界、場所、スキルレベルなどを考慮しないと、フリーランサーは平均時給19ドル

業界別の時給

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士業は強い。法務分野で1時間あたり28ドル。一番下のカスタマーサポート分野だと時給11ドル。やはり業界にだいぶ差が出ますね。

業界別の時給(詳細)

■法務分野:28ドル
不正分析(フラウドアナライザー):27ドル
契約担当:28ドル
パラリーガル:28ドル
法律相談:29ドル
税理士:30ドル
IT&プログラミング:21ドル
ITサポート:18ドル
QA:18ドル
Webプログラマー:21ドル
データベースプログラマー:21ドル
モバイルプログラマー:22ドル
開発:23ドル
ゲームプログラマー:24ドル
製造およびエンジニアリング:21ドル
テレコミュニケーション:21ドル
プロダクトデザイナー:22ドル
ハードウェアエンジニア:23ドル
マルチメディアとデザイン:20ドル
グラフィックデザイナー:17ドル
イラストレーター:$ 19
Webデザイナー:21ドル
マルチメディア制作担当(おそらく映像制作等):23ドル
管理と財務:19ドル
会計士:18ドル
HR:18ドル
プロジェクトマネージャー:20ドル
財務分析:21ドル
ビジネスマネージャー:$ 21
マーケティング&セールス:18ドル
ソーシャルメディア:16ドル
CRM:18ドル
営業:18ドル
SEO:19ドル
執筆と翻訳:16ドル
コンテンツ執筆:15ドル
Webコンテンツ制作:16ドル
翻訳:16ドル
販売コンテンツ:16ドル
調査:17ドル
カスタマーおよび管理サポート:11ドル
データ入力:11ドル
バーチャルアシスタント:11ドル
管理サポート:12ドル
カスタマーサービス:12ドル

もっとも「時給が高い」フリーランス10職種

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最も収益性の高い業界は法務分野。上位5つの仕事すべてが法務分野になっている。No1は、税理士(30ドル/時間)

IT分野の「ゲームプログラマー」「開発」や「マルチメディア制作」なども次点として時給が高い。(映像制作などは、修正作業が何度も入ると拘束時間長いので、時給下がる気がするけど)

もっとも「時給が低い」フリーランス11職種

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「データ入力」「バーチャルアシスタント」「管理サポート」「翻訳」「調査」あたりはAIに置き換えられそうな職種ですね。

ライティング、コンテンツ制作、デザイン系は、平均はこれでも、「質」次第で上げられる感じがしますね。

世界の国ごとの平均時給(正社員)

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比較として、正社員の時給。こうして見ると、フリーランスは意外ときちんと稼げていると言えそうです。

リモートワーク・フリーランサーの時給

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「リモート、かつ時間給の高いフリーランス職種」を見てみると、「LSAT Introductor(おそらく弁護士などの士業系の職業)」 が何と時給100ドル!他にも、「バックエンドエンジニア」「テクニカルライター」「経理・財務・会計関連職」「人材派遣(スカウト)」などが入っています。

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タイトルは「派遣労働者の高い時給職種」的なものになっていますが、「単発・プロジェクト単位のリモートフリーランサーの時給」と捉えてもいいかもしれません。

こちらにも「アプリエンジニア」などIT系、「経営コンサル」、「助教授・非常勤講師」などが入っています。

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逆に、「時給の低い、リモートフリーランサー職種」。もはや、「リゾートスタッフ」とか「サンタさん」ってリモートじゃない気が・・・。単純に、「一時雇用で時間給が低い職種」ってことかな。

さらに詳しくはこちら

時給に影響を与える要因

業界ごとに違うものの、いくつかの要因を挙げることができます。

当然ながら、どこの国の仕事か&住んでいる国は、時給を決定する最大の要因の1つ。

ということで、地域別にも見ていきましょう。

世界地域別の時間給

英語が母国語である地域は、時間給に関しては通常有利です。クライアントは、母国語が英語の専門家を雇う可能性が高いため、これらの専門家はより高い時給を受け取ることができます。

「どこの国の仕事が時給が高いか」のデータです。

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例えば「エンジニア」の場合、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランド、カナダの人々は最も高い料金を受け取ることができ、北アフリカはエンジニアにとって最低賃金であることがわかっています。

データ元

次に「どこの国に住んでいるエンジニアが高い時給をもらっているか」のデータ

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先ほどのデータと同様、オーストラリア、アメリカが上位。スイスが新しく登場。

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「グラフィックデザイナー」の場合、スウェーデンが一位に踊り出ます。

スキルレベルと時給の関係

アメリカ、イギリス、カナダにおける、スキルレベルと時給の関係を表したグラフです。

<エンジニア>

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シニアレベルの方が給与が高いのは当然・・・と思いきや、全然そうでもない。使う言語によって、昔のエンジニアは駆逐されてしまうのか・・・?

<デザイナー>

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こちらも、UX/UIに関しては、イギリス、カナダに置いて、シニアの方が低いという不思議。

教育レベルによる給与差

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フリーランスの場合、教育の差はあまり関係がない模様。教育より、そのあとの経験の方が大事なんですね。

データ元

職業別・男女による給与差はあるか

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残念ながら、フリーランスにおいても男女格差は存在。これが性別だけの要因なのか、他にも別の要因が絡んでいるのか(出産によるブランクが時給を下げている、等)はわかりませんが。

ベネズエラ(15ドル)やルーマニア(23ドル)などは、フリーランスの男性と女性が同じ収入を得ている数少ない国。

ボリビア(男性18ドル/女性22ドル)やインドネシア(男性18ドル/女性19ドル)のように女性のフリーランスの方が多くもらっている国もあるようです。

世界経済フォーラムによると、世界中の性別による賃金格差が無くなるのには、217年かかるそうです。

参照元


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