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MMAについて思うこと

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かつての「誇り」は儚く消え「夢」からも覚めました。 三度もあんな気持ちを味わいたくありません。そんな気持ちから思いの丈をまとめています。
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堀口恭司の怪我はダイジョーブ!?

堀口恭司の怪我はダイジョーブ!?



堀口恭司vs朝倉海

国内MMAでは久しぶりに魂が震えるリベンジマッチです。

堀口ファンが一番気にしているのは堀口恭司の膝の具合でしょう。

膝十字靭帯断裂本人曰く「自分は馬鹿だから大丈夫w」との事ですが、アスリート生命を終わらせかねない危険な怪我である事は間違いありません。

ここで一人、堀口選手と同じように「UFC史上最大の判狂わせ」と言われる程のKO負けからリベンジを果たし、その後二度

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しっかり練習しとけよクソガキ!

しっかり練習しとけよクソガキ!

カードが弱いとか散々言われていたRIZIN21ですが、最後は皆大好き朝倉未来がフルボッコKOできちんと締めてくれました。

相手は無名とは言え、闘いぶりを見る限りしっかりした選手ではありましたし、結果として一人で背負う形になった興行をビシッと締めたのは流石だなぁと感心しきりです。

一通りの決まり事が進行してお客さんが帰り出す中、ある人物が一人リングに入って来ました。

朴光哲(ぼくこうてつ)選手

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RIZINの一人立ち

RIZINの一人立ち

行って良かった!!会場を出るときの僕の気持ちです。

良い興行の条件、特に日本のMMAの場合は

・試合そのものが面白い
・次に繋がるストーリーがある

だと思っています。

「レベルの高い選手達を集めて、ランキングと人気をにらめっこしながら総当たり戦をやる」というのは資金力と人材とブランド力、世界規模での認知度があるUFCだけが出来る力業で、その他の団体は例えメジャーと呼ばれていてもハッキリ言っ

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コールドウェルを非難する前に一旦止まって考えよう。

コールドウェルを非難する前に一旦止まって考えよう。



◯堀口恭司vs●ダリオン・コールドウェル

試合内容はタックルで何度も上を取るコールドウェルでしたが攻め手が無く、逆に堀口選手の細かい打撃が攻勢と取られ3-0の判定負け。

ご多分に漏れず
試合後の反応で多かったのが

「何もしないで勝つ気があるのか?」といった類いのもの。

僕も他の試合で思った事がありましたし、派手に動く試合では無かったので気持ちは分からなくはありませんが…

無知の知って

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堀口恭司の戴冠にグッとくる訳

堀口恭司の戴冠にグッとくる訳

2019年6月15日
マジソンスクエアガーデン
バンタム級タイトルマッチ
◯堀口恭司vs●ダリオンコールドウェル
5R 判定3-0
堀口恭司、日本人男子初北米メジャー団体戴冠!

死ぬまで忘れない日付になりました。なぜ偉業なのか?どれ程喜ばしい出来事なのか?

少し歴史を遡る事になります。
先ずはこれまでの北米メジャー団体の日本人男子の主なタイトルマッチです。

2001年2月23日 UFC30

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続・青木真也の仕事

続・青木真也の仕事

いつもより早く目が覚めました。

昨晩の総合格闘技イベントOneChampionship、青木真也(王者)VSクリスチャン・リー(挑戦者)のタイトルマッチのせいでしょう。

結果は2R、クリスチャン・リーのTKO勝ち
過去に何度かあった大一番での敗北とは違い悔しさよりも清々しさが大きいのは、青木真也の作り上げた世界、試合後の態度が素敵すぎるからだと思います。

正直、青木真也の負けた試合でこんな気

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MMAでのバスターは禁止にするべきか否か…

MMAでのバスターは禁止にするべきか否か…

UFC女子ストロー級タイトルマッチ/5分5R
ローズ・ナマユナス vs. ジェシカ・アンドラジ
2ラウンド2分58秒、ジェシカ・アンドラジKO勝ち。女子ストロー級新チャンピオン腕を捉えたナマユナス選手を持ち上げ頭から落とし失神させる…

壮絶な結末となりました。それはPRIDEの頃から凄惨なシーンを沢山見てきた僕でさえ、うわぁ~っと血の気が引く程のものでした。

プロレスの場合は受け身を取ります。

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格闘技はお好きですか?

格闘技はお好きですか?

格闘技を好きな理由は?

皆さんなら何と答えますか?

好きなものに理由なんて無いので、言語化は後付けの理屈に過ぎないのですが、あまりにもバシっと府に落ちる理由が見つかったので語ります。 

シンガポール発の格闘技イベントOneChanpionshipが開催され、その中の1試合です。 

●猿田洋祐VS◯ジョシュア・パシオ
タイトルマッチ
4ラウンド、膝蹴りによるKOで新王者誕生。

内容も素晴ら

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青木真也の仕事

青木真也の仕事

エドゥアルド・フォラヤン(フィリピン/王者)
VS
青木真也(イヴォルブMMA/挑戦者、元王者)1ラウンド2分34秒、肩固めで青木真也勝利。

跳関(トビカン)十段(ジューダン)!

金網に入ったシンヤアオキはこうコールされました。

青木真也の代名詞です。読んで字の如く、相手に跳び付くように組み付いたり関節技を極める奇抜なムーブからつけられた異名で、青木真也がプロの世界で最初に大きな注目を集めた

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MMAの夜明け前

MMAの夜明け前

先のUFCでヒクソングレイシーの次男クロングレイシーが鮮烈な金網デビューを果たしました。アスリート然とした近代MMAの中で、ともすれば枯れた技術で相手を制圧した試合を観て色んな思いが込み上げてきて泣きそうになりました。

※賢者感、達人感が半端ないクロンさんです。

そこで突然ですが…

中井祐樹先生をご存知ですか?

最近格闘技を見始めた方は「解説の人」と言うイメージがあるかも知れません。

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