水津希理(すいづきり)

「小説家になろう」で『引きこもっていたら女勇者が家に来た件』というファンタジー小説を書…

水津希理(すいづきり)

「小説家になろう」で『引きこもっていたら女勇者が家に来た件』というファンタジー小説を書いています。 小説以外に考えたことを書き留めておきたくて、始めました。 どんな記事を書こうか、方向性迷子中。

最近の記事

自分で読み返してみると面白いのに、「スキ」がついていない記事は割とあります。自分が周囲からずれている自覚は、嫌というほどあります。

    • エースリングを探して

      今更カミングアウトするが、私はアセクシャルである。性的関心が他人に向かないということだ。ついでにアロマンティックでもあるらしい。とにかく色恋沙汰には興味がないのだ。だれとだれがつき合った、別れたという話を聞いても、ふーんとしか思わない。一応結婚や出産の報告を受けた場合は、おめでとうぐらいは言うのだが。 偏見かもしれないが、多くの女子は小学校低学年、早ければ幼稚園ぐらいで恋の話をするようになる。少なくとも私の周りはそうだった。「誰が好きなの?」これほど私を困らせる質問はなかっ

      • あえての手書き日記

        「習慣にしていることはなにか」と問われたら、私は迷わず「日記を書くこと」だと答える。 日記を書き始めた理由は、大それたものではない。デザインが気に入って買ったノートが2冊あったが、そんなにメモ魔ではない私はその2冊を持て余していた。そして2021年の正月に商業施設の初売りに行ったとき、日記帳が目について、あのノートに日記を書いてみようと思い立ったのだ。 当時の私は、気が合わないパートナーと別れるべきか悩んでいた。今考えればくだらない悩みだが、そのときは彼と別れたら生活でき

        • 小説を書き終わりました

          ここで散々、私が小説を書いているという話をしてきた。 小説を書き始めたのは2021年からだから、3年がかりで書き上げた計算になる。稚拙なうえに遅筆だが、そこは経験値が少ないので大目に見てほしい。 書いていたのは、『引きこもっていたら女勇者が家に来た件』というライトノベルだ。ざっくりとしたあらすじは、5年間引きこもっていた魔法使いの青年のもとに、ある日突然勇者を名乗る娘が現れて自分のパーティに加わらないかと勧誘されるという話だ。この話はもともとRPGツクールのゲーム用のシナ

        自分で読み返してみると面白いのに、「スキ」がついていない記事は割とあります。自分が周囲からずれている自覚は、嫌というほどあります。

          3年前から書いていたファンタジー小説、『引きこもっていたら女勇者が家に来た件』が、遂に完結しました。 タイトルを検索すると出てくるので、よかったら読んでみてください。

          3年前から書いていたファンタジー小説、『引きこもっていたら女勇者が家に来た件』が、遂に完結しました。 タイトルを検索すると出てくるので、よかったら読んでみてください。

          過去の私へ、読書感想文はこう書け!

          子供のころの私は、国語で出される「ある課題」が非常に苦手だった。タイトルにもある通り、読書感想文である。 そもそも私は、感想を書くという行為が嫌いだった。社会科見学でどこに行こうが、国語でどんな文章を読まされようが、「おもしろかった」以上のことが書けなかった。同級生の女子が自由記述式の感想欄に、細かい文字でびっしりと書き込んでいるのが、不思議でたまらなかった。なにをそんなに書く必要があるのか、それは今でも謎である。 中学生になると趣味で小説を書き始めたが、感想を書くのは相

          過去の私へ、読書感想文はこう書け!

          「いい人」/「悪い人」

          「差別と区別は違う」という言葉がある。だがその線引きはどこにあるのだろうかと、私は思う。金と銀とを区別したら、銀を金より劣ったものとみなしてしまうのが人間なのではないだろうか。しかも、区別と差別をわけることは、区別なのか差別なのかという問題もある。 人間がものごとを認識するには、その対象をほかのものからわけることが必要だ。これは動物、これは植物という風に。ものごとをわけるという行為は人間の認識に必要で、そこには善も悪もない。だが、そこに二分法が入ってくると話はどうなるだろう

          「いい人」/「悪い人」

          ジャネーの法則がバグっているらしい

          今年もあと10日ほどしかない。この時期には皆が口を揃えて、「今年はもう終わりなの⁉」と言う。だが私はあまりこの言葉に共感できない。今年もやっと終わってくれるかと、毎年のように私は思っている。 「今年ももう終わりなの⁉」と驚くのは、主に中高年以上の人々ではないだろうか。彼ら彼女らはしばしば、「子供のころに比べて、時の流れが速く感じる」と言う。この現象にはちゃんと名前がある。「ジャネーの法則」というのがそれだ。年を取るとこれまでの人生に対する1年の割合が減ることが、原因となって

          ジャネーの法則がバグっているらしい

          「セロリ」

           この前ラジオを聞いていたら、山崎まさよしの「セロリ」が流れてきた。すれ違っても恋人のことが好きだと歌った名曲だ。  だが私はこの曲のある部分に引っ掛かりを感じている。「ましてや男と女だから」という部分だ。考えや好みが違うのは性別が違うからなのか? 個人差ではないのか? とどうしても考えてしまうのだ。歌詞をご存じない方のために、歌詞検索サイトのURLを以下に貼っておく。 歌ネット セロリ  私がこんなことを考えてしまうのには、理由がある。私は思春期に、女子グループから村

          SNSに助けられた話

          先月末、私はちょっとした悩みを抱えていた。「チケット・トゥ・ライド:ヨーロッパ」というボードゲームを手に入れたのだが、そのゲームに合うカードスリーブが入手困難になっていたのだ。町のホビーショップやボードゲームを扱っている量販店にもなく、ネット通販でも品切れで中古品に高値がつけられていた。 「カードスリーブ」という代物がなにを指すのか、わからない人のために解説する。カードスリーブとは、ゲーム用のカードを保護するための薄いプラスチックのケースである。ひと口にゲーム用カードと言っ

          本当はもっと高尚なことやタメになることを書きたいけど、私の趣味は高尚や実用と程遠いところにあるので、仕方ないですね。

          本当はもっと高尚なことやタメになることを書きたいけど、私の趣味は高尚や実用と程遠いところにあるので、仕方ないですね。

          またボドゲの力を借りてみる

          「ガムトーク」という代物を手に入れた。これはカテゴリーとしてはボードゲームだが、勝ち負けの概念がない。箱から任意のカードを引き、箱の一番上のカードに書かれた番号のお題について話すという、話題のタネとでも呼ぶべき商品だ。話を聞いた側は、話がどんな内容であれ「ええ話や」と思ってあげるというのが、ガムトークのルールだ。 今回はこれを使って記事を書いてみようと思う。それっ! 「5」だから「小さな頃に読んだ本の話」か。ちょっと記憶を探ってみる。「小さな頃に読んだ本」だから絵本でも構

          またボドゲの力を借りてみる

          パブロフの500円玉

          私は目下、転職活動中である。 今回転職をするにあたって、ひとつのルールを自分に課した。 「一件不採用になったら500円玉をひとつ貯金箱に入れ、そのお金で遊びに行く」という決まりである。 これには元ネタがあって、SNSで見た「不採用通知が来るたびに、コスメを買う女性の話」がそれだ。 この年になったらまず書類ではじかれる、チャリン。経験が足りないから多分無理だ、チャリン。面接に呼ばれたけど多分歓迎されていない、チャリン。そんなことを数回繰り返していると、私は500円玉を見るた

          ボドゲの力を借りて自己紹介

          これまでつらつらと記事を書いてきた私だが、通過儀礼的な記事を書いていない。自己紹介である。 私は自己紹介が苦手だ。なにを言っていいかわからないからである。「気楽に考えればいい」という人がいるかもしれないが、そうすると私は延々とマニアックな話題について語って、相手をドン引きさせるような人間なのである。 そんな私にぴったりなツールを見つけた。別に案件とかではない。ボードゲームカフェで遊んでみて、面白かったから買った。ただそれだけだ。 「佐藤です。好きなおにぎりの具は梅です。」

          ボドゲの力を借りて自己紹介

          大人になってからだと、より楽しい

          早速だが、私は休日に動物園や科学館に行くのが好きだ。「そんなの、子供向けじゃないの?」と突っ込みが入りそうだが、こういった場所は、大人になってから行くとより楽しいのだ。 より楽しい理由 その1 子供のころに動物園や科学館に行った経験のある人は多いだろうが、そのときになにを見たか覚えているだろうか。私は覚えていない。ところが大人になってからこうした施設に行くと、知識が増えている分より楽しめるのだ。 例えば動物園や水族館で大人気のカピバラ。この動物がなんの仲間なのか、皆さんは

          大人になってからだと、より楽しい

          なんで私、小説を書いているんだっけ?

          プロフィールにも書いているが、私は一応「小説家になろう」にファンタジーを投稿している。初めて小説を書いたのは中学生のときだったと思うが、もう内容は覚えていない。その後も書いてはやめを繰り返し、5年ほど前に長編を書き上げたもののお粗末な内容で、とても公開できるような代物ではなかった。じゃあ今書いている作品は公開に耐えうるのかと突っ込みが入りそうだが、それについてはノーコメントだ。 今の作品を書き始めたのは、およそ2年前の秋。もともとはRPGツクールでゲームを制作するべくシナリ

          なんで私、小説を書いているんだっけ?