ジャネーの法則がバグっているらしい

今年もあと10日ほどしかない。この時期には皆が口を揃えて、「今年はもう終わりなの⁉」と言う。だが私はあまりこの言葉に共感できない。今年もやっと終わってくれるかと、毎年のように私は思っている。

「今年ももう終わりなの⁉」と驚くのは、主に中高年以上の人々ではないだろうか。彼ら彼女らはしばしば、「子供のころに比べて、時の流れが速く感じる」と言う。この現象にはちゃんと名前がある。「ジャネーの法則」というのがそれだ。年を取るとこれまでの人生に対する1年の割合が減ることが、原因となっている。
ジャネーの法則 Wikipedia

ただ私はもう中年なのに、こう感じた経験がない。今年は転職したと思ったらまた離職して、その間に資格を取って就職活動をしたら惨敗で、また新たに資格を取ると決意してと、なかなか忙しい1年を送ってきたせいもあるだろう。なぜか私は毎年こうだ。昨年はパートナーと別れて引っ越しをしたし、その前の年も長い無職期間を打破するためにリハビリとして短時間の勤務を始めた。記憶と当時の日記をたどれば、まだいろいろあるかもしれない。

時の流れが速いと私があまり感じない理由のひとつに、好奇心のままに新しいことを次々経験しているからというのがあるかもしれない。感染症流行下では動物園のSNSをフォローしまくってこれまで知らなかった動物について詳しくなったし、去年はパートナーと別れたつらさを忘れるためにアクリルたわし作りを始めた。今年は今年で、行ったことのなかったボードゲームカフェを次々と開拓しているという有様である。

というわけで時の流れが速いと感じている皆さん、なにか来年は新しい趣味に挑戦してみませんかと、私は提案したい。3日坊主でも途中で飽きても、全然かまわないと私は思う。挑戦したという事実が重要なのだから。ちなみにお金がかからない趣味のツートップは、鉛筆デッサンと100均を活用した手芸だというのが私の意見だ。もちろん、家族や友達と2000円ぐらいのボードゲームをするのもおすすめです。


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