電通デジタルからコミューンへ。なぜ広告代理店からスタートアップのCSに？
こんにちは！コミューン編集部です。今回は、もうすぐ入社して1年が経つ、カスタマーサクセスの石垣さんにお話を聞きました。
石垣 杏菜
新卒で電通デジタルに入社。DX領域のコンサルタントとして事業開発のPMや大企業横断コミュニティの運営等に従事した後、2022年春にコミューンに入社。主にBtoC企業のカスタマーサクセスを担当。宮城県仙台市出身。
広告代理店からスタートアップへ
ーーこれまでのキャリアを教えてください。
もともとネットやパソコンに興味があったことと、将来のためにデジタルに関するスキルを身につけておきたいと思ったこと、そして1つの商品・サービスではなく様々な商品に携わる仕事のほうが飽きずに仕事を続けられそうだという思いから、新卒で電通デジタルに入社しました。
電通デジタルでは幅広い経験を積ませていただき、充実した時間を過ごしていましたが、20代後半に差し掛かった頃から、コンサルタントとして幅広い事業に関わるという仕事の仕方ではなく、キャリアに“1つのピン”を立てたいと思うようになり、他の会社でのキャリアを考えるようになりました。
ーーコミューンとの出会いを教えてください。
転職サイトでスカウトをいただいたことがきっかけです。
もともと次のキャリアでは「生活者の体験をよくする仕事」をしたいと思っていたので、BtoCの会社を中心に見ていました。コミューンのようなBtoB、SaaS系の企業は全く考えていなかったんです。
ですが、とても丁寧に私の職歴を読んでくださっていることが伝わるようなスカウト内容だったので、つい読んでしまいました（笑）なんだか難しそうな仕事内容に興味を持ち、まずはカジュアル面談をしてみることにしました。
ーーコミューンへの入社を決めた理由を教えてください。
「企業とユーザーが融け合う社会を実現する。」というビジョンへの共感と「ここならキャリアのハイライトをつくれそう」という確信です。
ビジョンへの共感：企業とユーザーが融け合う社会を実現する。
売り物（プロダクト）以上にそれを通じてコミューンが見据えている世界、向いている方向に共感しました。
commmuneというプロダクトを当たり前のようにすべての企業が使うようになると、「LTV（顧客生涯価値）」をすべての企業が最重要指標として経営をする世界になります。それは、真にお客様のことを考え行動している会社が評価され、生き残るという世界です。コミュニティという手段で企業とユーザーの垣根を無くすことによって、そんな世の中をつくっていくんだというビジョンに共感しました。
ここならキャリアのハイライトをつくれそう
他にも複数の企業の話を聞きに行き、あらゆるキャリアの選択肢を考えましたが、”ここならやっていける”と思えました。理由は3つあります。
1つめは「これまでに出会ったことがないようなタイプの優秀な人達と仕事ができる環境」です。SaaSのことはまったくわかりませんでしたが、選考過程でコミューンの方々と話をすることで、それぞれ個性は違いますが一人ひとりがとても優秀だと感じました。
2つめは、カルチャーフィットです。コミューンには、コトに向かうことができる環境があります。大きな会社では社内政治や根回しのような動きが求められる部分がどうしてもあると思うのですが、私はそういう環境が苦手でした。コミューンではそのような行動は明確に非推奨であり、本質的にコトに向かうことができます。
3つめは、これまでのスキルを活かしながらより難しいことにチャレンジできるカスタマーサクセスという役割です。前職で培ったプロジェクトマネジメントの経験やマーケティングの知識はどれも無駄にならず、むしろ新しい領域で存分に使うことができています。面接の過程で「コミューンのカスタマーサクセスは総合格闘技」と言われ、「本当かな？」と思っていたのですが、思った以上に総合格闘技でした（笑）
ーー大企業からスタートアップへの転職ということに、不安はありませんでしたか？
もちろんありました。特に「一緒に働く人」と「待遇」についてです。
大きな会社に集まる人とスタートアップに集まる人では、タイプも優秀の定義も違うと思っていたので、自分が合うかどうか、一緒にやっていけるのかどうかは不安でした。しかし、実際に入ってみると、前述の通りのコトに向かうカルチャーが醸成されていて忖度がなく、開放的な人ばかりで全く不要な不安でした。
待遇面は、入社前にコミューンのランク表や評価制度の説明を受けていたので、その時点でほとんど不安は無くなりました。実際には入社時の給与は前職よりも少し下げて入社をしたのですが、その後昇給し、現在は当時の給与と前職にそのまま留まっていたら頂けていたであろう給与よりも恐らく高いです。
また、何よりも働きやすさが抜群です。日々やることは山積みですし仕事内容は難しく悩むこともありますが、自分自身で働く時間や場所をコントロールできるので、のびのびとヘルシーに働けているという実感があります。
ーーコミューンでの現在の仕事内容を教えてください。
カスタマーサクセスとして、営業が受注したお客様のサクセスに向けた支援をしています。コミューンのカスタマーサクセスは、ツールの使い方をレクチャーするという仕事ではなく、コミュニティの戦略立案から実行・その後の成功までを伴走支援します。わたしは前職の経験も踏まえてBtoC企業のお客様を多く担当しています。
ーーコミューンには「How Commmune Works」という行動指針がありますが「How Commmune Works」の中にある20の行動指針のなかで、日々仕事をする中で特に意識していることはありますか？
「コトにフォーカスする」です。
「◯◯が言ったから」という理由で動いたり、惰性での作業が発生する環境は私には合わないので、コトに向き合える環境がとても気に入っています。
また、上司に対して異なる意見があるときは率直に伝えますし、それを必ず受け止めてくれる環境があります。そんな、上司とも同僚とも他のチームのメンバーとも、意見やフィードバックをお互いにできる環境がとても好きです。
ーー個人のキャリアとして、これからやりたいこと・挑戦したいことがあれば教えて下さい。
「私といえば◯◯」と言えるようになることです。
前職でも概念としてのカスタマーサクセスには携わってきたので、もう少しそこを極めつつ、コミューンのカスタマーサクセスチーム全体の上流戦略のような部分に踏み込んでいけたら面白そうだなと思っています。
ーー最後に、どんな方がコミューンに向いていると思いますか？
キャリアに悩んでいる広告代理店の方におすすめです。
総合代理店で働いている人にとっては、SaaS事業を展開しているスタートアップへの入社というのは打ち手の幅が狭まるように見えると思います。正直私もそう思っていましたが、コミューンは良い意味で裏切られました。
おすすめする理由の1つは、コミューンが展開している事業は新しい領域だということです。
特にBtoCのお客様にとって、commmuneを利用してコミュニティに取り組むということは「新規事業」または「次のマーケティングの柱」という扱いになることが多いです。ゆえに、様々な部署の方とお付き合いすることになります。だからこそ、前職で培ったプロジェクトマネジメントの経験、マーケティングやUX、CXの知識はどれも無駄にならず、むしろ新しい領域で存分にその知識を使い倒すことができています。
これから30年以上仕事をするかもしれないと考えると、20代後半でスタートアップでのキャリアを挟んでみるということに全くためらう必要はなかったなとも思っています。
もう１つの理由は、「キャリアを実現するビークル（乗り物）」という考え方がコミューンにはあることです。
コミューンは創業5年の若い会社ですが、社員一人ひとりのビジネスパーソンとしての成長も考えてくれます。周辺領域へのチャレンジや異動の可能性も常に持たせてくれますし、一方で今の期待値に対しての不足は適切にフィードバックしてもらえます。入社前に思っていた以上に成長のチャンスがあり、ビジネスパーソンとしてもう一段階視座を上げることができたと思っています。こんなに難しくて面白い環境は無いです。
少しでもキャリアに悩んでいる広告代理店の方の参考になったり、お話できると嬉しいです！ご連絡お待ちしています。
カスタマーサクセス部長 須藤からのメッセージ
ご入社後、石垣さんには「生活者向け（BtoC）コミュニティを支援する担当として第一人者になってほしい」とお伝えしていましたが、現在まさにそのポジションとしてバリューを発揮し、提案力と丁寧な対応で多くの顧客から信頼されています。それまでの過程では、得意なことを伸ばすだけでなく苦手なスキルやOSを伸ばすことを求められたシーンもありましたね。それに対して逃げずに向き合ったことは本当に素晴らしく、頼もしさを感じています。
今やチームメンバーから大いに頼られ、いちプレイヤーとしてハイパフォーマンスする段階から、チームに対して大きな影響を与えるという次のステージにチャレンジされています。入社時に語っていた「良いカルチャーの中でビジネスパーソンとしての基礎固めやスキルアップをしていきたい」という目的は、いまの石垣さんにとってはいかがでしょうか？私からはカルチャーを体現するのみでなく、石垣さん自身が良いカルチャーの創り手側として責務を果たそうとしているように見えています。
今後は、より多くの顧客と生活者に価値と幸せを届けるためにクオリティ＆デリバリーの両軸をより高めていくことを期待しています。その先では現在のコミューンにまだないポジションを創造するも良し、toCコミュニティに圧倒的に詳しいエキスパートを目指すも良し、チームのマネジメントにチャレンジするも良しです。
すでに多くの成果を残していただいていますが、今後石垣さんが益々化けることにも大いに期待しています。自分自身がさらに成果を上げていくことと楽しさを両立できる人材であることを信じ、コミューンというビークルを乗りこなしてさらに暴れ倒してください！