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違和感が好きに変わった瞬間

違和感ってある角度から見るとネガティブな印象もあるのですが、違和感を感じるということは新たな興味の入り口に立っているともいえます。
その扉を開けるかどうかは各々の状況や興味の方向にもよりますが、たまたま私には扉を開くきっかけがありました。

NHKでスペイン・バルセロナにあるサグラダファミリアのドキュメンタリーを見た時の事です。
正直、初めて触れた時の印象は”何?このいびつで少し気持ち悪い独特の存在感”といった感覚だったのを覚えています。
けれど、その違和感が徐々にあれは何だったのだろう?そこに存在する意味は何なのだろう?と気になりはじめました。

そうなると、自分の知的好奇心を抑えることは出来ません。昨今ほど容易くインターネットで情報を得られないご時世だったので、ガウディ関係や建築、スペイン関連の本を読みあさりました。
そんな時、そのふとした違和感は今まで触れてきた自分の体験とリンクし、点と点が繋がり線になりはじめた感覚として強烈に心に残っています。

そして、スペインへもちょこちょこ継続的に足を運ぶようになりました。
これは現在も続いており、チャンスがあれば向かいます。他の知らない国にも行ったら良いのに…笑今となっては、あの違和感がなければこんなにスペインを好きになっていないだろうと確信しています。

興味がある事に真っ直ぐ進むも良し
このお話のように変化球からのスタートも良し。
人の”好き”って形は様々。

自分の変化を感じとった時、その瞬間って何年経っても色あせなかったりする。
そして、その道はつづく。

何時何処でそんなきっかけに直面するかはわからないし、後に思えば今までの経験が繋がることもある。

一期一会という言葉がとてもしっくり来た今日この頃。

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