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North Carolina研修ツアー2023 DAY2
皆様お疲れ様です。Collaborate labという名前を付けて、自閉症支援にエビデンスのある支援の導入の普及を目指し、学びを情報発信をしています。
何人かの方からはサポートも頂きました。本当にありがとうございます。自分の学びを深めるために使わせてもらうとともに、こういった記事にして皆さんとシェアできればと考えていますのでどうぞよろしくお願いします。皆様からのリアクションが励みとなります。
今回は前回のDAY1の記事に引き続き、TEACCH Autism Program🄬のセンターがアメリカのノースカロライナ州での視察研修記の続きです。ツアーの予定確認のところにDAY事のリンクを貼り付けていますのでよかったら見て行ってください。しんどくなる文章量かもしれませんが…申し訳ありません。
このノースカロライナは私にとっては一度は行ってみたい場所でした。それは日本で学んだプログラムが開発、発展している国と地域だからです。私はありがたいことに2018年と2023年に視察研修に参加させていただいています。今回はそんな中でも2023年に行った時の記録をnoteでまとめてみました。学びの内容は英語だらけで聞き取れず、まだまだ頭がこんがらがっているのでノースカロライナの町や雰囲気を楽しんでいただく、そんな旅行の記録です(笑)
具体的な内容は、当時、私がノースカロライナに視察研修へ行っている最中にスマホからFacebookに投稿した内容をもとに編集してブラッシュアップしたものになります。とにかくツアーに行って楽しんでいる雰囲気を感じて頂ければ幸いです(笑)写真をたくさん使って、内容を整理して自分にとっての記録にもなればいいなぁと思って書いています。今回は6010文字でした。
1.ツアーの予定確認
2023年10月11日~10月20日
・11日(水曜日)日本出発:移動日
・12日(木曜日)TEACCH Conference(Day1)
・13日(金曜日)TEACCH Conference(Day2)
↑ここ↑
・14日(土曜日)Free
・15日(日曜日)Free
・16日(月曜日)Chapel Hill TEACCH Center
・17日(火曜日)Chapel Hill TEACCH Center
・18日(水曜日)GHA 1day tour
・19日(木曜日)移動日
・20日(金曜日)日本到着:移動日
それぞれ記事をリンクしてきます。よかったら見てください。
2.2023.10.13金曜日
さぁ今日はカンファレンスの二日目です。前日とは違いスカッと気持ちいい天気になった昨日は過ごしやすい気温でした。朝に外の景色を見るのも楽しみの一つ。いやーなんか散歩したい気分ですよね。でも歩いている人や走っている人なんかはほとんどいない。車がビュンビュン通るだけです。それだけ日本にはわからないくらい危険なこともあるんでしょうね。
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少し見通しを持てた2日目は準備や段取りに余裕ができてきました。そして私の楽しみの一つである朝の食事タイム。また昨日とは違ったものが準備されていました。朝ごはんが苦手な私でも鼻歌混じりで選んでしまいます。ヨーグルトも今日はどれにしようかなぁなんて種類を楽しんでいました。なんかお肉とかは赤身肉が好きなんだと思います。食べててとっても肉肉しいというか噛み応えがあるというか肉の味を楽しめます。日本のだと脂を楽しむみたいなところがありますもんね。ヨーグルトもですが本来の味が濃いやつが好きなのかもしれません。
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3.本日も学びの時間
昨日の夜の振り返りで、どうやってうまく学びを吸収するかを話し合い、少し整理をしてみんなで学びのチームを作ってカンファレンスに挑みました。やっぱりわかる見通しってとても大切なのを実感。経験をしたことを活かして整理をしていきます。さて昨日の会場に到着して、中に入ると新たなブースがいくつかありました。いわゆる自主製品があって、当事者の方も参加されて、グッズがたくさん売られていました。さらには別のカンファレンスも開かれていてさらににぎやかな感じで進んでいます。
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そして、先輩と二人で自主製品をフラーっとみているとTEACCH Autism Program🄬の統括ディレクターであるローラが来てくれて、「ちょっとおいでー」と呼んでくださりました。何だろうなぁと思ってついていくとASDのイラストレーターDJと話す機会を持たせてくださりました。いきなりの出来事でタジタジしながらでしたがローラがDJに「日本から来たんだよー」と説明もしてくださって、DJから彼の想いや作品についての説明を丁寧に受けました。こういった交流をたくさんさせてくださるご配慮に感謝しかありません。購入する時には日本でいう支援員がキャッシャーをされていて「日本から来たの!?」とコミュニケーション。最後は「ありがとー」とたくさんお話をしてくれて、とても貴重な瞬間でした。
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前回、書き忘れていましたがポスター発表でのいくつか研究もありました。カメラの翻訳機能を使いながら必死に読んでみましたが、なかなか難しく、先生に翻訳してもらったり、説明してもらったりして整理をしていました。日本でも学会ではポスター発表なんかがあるので自分も大学院で研究したことをこうやって発表できるようにしていきたいなぁとモチベーションにさせていただきました。どこもかしこも学びが転がっているような環境設定が好奇心をそそりますね。
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4.TEACCH Conference(Day2)
さて昨日も書きましたが2023年のUNC TEACCH Autism Conferenceは、神経多様性、性別、人種、民族、コミュニケーションの多様性など、自閉症の個人とその家族の多様性を理解し、サポートすることに重点を置いています。2日目のトピックは以下の通りでした。
①自閉症スペクトラムの女性に対する理解を深める
②自閉症、知的障害、発達障害のある子供を持つラテン系の親のための
文化的にカスタマイズされた介入の創出
③性自認の多様性と自閉症関連の神経多様性の共通点
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カンファレンスは「多様性」というキーワードで人種、国、ジェンダーなど多岐の研究内容に渡っています。アメリカは様々な方が多いからこそ、それぞれの個人に対するリスペクトが見られて、研究や対応が検討されるのかなと思いました。また一方で日本ではあまり聞かないようなこれまでの歴史や背景を伴った様々な人種、民族の内容は、自閉症の支援以前にとても難しい問題だと感じました。ご家族が体験してきた内容は本当に心を打たれました。
そしてLGBTQや女性など性に関するものは、本当に多様化してきていると思います。とても複雑でデリケートな部分がしっかり議論されること、研究が進んでいくことにそもそも個人の視点や視野が広いと感じましたが、自閉症からの視点や視野もとっても柔軟で広いなぁと思います。
今回はなんかこう…自閉症理解の次のステップというか、一般的にも様々な議論がなされている内容に加えて、「じゃあ自閉症の視点ではどう考える?」といったことにエビデンスをもって対応できるように考えられる視点だったと思います。
そして最後の質疑応答には全登壇者が集合して、色んな質問に答えていくような形でした。もちろん特定の登壇者に対する質問もありましたが、それぞれの専門領域からの返答や考察を述べてティスカッションするあたりがすごく魅力を感じました。お互いがリスペクトを持ちながら話し合う姿は、ちゃんと身に着けたい姿勢です。この空間は本当に居心地がよかったですね。
5.Lunch Time
さて、ボリュームの問題もあって昨日に割愛させていただいたお昼のことを書かせてもらいます(笑)このために溜めるなよ!との声わかります。しかしですね。日本のお昼ってどんなイメージですか??お弁当を注文していたり、各自で準備して持ってきていたり、お店に食べに行ったり…というのが多いかなと思います。しかし!海外のカンファレンスはすでに軽食もあってドリンクバーも存在します。はい…少しずつ皆さんもイメージができてきたかもしれません。
なんとお昼ご飯もビュッフェ形式で準備されているわけですねぇ…しかも食べれるところは奥に会場をおさえてあってスーッと入れるんです。すごくないですか?とにかく圧巻で、そこら辺の飲食店より儲けれるんじゃないの!?って状態です。なんかもうパーティーみたいな感じです。日本だと夕方にやる打ち上げみたいな感じですね。なんかお昼にこういうことができればスムーズに色んな交流ができていいなぁと思いました。
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この興奮をわざわざ1つパートを作ってでも伝えたかったんです。とっても素敵な時間だった理由が、この雰囲気や料理だけでなく、前回も書いたのですが本当に交流が盛んなんですよね。ここにはTEACCHのスタッフもいるし、登壇される方もいて、色んな悩みを持ったことを話し合うのが自然と出来上がっていくんです。日本でいうグループワークみたいなことが勝手にテーブルで出来上がっていくんですね。自然にこういったことが発生することがとても素敵でした。
また、多分日本と違うのは悩みだけでなく、自分が取り組んでいること、やっていることを積極的にアピールして情報をシェアしたり、今後の交流につなげたりすることもあります。さらには好奇心から知らない取り組みをどんどん聞きたくもなっている人もいるでしょう。前回の言葉をそのまま使いますが、学びとの距離が近いというか、学びのスタンスが違うというか、とてもポジティブな明るい空間です。
私たちの食事にも若いスタッフ?学生?の方がいてお話してきたり、先生たちにはTEACCHのスタッフが隣に座って話していたり、もうここだけで一つのチームができているんじゃないか?っていうくらい情報交流、コミュニケーションが図られるんですね。私にはそんな概念がなかったので本当にびっくりでした。
積極的に来てくださったのはシカゴの方でした。昼食をとっていると声をかけて下さって、色んなお話をさせていただきました。みんなは何をしてるの?誰を対象にしてるの?など先生方にサポートしてもらいながら交流を楽しみました。リアクション一つ一つがとてもチャーミングで、パッとわからないないにしてもついつい私たちも引き込まれる素敵な交流でした。先生方、本当にありがとうございます。
なんか私の拙い英語でも温かく見守って、私達の言葉を拾おう、理解しようとしてくださって、とても嬉しいとともに私達も伝えよう!と頑張るモチベーションになりますよね。コミュニケーションって素敵だなと思います。
こんな中、先生方は上級コンサルタントの国際的な集まりに呼ばれておられ、ご一緒させて頂くことがいかに光栄なのかを改めて実感しました。こういった交流の中から色んなアイディアや視点、議論が生まれてくるのだなぁと思います。こういった経験は本当に貴重で、自分の知見を増やすことも当然ですがそのためにももっともっと英語を話せたり、理解できたりしたいなーと思います。カンファレンスを通して色んな視点を持てる体験ができました。
6.カンファレンス後は一息
こうして私にとっては、もったいない海外のカンファレンス体験は終了しました。日本での運営の仕方にも何か活かせないのかぁと色々考えながら色んな学びで楽しませていただきました。カンファレンスが終了すると今回のツアーの大きなトピックが一つ終えたということでホテルに戻ってそれぞれの時間を過ごします。
この後は先生を含めた何名かは晩御飯をスーパーに買い出しへ行ってくださり、何名かは明日からに備えて少し運転練習をしたりとしました。今回のツアーはレンタカーに荷物を載せて自分たちで運転するんです。長距離も走るので国際免許を取った人たちみんなで交代しながら運転してみよう!っていうことで運転練習ってわけですね。私は2018年も運転させてもらってめちゃくちゃ楽しかった思い出があるので今回も張り切って運転させてもらいました。左ハンドル、左側通行、赤でも行っていいときのルール、スクールバスは追い越してはいけない。。。。などなど慣れるためのポイントをたくさん教えてもらいました。
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そして今回、色々と買ってきていただいた食事をホテルのいつも朝ごはんを食べているところを借りて、振り返りや今後の予定を打ち合わせしながらみんなで食べました。ただスーパーで買ってきたものでもめちゃくちゃテンション上がりますよね。よりアメリカンなものを買ってきてくださっているとは思います(笑)
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7.次回に続く…to be continued
この後はそれぞれに部屋に戻って、英気を養いました。ノースカロライナに到着してから怒涛の予定を過ごして、みんなも少しずつ疲れも出てきたかもしれません。明日からはフリーなので、カンファレンスとは違った報告もできると思います。まだまだこれからノースカロライナの学びの日記が続きますのでよろしくお願いします!
それでは今回も最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。皆様の「スキ」や「フォロー」、SNSでの「シェア」が励みになります。よろしければ、関係者の方にもご紹介いただければ嬉しいです。よろしくお願いいたします。
Collaborate lab
高橋 大地
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