進路相談などの三者面談時、コーダ自分が親に通訳すると言っているが…
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《コーダ子育て中の親向け》
コーダ子育てサロン(対面・オンライン)にご参加いただいた方達の、子育てに関するお悩みやご相談いただいた内容をまとめました。
※コーダ=聞こえない親を持つ聞こえる子どものこと
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Q. 進路相談などの三者面談時、コーダ自分が親に通訳すると言っているが…
A.中高生のコーダにしてみれば、第三者の手話通訳者・要約筆記者(以下「通訳者」)が私生活に入ってくることに抵抗を感じているのかもしれませんね。
高度な内容での通訳の場合、コーダにとっては負担が大きいので、あまりお勧めはしません。
もしかしたら、あの通訳者ならかまわない、他の方法ならOKという場合もあるので、コーダと十分に話し合いながら、譲歩案を探ってみてください。
同席する通訳者に対して抵抗を覚えるコーダが少なからずいます。
中高生になると、親離れや反抗期が重なり、自分を取り巻く環境への違和感を覚える時期なため、次のような気持ちが芽生えます。
通訳者には、業務上で知り得た個人情報に対する守秘義務が課せられています。
そのため、 通訳者の同席を嫌がるコーダは、自ら通訳すると申し出ることがありますが 、前述しましたように、負担が大きいためお勧めはしません。
通訳者を同席しない場合は、音声認識アプリや筆談、パソコンでのチャットにするなど、事前にコーダと相談をしてください。
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こちらも参考にお読みくださいね。
▶ コーダが親に通訳しようとするけど、どこまでお願いして大丈夫?(ヤングケアラー?)
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