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哲子の世界

「あなたはだれ?」 「●(●にあなたの名前を入れてください)」 「それは本当にあなた?」 「●(●に思った通りに返事の言葉を入れてください。)」 「あなたは人間?」 「●(はい、か、いいえを入れてください。)」 「あなたが考える人間とは何?」 「●(自身の感覚で応えてください。)」 「今、あなたはこの世界にいる。でもいつかある日、消えてしまうでしょう。あなたはいつまでも生きているわけではない。命はいつか終わる。だからこそ命は尊い。  一枚のコインの裏表のように生と死は一つのこ

    • これから日本の麻酔がきれるよ

      楽しそうに爆笑してる人達がこの世界を保とうとする力を生んでいる。けどその力は異常で狂っていて、この世はこんなにもおかしなことになっている。 欲張りが作った世界の中で、それに適応した人間は不安の海を泳ぐ魚みたいなもので、真水では生きられない海水魚みたいな状態。 酸素が猛毒だと理解している人間が少ないように、大気圧が1平方cmにつき1㎏かかっていることを自覚する人が少ないように、負担の中でそれを当たり前に変えていくのが生物だから、異常さを忘れてしまうのは自然なことなんだけどね

      • 人は何かを信じないと生きていけなくて、自分が分かる範囲にあるものしか信じることが出来ない

        知っている中で一番良さそうなものを選択し、間違える。正解を知らない人が正解を選択することは出来ないから 生まれて数十年の人間が、数千数万の人類史に立ち向かうには知識が足りない。自らの浅知恵に頼らず、天命を信じて運で生きるなら、その人は死ぬまで連続で当たりを引き続ける必要がある。それは現実的ではないので、運で生きると決めた人は、正解を知っている誰かの選択に頼って、それをラッキーと呼ぶ 例えば、神頼みで生きるには、大勢の周りの人々に支えられる必要があって、生き延びたのは周りの

        • 自分の幸福度の高さに自信を持っているせいで、自分の考え方は正しいと信じている人達がいる

          思い込みの幸福で自分が優れているように感じて安心し、自分が幸せであることが他者に対する優位性であるかのように考える 自分の人生が楽しいから、楽しめていない人は何かを間違っているのだろうと見下して、それと比べて自分はすごいなと感じ、人生を楽しめている自分をもっと好きになる、そんな身勝手な存在が、周りの迷惑にならないわけがないのにね 幸福であることが その人が優秀な存在であることの証明にはならないし、 もしそう思うことがあれば、 その人はひどく愚かだ 「人は幸せになる為に生ま

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        • 人は何かを信じないと生きていけなくて、自分が分かる範囲にあるものしか信じることが出来ない

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          ミミズに脳はない

          脳を持たない動物は腸で思考する。 植物は構造で現実に対処する。 怪我をすると治るのは化学反応。複雑に設定されたピタゴラスイッチで治るように出来ている。 脳を持たない生き物は繁殖して数を増やし、一か八かで過酷な環境にその身をさらし、たまたま生き残ったらその手法を保持して繁殖する、を繰り返す。 後手 脳は未来を予測する。起こっていないことに対処する。 なにかが起こったら、たまたま生き残ったものを正解とする生物は、運が悪いと絶滅するおそれがある。こうなったらおしまい、とい

          ミミズに脳はない

          映画

          最近は映画をたくさん観ている。 昔はテレビがないしネットもないから映像というのはそれだけで人を感動させるものだった。私の世代はYouTubeやニコニコ動画で素人が映像を手軽に公開出来るようになった最初の世代だったので、完成された商品としてではないサブカルチャーとしての映像作品はむしろ身近なものだった。そういった座視からすれば名作と言われる映画のB級感はむしろ新鮮さからはほど遠く、反骨的なロックな精神は、ありきたりな大衆の作り出す有象無象の一つに過ぎないようにも思える。それほど

          君たちはどう生きるか、は君たちへのメッセージとは言えないところがある

           映画を二回視聴した。  そろそろ映画の話題性も乏しくなってきた頃だし、ネタバレしてもいいと思うので、ポイントを絞って書いていきたい。  この映画を楽しんだ人、楽しめなかった人。それぞれに思いがあると思う。  その違いはわりと単純で「この映画は監督の自叙伝である」という前提を前情報として受け取っていたかどうか、がまず大きい。  それを理解した上で、象徴も内容も把握しておきながらも、それでもなお楽しめなかったとしたら、それは好みではなかったとしか言いようがない。 1、青サギと

          君たちはどう生きるか、は君たちへのメッセージとは言えないところがある

          人生の選択

          「あのとき、ああしておけば良かった」 と、人は考えるけど、それは果たして、現実的に可能なことなのだろうか。  例えば、「Xさん」という架空の人物がいたとする。  Xさんには好きな人が二人いて、AとBどちらか選んだ方と結婚することになる。  選択権はXさんにあるとして、どちらを選んだらより幸せになれるのだろうか。  悩んだ結果、XさんはAを選ぶこととなる。  すると数年後、Aが浮気をして、これが原因で離婚することになった。  Bは、別の人と既に結婚しており、とても幸せそうに

          人生の選択

          つらいことを忘れたままじゃだめなの?

          つらかったことをつらいときに思い出してもどうしようもないから、元気がないときは忘れてしまっていいんだけど、忘れたままだと、現実逃避から抜け出せない。いつか、自分と向き合えるようにしたいね。 ・わたしは、その時々の自分が十分に向き合ってきたことを認めてあげたい ・その時々の自分は、その時の知恵をフルに絞り選択し行動しようとした ・今どうにかできることじゃないし、その時の自分が精一杯向き合ったから、済んだこと ・現実逃避というよりも、 人の死以外は、無駄な時間と無駄な記憶

          つらいことを忘れたままじゃだめなの?

          透明を見る。

          透明を見る。 空の色を見る。 遠くの音を聴く。 心臓の音を聴く。 鮮やかな水の色。 踊る光。 月を見る。 青い夜を見る。 風の音を聴く。 懐かしい人の声が聞こえる。 笑い声。 おこった顔、泣いている顔。 今は見えないものを思い出す。 暖かい日のこと。 雨の日は傘をさして。 空白を思い出す。 目には映らないものに目をこらす。 遠くにあるものを見ようとする。 小さな星を見る。 わずかに残った灰と火を思い出す。 消えてしまったものを思い出す。 目には見えないものを。 透明を見

          透明を見る。

          シン・ウルトラマン 観てきたよ

          ※ネタバレ全開で書くのでご了承ください。 すごくおもしろかった。ウルトラマンは正直あまり詳しくないけど、語りたくなる要素は沢山あった。 ウルトラマンを全く知らない人でも楽しめる映画だと思う。 理屈抜きで言えば、破壊の描写が、なんていうか、本能を刺激する恐ろしさで、ぞくぞくしっぱなしだった。少し後ろめたくなるような、なんか、破壊って快感なんだ、と小さく思ってしまうような、そんなもの壊しちゃだめだよ、あーあ、悲惨、という感覚が常にあった。 快感を伴う暴力描写というのは映画では沢

          シン・ウルトラマン 観てきたよ

          攻殻機動隊3

          その後、ゴーストインザシェルは日本よりも世界に影響力を及ぼした。 日本人の全体的な意識レベルはまだファミコン段階でしかなかった。 作品の影響は各所に種として撒かれて、やがて芽吹いた。 その一つが、映画、マトリックス。 マトリックスの象徴的な緑の文字が、カタカナ、であることがその証左。 原点は、攻殻機動隊にあった。 そうして、世界に撒かれた種が、知性となって、人々に先見の明を与えた。 先を見通す目は、起こるはずの何かを阻止する。ようするに、未来が変化する。起こるはずの戦争も、

          攻殻機動隊3

          攻殻機動隊2

          まずは、年表のリンクを貼ってみる。 プロダクションIG、というアニメ会社が攻殻機動隊のアニメを製作した。その会社が東のエデンというアニメも作っていて、そのアニメは少女漫画タッチでコミカルなストーリー展開でありながら、攻殻機動隊の前日譚としても少し繋がりが示唆されていた。というわけで、年表はそのあたりがごちゃっとまざっている。 そもそも、物語上では詳しく描かれていないが、世界観としては、ソ連が崩壊しておらず、第三次世界大戦が勃発し、アメリカがソ連を撃退するも、東京に核が落と

          攻殻機動隊2

          攻殻機動隊1

          大作であり名作であり、すでに多くの人が語りきっているであろう話ではあるが、長文にならないように、私なりに、さっくりと要点をまとめたい。 まず、最初に知っておかなければならないのは、三人の作者のこと。 士郎正宗、押井守、神山健治。 原作者は、士郎先生。 ゴーストインザシェルは、押井先生。 スタンドアローンコンプレックスは、神山先生。 この三者の、それぞれの作品は、メッセージが異なる。 原作の漫画は、近未来SFとスピリチュアル。 ゴーストインザシェルは、魂と理性。 スタン

          攻殻機動隊1

          2022年1月2日

           あけましておめでとうございます。  最近、あまり文章を書いていなかったので、少しだけ書きたいと思います。内容らしい内容のない話になりますが、雑談だと思って聴いてください。  昨日は、1月1日、元日ですが、一日中、無職転生というアニメを見ていました。岡田斗司夫ゼミ、というYouTube動画にて紹介されていたので、興味を持ちました。結論から言えば、とても面白いアニメでした。けど、気楽な娯楽作品というわけでは全く無くて、かなり、心が揺さぶられる話でもありました。  アニメや漫画と

          2022年1月2日

          9月25~10月31 メモ

          迷いがあるけど信用されたいという矛盾があるよね。 失敗しないという決意は必要。 弱気そのものを悩みとして相談しても他人では助けられない。 勇気づけることなら、出来るけど。 過去の自分の出した結果がないと、なかなか自信に根拠は持てないものですが、どうしようもないときほど、自信が必要になる。 そのときは、根拠のない自信を持つしかない。 水と同様に、火にも微かな粘着力がある? 粘着力というより、水が水とくっつきたがるように、火も火とくっつきたがっているように見える。 人の中の水や

          9月25~10月31 メモ