見出し画像

私の人生を変えた、ある採用担当者との面談 <採用広報の本当の目的を考える>

こんばんは!濱中です。

気づけば8月ももう終わりですね。今日の東京は風が涼しく、爽やかでした。
遠くに感じていた秋が、とても近くに感じられます。

さて、前半は猛暑日が続いていた8月ですが、今月も様々な採用広報の活動を行ってきました。

学生インターンシップ生との広報活動や、採用動画のライブ配信、オンラインでの会社説明会など、新しくクロスメディアグループを知る方たちに向けて会社の魅力を伝えてきたつもりです。

インターンシップ生たちからは「このままアルバイトで残りたいです!」という声をいただくこともできましたし、新卒採用ではたくさんの優秀な方々からご応募いただき、選考に進んでいただいています。

会社の魅力を通じて意気投合できる採用広報の仕事は、本当にやりがいがあり、楽しいです。

そんな採用広報の仕事をひとことで言い換えるとすれば、「仲間を集めること」。これから一緒に未来を創っていくための大切な仲間集めです。

一方で、「人を集めること」が活動の目的になってしまわないように心がけています。

今回は、その理由をお話ししたいと思います。

ある人事担当のひとことで、いまの自分がいる

私は2年前のコロナ禍に、就職活動をしていました。

自分の部屋に籠り、多いときは一日に6社くらいオンライン選考を受けていました。そんな期間が、半年ほど続きました。

選考をたくさん受けていた中でいまでも印象に残る人事担当者との面談があります。

とあるITベンチャー企業の選考に進んでいたときのことです。

順調に現場スタッフの人とも意気投合し、選考に進んでいたのですが、最終面接間際になって人事担当の方に言われたことが、自分の進路を大きく変えました。

「正直、あなたはここじゃない気がします」。

そう言われた瞬間、ショックでした。「自分の何がダメだったんだろう…」と。

スタッフの方たちは皆とても素敵な方だったし、どんな職種でもチャレンジしようという気持ちになれるような会社でした。現場スタッフの方たちからも「ぜひ最終面接を!」といわれていたし、自分もその気でいました。

まさか最終面接を目前に、人事担当の方に「ここじゃない」と言われてしまったことでとても戸惑いました。「自分は根本的に何か問題があるのかもしれない」とも思いました。

しかし、それと同時に我に返ったような気持ちにもなりました。「私は本当にここじゃないのかもしれない」と。

私が本来やってみたかったのは、すでに存在するものやサービスを売ったり、PRする仕事ではなく、自分がゼロベースで創ったもので人の役に立つ仕事でした。

形は何でも良いから、とにかく自分の中から何かを生み出して、誰かを幸せにしたい。

そんな気持ちが強かったのに、就職活動があまりにもうまくいかない焦りで、本当はやりたくない営業職で経験を積みたいと自分に言い聞かせて、妥協してしまっていた自分に気がつきました。

現場スタッフの人柄や会社の雰囲気に身を任せて、勢いだけで決めてしまっていた自分に気づき、「これじゃ本当の自分の力を発揮できない」と思い、面接を辞退しました。

その人事の方は初めて私という人間に真摯に向き合い、私が本来やりたいことや望んでいることを聞いてくださったように思います。

私の意思を尊重した上で「あなたはここじゃなく、他の場所で本来の力を発揮する人です」と言ってくださったような気がするのです。

この経験もあって、採用担当者は、求職者一人ひとりとのご縁を大事にし、その人の人生について考える気持ちで向き合っていくことが大切なんだと思うようになりました。

「輝いている」人がいる場所に、人は集まる

最初の話に戻りますが、採用広報にとって、「仲間を集める」というのは結果であり、目的ではありません。

もちろん「仲間を集める」ことは会社の運命を左右するようなとても名誉で大事なミッションだと思っています。しかし、それが自社だけのメリットになってはならないのです。

仲間になってもらうということは、人生の貴重な時間やエネルギーをいただくということですので、生半可な気持ちでは決してできません。採用人数の数字を追いかける仕事であってはいけないと思っています。

採用とは人の人生を取り扱う仕事です。

先ほどお話ししたように、私自身が「就活疲れ」で自分の求めていない道に進みそうになりました。私の人生を大切にして「あなたの舞台はここじゃない。他にありますよ」と教えてくださったあの人事担当の方がいなければ、いまクロスメディアグループで楽しく仕事ができていなかったかもしれません。

私という人間を尊重してくださった人事担当の方にいまも感謝していますし、私も求職者の方たちの本当の幸せに向き合った採用活動を行っていきたいと思います。

私と縁した人が、「いちばん輝ける場所」に一歩でも近づけるような、そんなお手伝いがしたいです。

その人の個性や意思を尊重し、ありのままを受け入れた上で、自社に合うかどうかを一緒に考えていきます。

そのプロセスの中で、その人にとってクロスメディアグループが輝く舞台になるかどうか、その人が私たちといきいきと活動するイメージをもっていただけるかは、私の広報活動にかかっていると思っています。傾聴を大事にしながらも、自社の魅力はしっかりとお伝えしていきたいです。

私との対話を通して「クロスメディアグループは自分が輝かけそうな場所だ!」と思ってもらえること、そして同じビジョンに向っていきたいと思ってもらえたら、クロスメディアグループの広報として少しは仕事をしているんじゃないかなと思います。

人は誰でも輝いている人に憧れます。

そしてそんな人のもとに自然に人は集まります。

私は仲間と共に、クロスメディアグループを輝く人たちが集まる場所にしていきたいです。そして、自分自身が何があっても前向きに仕事に向き合い、「輝いて」いたいと思います。

今回もお読みいただき、ありがとうございました!



クロスメディアグループでは新卒・中途採用を通年、行っています。ご興味のある方はぜひ以下の企業サイトをチェックしてみてください!

クロスメディアグループ 企業サイト
「MaaS あなたというメディアを輝かせる」

クロスメディアグループ 採用サイト
「言葉をつくる仕事」

採用広報のTwitter:https://twitter.com/cmg_hamanaka


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?