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「あなたの仕事について、教えて下さい。」

未来を見せてあげるお仕事です。
誰だって時々未来が見えなくなることがあるでしょう。
あ、だから明確な目標に向かってる人は占いには来ないです。
現状を変えたいって少しでも思う人が来るんですよ。その気持ちっていい事だと思うんですよね。
私の占いが当たるか当たらないかは重要じゃなくって。
だって未来はいくらでも変えられるんですもん。
今決まってる未来も、いくらでも変えられる。
大事なのは、今自分の嫌な部分が好きになれるように変われるように、未来を信じられるようにしてあげることだと思うんですよね。
ー池袋 占い師ー

食べることをお粗末にしている人って、余裕がない人だと思うんですよ。
余裕がないと、小さな幸せに気づきにくい。
人生、小さなことも幸せに思った方が、幸せが増えて生きやすいでしょ。食べながらしていることを、ふと手を止めて、美味しいご飯の幸せに気づくような、そんなおにぎりが作りたいんです。
ー北千住 おにぎり屋さんー

お金を貯めるためです。
家から近いのと、シフトの融通がきくから。
え、何?嫌なこと?
そんなのたくさんあります。
コンビニだから色んな人が来るんですよ。
世の中には色んな人がいるんだ、だけじゃ受け入れられないこともあります。
でも今は頑張り時なんです。
いつかお金が貯まったら、母国にいる両親と兄弟を日本に招きたいんです。
この国の素晴らしい自然とか、人とか、最新技術とかを大好きな家族と一緒に共有したいんですよ。
それが今の僕の夢です。
ー板橋 コンビニ店員ー

誰かがやらなきゃいけない仕事だと思うんです。
世の中にとって必要なことだから。
でも目立たないし、やりたい人はそういないと思います。
そりゃあ私だって、直接誰かに「ありがとう」って言われるような仕事に就きたかったです。
だけど、困ってる人見たら助けずにはいられない性分なんです。
僕には何かに才能があるわけでもなく、特に他にやりたいこともなかったので。その仕事をやりたい人がいなくって、人手不足で困ってるなら、
僕がやるしかないじゃないですか。
だから、僕はこの仕事をするとき、ヒーローだと思ってやってます。ヒーローって身分を隠して人を救うじゃないですか。僕もこの仕事を通して、世界を救うまでは行かないけど、世のために働いてるんだぞって、思いながら、そんな風に通勤しています。
ー大手町 IT会社員ー

正直誰でもできる仕事だと思います。
だけど大抵どの仕事もそうだと思うんですよね。
大手で働く人の仕事内容だって、資格を必要とする仕事だって、そのスキルを勉強すれさえすれば、できると思うんです。
そりゃあ世界で表彰されるような、何かを発見するような科学者とか、世界で活躍するような、人類初の記録つくっちゃうような、野球選手とかは難しいと思うんですけど。
でもまあそういう人たちも含めて、私達に大事なのは何かを続けることだと思うんですよね。
続けた人にしか見えない景色がある。
誰にでもできる仕事も、経験が積み重なれば、
案外その人の個性が活かされてきたりすると思ってます。
あ、仕事をしていて楽しいことですか?
まあお客さんにお礼言ってもらうのも嬉しいですけど、それは滅多になくて。ただ、お店の目の前の窓から見える夕日が綺麗で。それがこの仕事なんだかんだ続けられてる理由かもしれません。
ー日暮里 雑貨屋さんー

心を満たしてあげる仕事だと思ってます。
だってお腹いっぱいの時に怒りたい気持ちになります?
料理が来るまでは、お客様も空腹で苛立って、
些細なことで怒鳴られる時もあります。
そういう時は、お客様を喜ばせたいから働いてるのに、お客様を悲しい思いをさせてしまったと、
こちらも悲しくなるんですけど。
でも料理を食べて、笑顔になってくれるお客様もいて、お会計の時に「美味しかったよ、ごちそうさま」なんて言ってもらえた日には、私の心も満たされます。
ー新宿 飲食店員ー

たくさんの人を、応援する仕事だと思ってます。
始めは家計を支える為でした。
子供が塾通い始めたので。。
でも仕事続けてるうちに、やりがいも見つけて。
私が働く時間は通勤の人が多い朝番が多くて。
お会計の最後に「行ってらっしゃいませ。」って言うようにしてるんです。
お気をつけて、仕事頑張ってきて下さいって願いを込めて。
そうすると、心の余裕もないような忙しい朝でも、
ふと目をみてお辞儀してくれる人とか、ニコって笑ってくれる人とかいらっしゃるんです。
そういう時、あ、私頑張る人の背中押せたかなって思うんですよね。
これからも、少しでも、世の中のために頑張ってる人達を応援できたらなと思ってます。
ー神田 駅近コンビニ店員ー

誰にでも人生の物語ってあるじゃないですか。
必ず何かに熱い想いや転機となる出来事がある。
僕の仕事は、誰かの人生の一部を覗いて、その人の想いを多くの人に伝えることができる仕事だと思ってます。
第三者の酸や甘いって、生きるヒントになると思うんですよ。
でもそのインタビュイーは必ずしも有名人じゃなくていいと僕は思ってて。
月曜日の朝、電車に乗ってる人にインタビューしたら、こんな返答が返ってくるんじゃないかな、といつも想像してます。
こんなに仕事に対して想いを持ってる人は、
そんなにいないかもしれないですけど、
多かれ少なかれ、何かしら仕事に対して思うことはあると思うんですよね。
そういうことを考えながら、あ、今日も仕事頑張ろうって思って働いてます。
ー品川 出版社勤務編集者ー

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