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(75)相手の時間をむさぼり奪う罪③

「共感型」の思考は相手の時間を奪う

娘が小学生の頃、毎朝8時半になると私に電話を架けてくるママさんがいた。自分と自分の子どもの都合しか考えていない。
「ちょっといいかしら?」
電話の向こうから毎回こう言われるが、ちょっとで終わったためしがない。

一方的に子どもの学校や塾の不平不満、我が子の自慢や体調について3時間話し続ける。
こちらは娘を送り出したばかりなので洗濯物も干してなければ朝ごはんのあと片付けすらしていない。電話が終了する頃には午前中が終わっている。毎朝この電話のために午前中何もできない。

12時近くになってお日様が上りきってからやっと洗濯物を干し、朝ごはんの片付けをし、掃除機をかけていることに虚しさを感じていた。

初めはその人の相談内容について親身になって解決策を考え提案していた。
ところが…
一つ提案すると、いかにそれが実行できないのかという言い訳と障害についてプラス1時間力説されてしまう。
「ならばこうしてみたらいかがですか?」
と言おうものならさらに1時間、それができない問題点についての理由を並べたて私を説き伏せにくる。3つ提案すれば追加3時間。

私の心はうんざりしていた。
終いには、大人なので口調には出さないが、ワナワナ感情が吹き出し大火山爆発寸前に達する💥

その人にとって解決策など全く求めてはいない。自分の状況を誰かに共感してもらいたいだけ。私に言ってスッキリ。単なるストレス解消の手段にすぎない。

かなり長期間我慢していたが決意して電話に出るのをやめた。居留守だと近所のスーパーで万が一バッタリ会ってしまったら大変なので、パートを見つけ本当に出かけてしまった。

相手の時間を奪っている罪に気づけない共感型の思考の人と私は付き合わない。

私は問題解決派。

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