アナザークライン

最近ラノベにはまるものの、書籍の置き場所が無いためKindleに手を出し始めました。 …

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最近ラノベにはまるものの、書籍の置き場所が無いためKindleに手を出し始めました。 プライムビデオでもうすぐ配信終了通知が出たアニメを巡回するのが趣味です。 記事を読んでくださった皆様、本当に有難う御座います!

最近の記事

「響け!ユーフォニアム3」を見終えたので、シリーズ通しての印象に残った台詞を書き出してみる。

「響け!ユーフォニアム」をシーズン1から見返して、ようやくシーズン3を見終えました。 視聴直後の率直な感想は「私の青春に足りなかったものは、圧倒的に努力だった。」と、後悔と嫉妬が入り交じった、今まさに青春を送っている若者がこの作品と出会える事への羨望だった。 この作品は初見では絶対に分からないような、考察記事を読んで初めて気付く演出がこれでもか!と出てくる訳で、その中で特に印象に残った台詞をピックアップしてみる事にします。 まず一番印象に残っているのは「リズと青い鳥」で

    • スパイ教室07感想【《氷刃》のモニカ】敢えて言おう。「尊い」と。

      ※注意書 スパイ教室07のネタバレしか書いていません。 未読の方は私の文章はどっちでも良いので(本当は読んで貰えたら嬉しい)、急いでスパイ教室を07まで読み終えましょう。 では、本文です。 ── 自己犠牲は嫌いだ。 別にそんなこと気にしてなかったのに、昔とあるゲームの感想を読んだ時から心にずっと引っ掛かり、今でも心の奥底でこの言葉が静かに蠢いている。 「物語における自己犠牲は反則だ。」 そのとあるゲームというのは、FF2の事なのだが、実は私はこのゲームをクリアしていな

      • 【君は放課後インソムニア】今日の続きと夜空ノムコウ

        昔、カメラを持って山に籠ってみたいと思っていた時期があった。 丁度、ニコンのフラッグシップ機がD4sだった頃だ。 山に籠って、何かを撮影する。 星でも、鳥でも、動物でも、自然でも何でもいい。 そういう行動が醸し出す雰囲気に憧れていた。 でも現実的ではないし、機材を揃える予算もないし、仕事も休めるわけでもないし、その写真を発表する場もないし、勿論カメラの知識も腕もないので、憧れで終わっていた。 例えば、カメラを抱えて山に籠る計画を立ててみる。 ・カメラ本体を購入する。 ・

        • 【逆襲のスパイ教室】アニメ1話と原作1巻を見比べてみる

          私が現在読み進めているラノベ作品の中で一番気に入っている作品が「スパイ教室」だ。 好きなキャラはモニカとサラだ。 原作はとんでもなく面白いのに、この作品のアニメの評判がすこぶる悪い。 本当にこのアニメは面白くないのか? 高評価な記事をあまり見かけないので、そう言うことなのだろう。 しかしながら、私が制作に携わった訳でも何でもないのだが、何故だかすこぶる悔しい。 何故こうなってしまったのか。 一説にはこの作品のアニメ化は非常に難しいのではと囁かれていたそうだ。 その難題に

        「響け!ユーフォニアム3」を見終えたので、シリーズ通しての印象に残った台詞を書き出してみる。

          咲き誇れ、運命の華【ガールズバンドクライ13話感想】本当の余韻に浸ってみよう

          ガールズバンドクライ13話を見終えました。 作品全体の感想は前回述べたので、この作品の余韻について感じたことを語ってみます。 13話のラストでの運命の華の演奏シーンは自然と涙が流れた。 トゲトゲのメンバーが全員楽しそうに演奏しているのが嬉しかった。 特に歌い出しのときに智ちゃんが頭の上で手拍子しているシーンがたまらない。(あんな顔出来るんだ) 桃香さんとルパさんがコーラスしているシーンがたまらないし、 楽しそうな過去のダイダスメンバーもたまらないし、 最後集合したとき

          咲き誇れ、運命の華【ガールズバンドクライ13話感想】本当の余韻に浸ってみよう

          ガールズバンドクライ~宵宮【最終話前夜祭】

          リアル都合で最終話のリアタイが出来なくなった。 残念。 仕方がないので、一足先にガルクラの思い出に一人で浸ってみようと思い、12話まで見返してみた。 すばる風に突っ込むと、「時間あるなあ!おい。」 そしてガルクラについて思っていた事や感じていた事を良いことも悪いことも、だらだらと語ってみたいと思っています。 (「自分語りはうざいですよ」と言われそうですが、まあいいか) ガルクラを視聴し始めた当初、ネットでは一定数の否定的意見も混じっていたのを覚えています。 ・フルCGア

          ガールズバンドクライ~宵宮【最終話前夜祭】

          肯定的な意見しか見当たらない「江戸前エルフ」について考えてみた。

          プライムビデオで配信終了との告知がなされていたので急いで「江戸前エルフ」を見てみた。 日常系アニメだ。 日常系アニメって、「サザエさん」や「ちびまる子ちゃん」がそれに該当するのかな。 今まで深く考えてきた事がなかった。 実はこの「江戸前エルフ」、配信開始した当時何話か見ていたのですが、途中で見るのを止めていた。 ドラマが無さすぎたから。 と言うか、どうも”日常系”と言うものをそもそも理解していなかった。 世間の評判はメチャクチャ良いのに何故か自分には刺さらないな~と思

          肯定的な意見しか見当たらない「江戸前エルフ」について考えてみた。

          【成瀬は天下を取りにいく】この本を本屋大賞受賞前に読んでいたのなら、私は何を感じていたのだろう。

          読んでいてずっと感じていたのが、構成が「ブギーポップは笑わない」に似ているなあって事だった。 深い意味はない。 ただ、一つの事象に対して多角的な面から表現するスタイルが、私は結構好きなのだ。 それが今回は「成瀬あかり」だったって話。 もう一つ思ったのが、「スキップとローファー」の主人公岩倉美津未と成瀬が何か似てるなあって事だった。 いや、実際はあまり似てはいないのだが、共通点がある。 "青春を無駄にしていない"ってところ。 私は挑戦する前から「どうせ無理だろう」と諦めて

          【成瀬は天下を取りにいく】この本を本屋大賞受賞前に読んでいたのなら、私は何を感じていたのだろう。

          【Rock And Roll Is Dead】ガールズバンドクライ12話感想

          夢に片足を踏み入れた者達の世界と言うべきか。 その領域に足を踏み入れる事が出来た者達だけが知る世界。 数多くの屍を越えて辿り着いた場所。 その先も安寧は決してなく、日々理想と現実の狭間を行き来しながら、常に現れる新たな才能達と共存し、そして蹴落としていく。 ロックの神様はその先に何を見ているのだろう。 プロデビューを果たせた人達には共感する描写も多いのかもしれない。 しかし私はその他大勢の一人であり「ふーん」程度しか感じなかった。 最近私のyoutubeにピックアップ

          【Rock And Roll Is Dead】ガールズバンドクライ12話感想

          『劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく! Re :』を見た~「誰が為にギターを奏でる」

          私は「ぼっち・ざ・ろっく!」が結構好きで何度か周回している。 私がトップクラスで好きなアニメだ。 楽曲が良い。 笑わせてくれる。 ライブシーンが凄い。 理由は色々あるが、 「見ると絶対にギターを弾きたくなる。」 これが一番の好きな理由だ。 このアニメを見るとギターを弾きたくなる。 ”バンドを組みたくなる”ではなくて、ギターを弾きたくなる。 不思議なアニメだ。 ちなみに、私のギターの腕前はミジンコ以下だ。 (その昔、「BECK」と言う漫画がありまして、その漫画を読ん

          『劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく! Re :』を見た~「誰が為にギターを奏でる」

          【ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉】トウカイテイオーの呪縛からの解放

          ※レース結果には触れていませんが、キャラの掘り下げはしています。ご注意を。 この映画を見終えたあと、感情の持って行き場に困った。 実を言うとあまりこの映画に期待していなかったからだ。 何故か? 以前私はウマ娘3期を見終えたあとにその感想をnoteに書いた。 その内容を一言で言うならば「良かったけど、2回は見ないかな」と言う感じの感想だった。 「新時代の扉」も、その延長線上の作品だと思い込んでいた。 しかし、あまり期待していなかった「ウマ娘 プリティーダービー 新時代

          【ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉】トウカイテイオーの呪縛からの解放

          「成瀬は天下を取りにいく」を読み始めた。

          ※注意書 「成瀬は天下を取りにいく」の内容にはほとんど触れないような、そんな軽いネタバレを書きます。 本当はXで呟きたかったのですが、地味なネタバレにあるのでnoteで呟くことにしました。  ガールズバンドクライのトゲナシトゲアリが何万人(何十万人?)もの視聴者の心に爪痕を残していたその裏で、成瀬あかりが3人の滋賀県民の心に爪痕を残していた。 「成瀬は天下を取りにいく」がクソ面白いです。 読み終えたら感想書くかも。 読み終える時期が、ちょうどガルクラの最終回と重なりそうな

          「成瀬は天下を取りにいく」を読み始めた。

          ガールズバンドクライ11話感想【判官贔屓】

          ネット界隈でよく言われている。 「AとBを比べる必要なんてある?」 「Aが良いって書いたらそれでいいじゃん」 「AもBも良いでいいじゃん」 ごもっとも。 普段の私もそう思っている。 ガルクラの感想文で頑なに「ぼっち・ざ・ろっく!」の単語すら入れないのはそれ故だ。 けれども、トゲトゲと現ダイダスの関係はそうもいかない。 今回は優劣を書かねばならない。 何故か。 ガルクラ第8話を見てしまったからだ。 ダイダスは、倒すべき相手だと(だいたいニーナに)常日頃から威嚇され続け、ト

          ガールズバンドクライ11話感想【判官贔屓】

          ガールズバンドクライの最終話のサブタイトルを予想してみる。

          ガールズバンドクライのサブタイトルに使用されている楽曲、もしやと思い手持ちのCD(アルバム)を漁ってみたら案外所持していた事に今さら気づいた。 ・夜行性の生き物3匹(パッケージのみ。何故かCDは消えていた・・・) ・ズッコケ問答(ほとんど聴いてなかったので、存在を忘れていた) ・ワンダーフォーゲル(これはかなり好き) 3曲。 多いのか少ないのかは置いておいて、ガルクラのサブタイトルを選曲した人達は、私と同世代なのではないか? なんて、ふと思い、それなら感性も通じるもの

          ガールズバンドクライの最終話のサブタイトルを予想してみる。

          本好きの下克上を8巻まで読んだ。(先は長い)

          日記って素晴らしい。 noteを始めたきっかけが「本好きの下克上」の感想を記録化していこうって事だったのですが、私の過去記事を見返すと7巻を読み終えたのが2024.4.19とあるから、約2ヶ月前だ。 もっと期間が開いている感覚だったので、案外こんなものかと意外に思っています。 何せ、本好きの下克上8巻の表紙がホーム画面となったKindle端末が部屋に転がり続けており、何となく「早く読み進めろ~」とこの本から言われ続けているような、そんなプレッシャーを日々感じながら過ごし

          本好きの下克上を8巻まで読んだ。(先は長い)

          タイトル回収の話

          (※注意書 記事のラストあたりに唐突に「青が散る」のネタバレっぽい文があるのでご注意を) アニメ「葬送のフリーレン」第8話を見て、急に”タイトル回収”を語りたくなってしまった。 私が青春時代を過ごした90年代には「タイトル回収」と言う明確な概念は無かった気がします。 思い付くまま、当時私が好きだった漫画やアニメを挙げてみると、 ・ドラゴンボール(厳密に言うと80年代ぽくはある) ・スラムダンク ・はじめの一歩 ・GTO ・うしおととら ・犬夜叉 ・グラップラー刃牙 ・

          タイトル回収の話