アナザークライン

最近ラノベにはまるものの、書籍の置き場所が無いためKindleに手を出し始めました。 …

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最近ラノベにはまるものの、書籍の置き場所が無いためKindleに手を出し始めました。 プライムビデオでもうすぐ配信終了通知が出たアニメを巡回するのが趣味です。 記事を読んでくださった皆様、本当に有難う御座います!

最近の記事

「スマホを落としただけなのに」(小説)のラストシーンについて語ってみる

※注意 「スマホを落としただけなのに」(小説)のネタバレを書いています。 ラストシーンの否定的記事ですのでご注意を。 この小説は「羊たちの沈黙」や「セブン」の領域に辿り着ける資格のある作品だった。 と、言っても映画と小説を同列に語るのは少し違う気もしますが、まあそこは気にせずに語ってみたいと思います。 中盤ぐらいを読んでる最中、私は「これ、バッドエンドになったらめちゃくちゃ後味悪くなるやつやね。どうなってしまうんだ。」とか思いながら読み進めていたのですが、終盤になって失

    • 本好きの下剋上を7巻まで読み終えた。(ベンノ評)

      今回読み終えた7巻は最高だった。 終盤の展開は予想出来なかった。 かなり盛り上がった展開だった。 しかし、今回語りたいのはそこじゃない。 どうも、この物語は物作りパートとそれ以外パートの面白さの落差が激しいと思う。 だが、今回語りたいのはそこでもない。 語りたいのは、ベンノだ。 7巻を読み終えた時点で、人気投票が実施されたのを知り、第一回目の結果を覗くと、彼は第6位になっている人気キャラだ。 しかし、どうも私は彼の言動に釈然としないものを感じるのだ。 以前の記事でも

      • 友情出演:ゴールドシップ【君の膵臓をたべたい】

        ※”君の膵臓をたべたい”のネタバレ記事です。ご注意ください。 全て持っていかれた。 最後に持っていかれた。 リゼロを20巻まで読み終えて、第5章の感想でも書こうかなって思っていた時に、以前購入したまま手を付けていなかった「君の膵臓をたべたい」を手に取った。 有名な作品なので「読めばおそらく感動はするんだろうな。泣いちゃうんだろうな」何て思いながら読み進めた。 面白い。 どんどん読める。 「四月は君の嘘」と似ているな。 と思わなくはなかったが、物語の構成と言うのか、場

        • 私が過去に読んだラノベを書き出して自己紹介としよう。

          何故か急に好きな本を紹介したくなったので勢いで書いてみました。 「ふ~ん。そうなんだ。もっと面白い本があるけどね。」何て思いながら読んでいただけたら幸いです。 はじめに 一冊でも多く面白い本に出会いたい。 本を読んで現実の世界に戻れなくなる体験を何度もしてみたい。 そう思いながら私は日々本を読んでいる訳ですが、私のお気に入りの本は一体何ぞや。 それを決める為、過去に読んだラノベを視覚化して評価を纏めてみようと思い立った訳です。 尚、純文学はほぼ読んでおらず、読んでも理

        「スマホを落としただけなのに」(小説)のラストシーンについて語ってみる

          オリエント急行殺人事件の時系列を(適当に)まとめてみた話

          1 思い付きは突然に 事のきっかけはスパイ教室である。 スパイ教室01のオチが好きすぎて「これは古今東西の推理小説のトリックにも引けをとらないのでは?」と思ったものの 実際はどうなんだ? スパイ教室のオチは特段珍しいものではなく、推理小説界隈ではよくあるネタなんだろうか? と気になり始めた事が由来し、 「それならばいっそのこと世界的名著の推理小説を読んでみてスパイ教室のオチと比べてみようではないか」 との考えに至り、読み比べてるにあたり白羽の矢が立ったのが、かの有

          オリエント急行殺人事件の時系列を(適当に)まとめてみた話

          Kindle Unlimitedで”きまぐれオレンジロード”を何十年ぶりかに読んでみた。「さよなら80’s」

          実は今、「スパイ教室04」を読み終えた直後だったりする。 本来ならばスパイ教室を読み終えた直後の興奮を忘れないように、その感想を書くことを優先すべきだとは思うのだが、どうも心の奥底に引っ掛かっている事を処理しなければ前に進めないような気がして、兎にも角にもこの文章を作成している訳である。 その引っ掛かるものとは。 きまぐれオレンジロードの感想である。 Kindle端末の購入の際にお試しで加入したKindle Unlimitedで見つけた”きまぐれオレンジロード”。 何

          Kindle Unlimitedで”きまぐれオレンジロード”を何十年ぶりかに読んでみた。「さよなら80’s」

          極上な小説は読んでいると音声が勝手に脳内再生されるのである。【スパイ教室01】

          思い返してみると、私はあまりスパイ作品を見ていない。 スパイと聞いてまず思い付くのが「007」のジェームズ・ボンド。 しかし私は「007」シリーズを一度も見ていない。 次に思い付くのが「SPY×FAMILY」。 アーニャ可愛いよね。 こんなものである。 私のスパイ物語の認識とはこんなものである。 つまり私が考えるスパイの話はスパイファミリーが根幹にあり「何やら可愛くハチャメチャな人間が織り成すドタバタ劇なんですよね。分かります。」程度であり、更に私のなかでスパイ教室のイメ

          極上な小説は読んでいると音声が勝手に脳内再生されるのである。【スパイ教室01】

          Kindle Paperwhite シグニチャー エディションを購入して一日使ってみた感想

          めっちゃ良い。 「本の置場所がないから」 これが電子書籍に手を付けるきっかけでした。 しかし電子書籍を利用し始めると別の問題が浮上し始めます。 目が疲れる。 電子書籍を買おうと決意した頃、私はキンドル端末にするかfireタブレットにするか悩んだのですが、カラー表示であるという理由でfireタブレットを購入しました。 これはこれで非常に良い買い物でしたが、タブレットで読書をすると目が異常に疲れる事に気づいたのです。 この疲れ具合が尋常じゃなく、明らかに視力が低下してい

          Kindle Paperwhite シグニチャー エディションを購入して一日使ってみた感想

          「本好きの下克上」感想文~その3(4巻は神巻でした。)

          (※本好きの下克上(4巻)までのネタバレを書いています。ご注意を。) 「ディードは私の救世主でした。」 本音を言うと嫉妬だ。 マインの信頼を一身に受けるルッツへの嫉妬だ。 あれだけマインに頼りにされて常に一緒に行動していたら恋心の一つも発生するでしょと思うのだが、それについての描写は特になく、物語は淡々と進んで行き、ルッツのマインに対する気持ちはほぼ書かれずに、かといってマイン専用機としてのルッツの立場は着々と完成していく現状に対する嫉妬だ。 ・・・。 ・・・はい。

          「本好きの下克上」感想文~その3(4巻は神巻でした。)

          リゼロの世界に誘おう。【Re:ゼロから始める異世界生活】

          (※ 短くまとめたかったのに3000文字オーバーになってしまいました・・・。 リゼロの魅力を短く語るのは私には難しかったようです。嗚呼。) アニメを見よう ~事の始まりは「鬼滅の刃」だ。 アニメを見るのは何年ぶりだろうか。 私は鬼滅の刃で今のアニメを知った~ 「アニメってこんなに面白いのか」 「他に面白いアニメはあるのかな」 私はアマゾンプライムビデオで面白そうなアニメを探し求めてリゼロと出会いました。 アニメ版の視聴を終えた私は ”原作も面白いのだろうか” そう考え

          リゼロの世界に誘おう。【Re:ゼロから始める異世界生活】

          押井守の不穏な世界【うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー】

          私は感想文を書くにあたり、意見が被るのを防ぐため出来るだけネットのコメント欄を見ないようにしています。 しかし今回「うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー」を見終わった後、感想を書く前にネットのコメント欄を巡ってしまいました。 「どこが良いんだろう」 この作品を見終えた直後の感想です。 しかし、この作品の星の数(評価)がネットではすこぶる良いために「真実を理解せず視聴直後の感想を本能のまま書きなぐる行為に出ると恐らく必ず恥ずかしい目に遭う」と心の警報音がビービー

          押井守の不穏な世界【うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー】

          「本好きの下克上」(兵士の娘Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ)を読み終えた。4巻に入ってもモヤモヤが治まらない。

          現在4巻を読み進めていますが、モヤモヤが治まるどころか更に強くなっていくので、ここにその理由を書き留めておきます。(4巻の内容も含みます。) ベンノについて触れてみます。 彼について感情的な否定的意見を書き示すのでご注意願います。 どうしても吐き出したかった・・・。 3巻最後のギルド長の話で私の中でモヤモヤが発生し、4巻を読み進める内に決定的となったのですが、マインの知識を独占しようとするベンノにどうも好感が持てない。 いや、それは商人としては当然の行動ですので3巻が

          「本好きの下克上」(兵士の娘Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ)を読み終えた。4巻に入ってもモヤモヤが治まらない。

          私の憧れた高校生活がここにあった【スキップとローファー】

          突然ですが「究極超人あ~る」をご存じですか。 ゆうきまさみ氏が描いた光画部の愉快な面々が送る高校生活の漫画です。 中学生の頃、私はこの漫画を読んで「自分もこんな愉快な友達がいる高校生活を送ってみたいな」なんて思ったものです。 しかし、空想の世界と現実は似て異なるもの。 高校に入学した私は「こんなはずじゃなかったのにな~」なんて思いながら学校の休み時間は教室の机の上に顔をつけて毎日毎日居眠りを続け、放課後になると部活に行ってダラダラ友達と話をし続ける毎日を過ごしていました。

          私の憧れた高校生活がここにあった【スキップとローファー】

          Kindle版がセールだったので「本好きの下克上」を全巻購入してみた

          約2万円ぐらい掛かった。 全33巻。 これをこのまま読み進めて「あ~面白かった。良い話だった。」と終わらせても良いのですが、いまから全巻を読むとなると、これまた結構な時間を費やすわけで。 さらに結構なお金もつぎ込んだわけで。 「ただ読むだけだと何か勿体無いな」 「折角だから、思った事をその都度文章に残してみようかな」 と思い立ち、noteを利用してそのとき感じた感想を記録化してみることにしました。 noteの使い方もよく分かっていませんし、note機能の練習がてら丁度良

          Kindle版がセールだったので「本好きの下克上」を全巻購入してみた

          めぞん一刻を語ろう。

          個人的にラブコメ漫画の最高峰は ・めぞん一刻 (高橋留美子) ・みゆき (あだち充) ・ラフ (あだち充) だと思っています。 これらの作品の共通点は、もとい最高峰の理由については、私が思春期真っ只中に全巻一気読みをし、読み終えた後、作品に心を持っていかれてしまい2~3日現実生活に支障をきたした事に由来します。 これらの作品に出会ってから云十年、未だこの3作品を越える現実世界に戻れなくなった漫画には出会えていません。 そのめぞん一刻のKindle版がセールになっていたの

          めぞん一刻を語ろう。

          浪花節だよ人生は【ウマ娘3期感想文】

          アニメ「ウマ娘3期」を観終えたのでネタバレ感想文です。 今後のウマ娘コンテンツの発展に1ミクロンでも貢献できるのであれば、との思いから感想を書かせていただきます。 私はキタサンブラックが競走馬として活躍していた頃には競馬は見ていませんでした。 ただし、この馬の存在はニュース等で話題になっていたので知っており、演歌歌手の北島三郎氏が馬主であるくらいの知識は当時から持っていました。 「金持ち芸能人の道楽か~まぁ羨ましい。」 「何もかも手に入れた人物が競馬にも手を出すのか。」

          浪花節だよ人生は【ウマ娘3期感想文】