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ガールズバンドクライ~宵宮【最終話前夜祭】

リアル都合で最終話のリアタイが出来なくなった。
残念。

仕方がないので、一足先にガルクラの思い出に一人で浸ってみようと思い、12話まで見返してみた。
すばる風に突っ込むと、「時間あるなあ!おい。」

そしてガルクラについて思っていた事や感じていた事を良いことも悪いことも、だらだらと語ってみたいと思っています。
(「自分語りはうざいですよ」と言われそうですが、まあいいか)


ガルクラを視聴し始めた当初、ネットでは一定数の否定的意見も混じっていたのを覚えています。
・フルCGアニメでなく手書きで良かったのでは?
・主人公の性格が受け入れられない。
・主人公の体から出てくるあのエフェクトは何だ?
・声優の演技
・ギターを持って雨の中を走るな
・中指を立てる意味を知らない事はないだろう
私が記憶している限りこれらの意見が否定的意見の中では多数を占めていたと思います。
私も実際そう思って「だよね~」とか反応集などを読みながら思っていました。

そんな否定的意見がある中で、ガルクラを救い浮上するきっかけを与えたのはOPでキーボードを演奏する智ちゃんと第2話の最後ですばるがニーナに言った言葉「めんどくせー」だったと私は思っています。(異論は大いに認めます。)

OP序盤の口元だけが映っている智ちゃんの演奏シーン。
これがフルCGアニメのライブシーンの可能性を一気に広げたと思っています。
「もっとこのバンドのライブシーンを見てみたい。」

OPの演奏シーンのモーションは全員神懸っていたと私は思っており、各キャラのイメージカラーの電気みたいなエフェクトがキャラの周りをビリビリ回っている演奏シーンは衝撃的でした。

特に衝撃だったのがルパさんの動きで、私は普段ベースの人の動きってあんまり見ておらず、ベースと言えばBOØWYの松井常松で知識が止まっている私は、ベース奏者は直立不動で微動だにせず延々ベースを寡黙に弾き続けるイメージしかなかったのですが、ルパさんの動きは見ていて楽しい。
ベースのヘッドをグイグイ動かして演奏する姿は格好良い。
毎回食い入るように見てしまう。

おっと話が微妙にそれた。

兎も角、実質的にガルクラが奈落の底に落ちる可能性もあったところを救ったのはすばると智ちゃんだったと声を大にして言いたい。

すばる繋がりで語ってみると、全編に渡ってちょくちょく入るすばるのツッコミが結構好きで
「アイドルみたい」「だまれ」
とか
「まあまあ、トランプでもやろうか」「用意がいいな」
とかはかなりのセンスを感じます。
そう言えば「おまえは今日からニーナだ。このやろー。」とかもガルクラを救った台詞だと思っています。(面倒くさいニーナを腫れ物を触るような扱いではなく、上から目線でガンガン突っ込んで良いんだと視聴者に認識させてくれたと思っている。)
すばるは本当にガルクラを救ったと思う。

ギターを持って雨の中でニーナを走らせたのは、10話を見たら敢えて雨を降らせたとしか思えない。
第1話は雨を降らせて、雨が降る中でニーナと桃香が歌う。
土砂降りの雨の中からの物語の始まり。
からの、第11話の雨が上がっていくライブシーン。
からの、「空がまた暗くなる」

あと、雨の中をギターを抱えてニーナを走らせたのは、ニーナが楽器の扱い方を知らない少女だと説明する意味もあったのかもしれませんね。

この第1話のライブシーンの桃香さんは、どのライブよりもいちばん楽しそうに演奏しているように見える。
本当の理由は分からないですが、ニーナの歌声と出会えた喜びかなと思っています。

ガルクラを見返す時、私は中盤でだいたい満足してしまいます。
具体的には「名前をつけてやる」(第7話)あたりですね。
登場人物達のまとまりの無さと言うか、一致団結する前のガタガタさが好きなのかな。

ガルクラの楽曲で1番好きなのは、選ぶのが中々難しいですが「誰にもなれない私だから」かな。
感性なんて千差万別なので、こればっかりは正解なんて無いと断言できますが、私はこの曲だったら何回でも聴ける。
あとめちゃくちゃ気になっているのが、「さよならあの日のメロディ」
フルで聴きたい。
最終話で歌ってくれないかな。
配信して欲しい。

ガルクラの視聴で楽しかった事のひとつに”感想の共有”がありました。
トゲトゲのスペースを聞いたり、各種反応集や同時視聴を見ることが本当に楽しかった。
今までのアニメでも反応集をよく読んでいましたが、ガルクラほど探し回った事はなかった。
リアルタイムで物語を追えた時間は最高で、本当に楽しい時間でした。

当初、「フルCGアニメ?大丈夫か?」「ぼざろの二番煎じか?」から始まったこのアニメが「おい、この主人公大丈夫か?」「何かイラつかないか?」に続き、「セリフ棒読みじゃない?」「なんでちゃんとした声優を起用しないの?」との意見が多いなか、「でも楽曲は良くない?」「ライブシーンやばくない?」「ニーナの人、歌も演技も上手じゃない?」「そんなに堂々と中指立てて良いの?」と徐々に評価が覆っていく様子に他人事ながら興奮を覚えていました。

中々リアルタイムで作品の評価がうなぎ登りに上昇していく様子を目撃する事って出来ないんじゃないかと思うと、それを目撃できた事はラッキーでした。

ガールズバンドクライが残すところ最終話のみとなり、寂しい気持ちは勿論ありますが、この作品をリアルタイムで視聴でき、ネットで多くの感想や反応にリアルタイムで触れられた喜びが今は大きいです。

本当に貴重な体験でした。

最後に、最終話の前に敢えて。
ガールズバンドクライを世に送り出してくれた制作に関わった全ての方々に感謝しかないです。
ガールズバンドクライの放送中は大変有意義な時間を過ごすことが出来ました。
ガールズバンドクライを視聴していた期間は私の中で大きな財産となりました。
楽しかった時間を噛み締めながら、最終話も視聴しようと思っています。

「ガールズバンドクライ」よ。
本当に楽しい時間を有り難う!
最終話もめちゃくちゃ期待しているよ!











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