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ガールズバンドクライ11話感想【判官贔屓】
ネット界隈でよく言われている。
「AとBを比べる必要なんてある?」
「Aが良いって書いたらそれでいいじゃん」
「AもBも良いでいいじゃん」
ごもっとも。
普段の私もそう思っている。
ガルクラの感想文で頑なに「ぼっち・ざ・ろっく!」の単語すら入れないのはそれ故だ。
けれども、トゲトゲと現ダイダスの関係はそうもいかない。
今回は優劣を書かねばならない。
何故か。
ガルクラ第8話を見てしまったからだ。
ダイダスは、倒すべき相手だと(だいたいニーナに)常日頃から威嚇され続け、トゲトゲよりも先にメジャーデビューした巨大な(本当はロックを歌いたい)アイドルバンドとして描かれている。
第8話を見る前までは、ニーナに威嚇されても仕方がない存在、威嚇されるべき存在であった。
それは言い方を変えたら、トゲナシトゲアリの噛ませ犬的存在でもあった。
第8話を見るまでは。
しかし何度も何度もガルクラを周回し、視聴者の反応集を見続け、沢山の感想を読んだうえで現ダイダスの想いを知ると、悩める河原木桃香と袂を分かつとも、売れ線路線に変更しようとも、トゲトゲと言う超強力ライバルにヘイトを向けられようとも、「それでも成功する!」と言う彼女らの断固たる決意を知ると、現ダイダスを倒すべき敵として見られなくなってしまった。
11話のトゲトゲのライブシーンを見て思ってしまった。
「こんなんやられたら、トゲトゲには絶対に勝てないやん」
すばるとルパさんのサウンドチェックを見て思ってしまった。
ダイダスにも同じシーンを。
トゲトゲの円陣シーンを見て思ってしまった。
現ダイダスも円陣シーンが描かれていたら、絶対に熱いシーンのはずだったのに。
本当はダイダスの新曲とトゲトゲの新曲の優劣を口に出すべきではないのかもしれない。
しかし、ともに新曲を与えられるも、トゲトゲはフルであるにも関わらず、ダイダスは省略バージョン。
カメラワークに至っては、トゲトゲの方は革命的な演出を展開され、一方ダイダスは、(youtubeのコメ欄に書かれていた)Bメロでのギターの低姿勢の演奏シーン、これ桃香さんがしたら絶対にアップの煽りで演奏を見られたはずなのだが、ダイダスはカメラから遠すぎて気づきにくい等の演出の格差。
(リアタイを終えて朝起きて、youtubeのコメ欄を読むと、ルパさんはサウンドチェック時にダイダスの新曲のベースラインを演奏していたらしい・・・ので確認するとまんまダイダスの前奏でしたね。トゲトゲメンバーの皆は気づいている演出でした。これ気づいた人は凄い。私は全く気付きませんでした。てな感じでルパさんにも喧嘩ふっかけられ・・・。)
ここまでトゲトゲに煽りに煽られるも、ダイダスにはダイダスの正義や信念があり、それは主役であったのなら大いなる共感を得る可能性があったにも関わらず、トゲトゲのライバルバンドであるが故に、手持ちの新曲でその正義と信念をぶつけるしかない状況下での、それでも思いっきりその正義と信念をぶつける姿を目撃すると、彼女らに肩入れしたくもなる。
その上で、新曲を聴き比べる。
「白黒はっきりしてやろう!」と敢えて聴き比べる。
何度も書くが、聴き比べるべきではないのかもしれない。
それでも聴き比べる。
ニーナに常に敵愾心を向けられ、ルパさんに挑発され、カメラワークで差を付けられ、演奏の順番も前座にさせられ、アイドル路線に変更されても尚ロックを諦めないダイダスの新曲と、トゲトゲの新曲を聴き比べる。
どちらが良い楽曲か。
・・・。
いや、そうじゃない。
彼女達はそんな事は望んでないはずだ。
そんな事をしても誰も喜ばない。(ニーナは違うかもしれないけど・・・)
だから優劣をここでは書かない。
ただただ彼女達のステージの感想を、このnoteの片隅から声を大にして送り届けて今回の記事は締めとする。
「最高のロックだったぜ!ありがとう!!」
(蛇足)
ダイダスのサイドストーリー制作されないかなあ。
(追記)
ダイダスの事を考えていると、どうしても書きたくなった。
今回のフェスでより大きな爪痕を残せたのはダイダスの方じゃないだろうか。
旭川からの上京→アイドル路線への変更→桃香の脱退→ヒナの加入→誹謗中傷→超強力ライバルトゲトゲの結成からの自分達のロックを取り戻した今回のフェス。
激動過ぎる。
だからどうしても言いたくなった。
ダイダス最高!
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