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【君は放課後インソムニア】今日の続きと夜空ノムコウ

昔、カメラを持って山に籠ってみたいと思っていた時期があった。
丁度、ニコンのフラッグシップ機がD4sだった頃だ。

山に籠って、何かを撮影する。
星でも、鳥でも、動物でも、自然でも何でもいい。
そういう行動が醸し出す雰囲気に憧れていた。

でも現実的ではないし、機材を揃える予算もないし、仕事も休めるわけでもないし、その写真を発表する場もないし、勿論カメラの知識も腕もないので、憧れで終わっていた。

例えば、カメラを抱えて山に籠る計画を立ててみる。
・カメラ本体を購入する。
・レンズを購入する。
・三脚ほか色々な機材を購入する。
・テントを購入する。
・寝袋を購入する。
・服を購入する。
・靴を購入する。
・キャンプ道具を購入する。
・食事を購入する。
・時期を決める、行き先を決める。
・会社を休みを取得する。
・家族の理解を得る。
等々。

無理だ。
これらのハードルを乗り越える情熱は私には無かった。
だから、憧れで終わった。

だけど、この作品の主人公丸太は行動した。
この行動力の違いは何だ。
純粋に、丸太が羨ましかった。

どうしていたら、私も旅立てたのだろう。

学生時代に何かに打ち込むことは本当に大切だと思う。
それが、成功しようとも失敗しようとも、誰かに何かを言われようとも。
それは本当に大切にすべきだと思うし、それを見つけられる人生は幸せだと思う。
生徒会でも、ダンスでも、絵画でも、ソフトボールでも。
何でもいいんだ。

そういう青春が眩しいな。
何て思いながら見ていた。

君ソムは、本当に爽やかな余韻を残してくれた青春アニメだったが、実は私が感情移入していたのは白丸先輩だ。
主人公を白丸先輩にして、白丸先輩の高校時代からスタートして欲しいとか思っている。

何だか丸太と伊咲のイチャイチャムーブが若干むず痒く、白丸先輩ぐらいの距離感が丁度心地よかったのだ。

そして何となく、白丸先輩の心が知りたかったなとか思っている。




この作品の視聴を終えると、結末が気になったので、ネタバレサイトを見た。
何故だかSMAPの「夜空ノムコウ」を無性に聴きたくなった。







(蛇足)
視聴中、常に「四月は君の嘘」と比べていた。
何となく身構えている自分がいた。







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