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咲き誇れ、運命の華【ガールズバンドクライ13話感想】本当の余韻に浸ってみよう

ガールズバンドクライ13話を見終えました。
作品全体の感想は前回述べたので、この作品の余韻について感じたことを語ってみます。



13話のラストでの運命の華の演奏シーンは自然と涙が流れた。
トゲトゲのメンバーが全員楽しそうに演奏しているのが嬉しかった。
特に歌い出しのときに智ちゃんが頭の上で手拍子しているシーンがたまらない。(あんな顔出来るんだ)

桃香さんとルパさんがコーラスしているシーンがたまらないし、

楽しそうな過去のダイダスメンバーもたまらないし、

最後集合したときに投げキッスするアイドルみたいなすばるもたまらない。

ああ。
良かったな。
最高の終わりだ。
良い作品だった。

だけど、何かが足りない。
何だ。
何が足りない?

分からない。
良い終わり方だったと思う。
特殊EDではなく通常EDで締めてきたのも拘りを感じる。

でも何だ。
この言い様のない、不完全燃焼感は。

まあ良いか。
面白かったことには違いないし。
でも、何かがな〜。

ところで、”運命の華”って配信されているのかな?
調べてみると、あった。
dミュージックで262円だった。
ポチる。
円盤は厳しいが、楽曲なら購入する。
少しでも2期制作の足しにでもなれば・・・。

そう言えば運命の華って何を歌っているのか良く分からなかったな。
dミュージックは歌詞を表示できるから読みながら聴いてみるか・・・。

”運命が絡まって 轟いて”
”他の道 食べ尽くした”
"私に残った人生 君と歌っていくこと”
”消えたかった 私はもういない”
”消えなくて 良かったな・・・”
”だって君と出会い 芽吹いてしまった”
”運命の華”

これは。。。

モモカーーーーーーーン!!!(号泣)

ああ!
これだ!!!
足りなかったものは”この歌”だった!

制作陣はひょっとしたらこの歌をフルで流して画面上に歌詞を流す構想があったのかもしれない。
でもそれをしなかった。
それが為に、物語の最後に言語化できない物足りなさを感じる結果が生じてしまったのではないか。

兎に角、運命の華の歌詞を知らなければ、13話の余韻、いやガールズバンドクライの本当の余韻は味わえない。

”運命の華”は「決まってるじゃないですか。告白です。」と語った井芹仁菜への河原木桃香のアンサーソングだった。
完全に二人の世界の歌だった。

事務所を辞めるとか、私は間違っていないとか、ダイダスに勝つとか、そういう次元の歌では無かった。

「これから二人で歌っていこう。」って歌だった。

しかし、この歌をメジャーデビューシングルにして良いのか?

ああ。
でも、仕方がないよね。

これはニーナと桃香さんが始めた物語だから。


私は、ただただ”運命の華”を何度も何度も聴きながら、ガールズバンドクライの余韻にしばらく浸り、やがて遠くない未来にトゲを爆発させながら”運命の華”が爆ぜて咲くのを今から楽しみに待つ事にしよう。


本当に、本当に楽しかった時間をありがとう。
いつかまた会おう。

「ガールズバンドクライ」










(蛇足)
”運命の華”にはアニメの中で描ききれなかった”桃香の答え”がありました。
そして、トゲトゲメンバーの超絶可愛い「ワン!ツー!スリー!フォー!」を聴くべきなのである。




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