【CAD】利下げでも底堅さ!経済の先行き不透明感と米利下げ観測が交錯 24/9/5
Yan氏で~す。
インパクト!!!
この記事はダイジェストはなしです。
BOC政策金利のまとめ回
最後に私の見通しを書いています
今日は、昨日のBOCの振り返りです
昨日はYEN蔵さんのライブで多くの方に絡んで頂きありがとうございます
そして
YEN蔵さんに、カナダとオセアニアはYan氏さんですねってお言葉頂き
大変に光栄に思っています
YEN蔵さんに次ある時には、いろいろと相談をしたいことがあるので
早めに合いにいけるようにしないといけませんね
話がそれてしまったので、戻します
BOCの声明は、ちょいタカに感じたのは、間違いないと思います
ただ、会見はハトが多分に織り交ぜていましたがカナダドルは踏ん張っていました。織り込み済でも売られてもおかしくない状況でした
それでも一晩は、買われたCAD
一体何があったのでしょうか
では声明から振り返ります
BOC 9/4 声明
まとめるとこんな感じです
カナダ銀行は本日、翌日物金利の目標を4.25%に引き下げました。これは、インフレ率が鈍化し、経済における過剰供給がインフレに下押し圧力をかけていることを考慮した結果です。第2四半期のカナダ経済は政府支出と企業投資に牽引され、2.1%の成長を達成しましたが、6月と7月の経済活動は低調でした。労働市場は減速しており、賃金の伸びは依然として高い水準です。
インフレ率は7月にさらに鈍化し、2.5%となりました。コアインフレ率も約2.5%で、消費者物価指数の構成要素のうち3%を超える割合は、ほぼ過去の標準となっています。
カナダ銀行は、インフレに対する相反する力を慎重に評価しながら、今後の金融政策の決定は、今後得られる情報と、それがインフレ見通しに与える影響に関する評価に基づいて行うとしています。
最後の文書が違和感があります
「インフレに対する相反する力を慎重に評価しながら」は、カナダ銀行がインフレ率を目標の2%に戻すために、経済状況を多角的に分析し、慎重に金融政策を運営していく姿勢を示しています。
具体的には、
インフレ抑制要因: 経済の過剰供給や住宅価格の上昇鈍化など、インフレ率を抑制する要因が存在する。
インフレ促進要因: 賃金上昇や一部サービス価格の上昇など、インフレ率を高める要因も存在する。
これらの相反する力を比較検討し、今後の経済指標やそれらがインフレ見通しに与える影響を分析しながら、適切な金融政策を決定していくことを意味しています。
つまり、性急な利上げや利下げはせず、経済状況をしっかりと見極めながら、インフレ目標達成に向けて慎重に対応していくというカナダ銀行の姿勢が表れています。
これで、私は、ややタカに感じたのです
もう少し利下げに賛同しているのかの文書が入るのかと思ったのですが、なし。50bpの件も書かれていません。
で、カナダは買われ始めたのはライブ中でも解ったかと思います
で、会見です
カナダ銀行 記者会見要約(2024年9月4日)
政策金利
0.25%の利下げを決定。3会合連続の利下げ。
インフレ抑制と経済成長のバランスを考慮。
今後のデータ次第で、さらなる利下げまたは利下げペースの緩和も検討。
経済状況
第2四半期GDPは予想を上回る2.1%成長。
6月と7月は経済活動が軟調で、第3四半期の下振れリスクが存在。
労働市場は緩やかだが、賃金上昇は依然として高い。
インフレ率は7月に2.5%まで低下したが、住宅価格の高騰や一部サービス価格の上昇がインフレを抑制。
今後の見通し
インフレは緩和傾向だが、目標達成にはさらなる成長が必要。
インフレが予想より強い場合や経済の弛みが少ない場合は、利下げペースを緩める可能性も。
経済が大幅に弱化した場合は、25ベーシスポイント以上の利下げも検討。
金融政策はデータに基づいて決定し、カナダの状況に合わせて調整。
為替レートは金融政策の制約にはなっていない。
人口増加の抑制は労働市場の需給バランスに影響を与えるため、注視が必要。
経済の過剰供給はインフレ抑制に寄与しているが、住宅価格や一部サービス価格の上昇はインフレ促進要因となっている。
インフレ目標達成には、個人消費の回復と潜在成長率を超える成長が必要。
生産性と賃金の関係を注視し、インフレへの影響を評価。
政府の財政政策についてはコメントせず、発表された政策は予測に織り込む。
インフレ目標は対称的であり、2%を下回る場合も目標達成に向けて行動する。
家計債務が高水準であるため、金利変動の影響に注意が必要。
金融安定問題への関心が高まっている。
世界の貿易情勢の変化はカナダ経済に影響を与えるため、注視が必要。
経済安全保障の観点から、企業は効率性だけでなく、信頼性も考慮する必要がある。
まとめると
カナダ銀行は、インフレ抑制と経済成長のバランスを取りながら、慎重に金融政策を運営していく姿勢を示しています。今後の経済指標やそれらがインフレ見通しに与える影響を分析しながら、適切な金融政策を決定していく方針です。
なのですが、注目は8:40過ぎからのやり取りです
それでは、オタワでの最初の質問から始めましょう。
カナダ・プレスの〇〇(聞き取れない)です。
「おはようございます、総裁。理事会のどなたかが0.5%の利下げを主張したのか、あるいは、それは議論されたことなのか、お伺いしたいのですが。」
マックレムさんの回答
「ええ、0.25%の政策金利引き下げについては強いコンセンサスがありました。冒頭の発言でも強調したように、これは3会合連続の利下げであり、理事会もそれに同意しました。
もしインフレが我々の予測に沿って概ね緩和し続ければ、政策金利の更なる引き下げを期待するのは合理的です。また、私たちはあらかじめ決められた道筋をたどっているわけではなく、一度に一つずつ決定を下しています。今後入ってくる情報を評価し、私たちの決定は私たちが入手できる最良の情報を反映するものとなります。
将来を見据えて、いくつかの異なるシナリオについても議論しました。例えば、インフレ上昇圧力が予想よりも強いことが判明した場合や、経済に私たちが評価しているよりも大幅に少ないスラックしかない場合、利下げペースを緩めることが適切かもしれません。
一方、経済が大幅に弱かった場合や、インフレ圧力が予想よりも大幅に弱かった場合は、25ベーシスポイントよりも大きな利下げが適切かもしれません。
しかし、最初の場所に戻りますが、私たちは決定を一度に一つずつ下していくつもりです。データが出てきたら評価し、そのデータに基づいて決定を下します。現時点では、0.25ベーシスポイントの利下げが適切だと考えられました。」
つまり
カナダ銀行総裁の発言からは、
0.25%の利下げが現在のコンセンサスであること
データ次第で、より大きな利下げ(0.5%など)も検討する用意があること
が読み取れます。
つまり、今後の経済指標が予想よりも悪化した場合や、インフレ抑制圧力が想定以上に強まった場合には、0.5%の利下げを行う可能性も残されているということです。
ただし、現時点では、0.25%の利下げが最も可能性の高いシナリオであると考えられます。
ここのことだと思うのですが、大分、誇張されているような気がします
ロイター 9/5
カナダ銀行は4日、政策金利を0.25%引き下げ4.25%としました。これは3会合連続の利下げです。マックレム総裁は、経済の減速によりインフレ率が過度に低下するリスクを懸念しており、必要に応じてより大幅な利下げを行う可能性を示唆しました。市場は10月と12月の追加利下げを織り込んでいますが、一部エコノミストは10月または12月に0.5%の利下げが行われる可能性もあると予想しています。これは、カナダ銀行が7月に予測していたよりも経済成長が減速しているためです。
ロイターの記事では、カナダはもっと利下げを暗示させる記事になっているのは、総体的に見れば、カナダ経済は持たないと思うのでしょうか
会見の最初の方にGDPは良かったと言っているのですが、
本当にそう思っているのか?って思うのですが、BOCがそう判断したので致し方ないです。
利下げは織り込目れていた。思いのほか事前の0.5%は期待しすぎた。
という内容ではないかと
あとは、米雇用統計まではどこも強気いはなれないのも大きいかと
では地元のBNNブルームバーグの記事はどんなのが出ていたのでしょうか
9/4
カナダ銀行は、3回連続となる0.25%の利下げを発表し、政策金利を4.25%に引き下げました。
この利下げは、インフレの継続的な改善と経済成長の必要性を考慮した結果です。
経済指標は6月と7月の経済活動の弱さを示しており、今後の成長鈍化が懸念されています。
カナダ銀行は、状況に応じて利下げペースを調整する可能性を示唆しており、経済が予想以上に弱まれば、より大幅な利下げもあり得るとしています。
金融市場は、10月と12月の追加利下げを織り込んでおり、一部のエコノミストは0.5%の利下げの可能性も指摘しています。
高金利は経済全体の価格圧力を緩和し、カナダの7月の年間インフレ率は2.5%に低下しました。
住宅費は引き続きインフレを押し上げる大きな要因ですが、金利引き下げは住宅ローンの金利コストの低下につながっています。
カナダ銀行の目標インフレ率が視野に入ってきたことから、マックレム総裁は今後の上振れリスクと下振れリスクのバランスを取ることの重要性を強調しています。
TDの主任エコノミスト、ベアタ・カランシ氏は、下振れリスクの方がカナダ銀行にとってより大きな問題であり、インフレが予想以上に低下する可能性が高いと述べています。
カナダの失業率は過去1年半にわたって上昇を続け、7月には6.4%に達しました。
カナダ銀行の次回の金利発表は10月23日に予定されています。
専門家委員会は、カナダ銀行の「予想される」金利引き下げについて議論し、今後の経済指標やインフレ見通しに基づいて、さらなる利下げや利下げペースの調整が行われる可能性があることを指摘しています。
この辺りはロイターと同じような印象です
次です
利下げ後に、経済専門家の議論が記事になっています
カナダ銀行が3回連続の利下げを発表したことを受けて、専門家パネルはカナダ経済の今後の道筋について議論しました。
利下げは予想通りの動きであり、カナダ銀行はインフレが目標に向けて下降傾向を続ける限り、金融緩和政策を継続する用意があると表明しました。
専門家は、インフレの状況が落ち着いており、経済には下振れリスクがあることから、利下げ継続は正当であると評価しています。
カナダ銀行は、データ次第で戦略を変更する用意があると表明しており、市場は今後の経済指標に注目しています。
世界の主要経済国の多くが弱体化の兆候を示していることから、カナダ銀行が金融政策を緩和するのは適切な時期だと専門家は指摘しています。
カナダ銀行は今後も毎回の会合で25ベーシスポイントの利下げを続ける可能性が高いと予想されています。
労働市場は今後細心の注意を払う必要がある経済要素であり、雇用が増加しても失業率が上昇し続ける可能性があります。
金利に敏感な株式市場セクターでは、利下げを予想して資金流入が増加しており、通信、パイプライン、銀行への資金の流れが見られ始めています。
専門家たちは、カナダ経済の減速とインフレの緩和を背景に、カナダ銀行の利下げ継続を支持しています。しかし、今後の経済指標や世界経済の動向によっては、利下げペースが加速したり、逆に打ち止めとなる可能性もあるため、市場は引き続き警戒を怠らないでしょう。
この辺りが、カナダが利下げしても思ったよりは弱くなりきらない理由なのですね
この辺りが、北米通貨の難しいところなのでしょう
アメリカに追従するカナダ。資源国通貨でもあるゆえに、景気後退時には弱くなる。今回の利下げが景気後退の歯止めになるのであれば、相対する通貨ペア次第になるのでしょう
まとめると
・利下げは織り込み済み: 今回の利下げは市場である程度織り込まれていたため、サプライズ感は薄く、カナダドルへの直接的な影響は限定的でした。
・経済指標次第: カナダ経済の先行きに対する不透明感が根強く、今後の経済指標が弱ければ、カナダドル売りが加速する可能性があります。特に、来週発表される雇用統計の結果は重要です。
・米国の利下げ観測: 米国でも利下げが予想されており、ドル安が進めば、カナダドルへの売り圧力は弱まる可能性があります。
今は雇用統計の結果待ちは変わりない状況です
そんな感じです
あとがき
このあと、オセアニア経済をまとめるので
なし
間に合うかな(汗
以上です
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