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#16:2024年8月スリランカ旅行記(6)

(5)はこちら


ダンブッラでの予定

ダンブッラでは、2つのメインイベントを予定していた。1つは、「シーギリヤロック」に行くこと、もう1つは「ダンブッラの石窟寺院に行くこと」。スリランカに来て5日目、この2つの予定をこなすべく、朝早くから動いた。

シーギリヤロックとは、については、旅行社のウェブサイトにお任せする。

ダンブッラから頻繁にバスが出ているというので、朝ごはんを食べたあとすぐバス停に向かい、待機。観光客の多いエリアなだけあってバス停にならんでいるのにひっきりなしにトゥクトゥクが声をかけてくる。無視しているうちに、シーギリヤ行きのバスがやってきた。

シーギリヤ

30分か40分ほど経って到着。スリランカを代表する遺跡にワクワクしながら、シーギリヤロックへ向かって歩く。チケットオフィスに向かい、チケットを購入。ガイドさんたちの営業圧がすごくゲートをくぐるまで「ガイドが要らない?なんで?」等と付いてきたりした。

ゲートをくぐると、シーギリヤロックは目の前

大きい。この岩の上に王宮跡があるのかということが未だに信じられない。歩いて向かっていくが、意外と遠く、なかなか近づかない。

岩の麓に到着すると、早速階段が始まる。しばらくは淡々と登るのみだが、最後、頂上への取り付きは絶壁に階段が備え付けられているので「これは高所恐怖症の方には厳しいだろうな」と思いながら登った。また階段は狭く、追い越したりといったことができない。人も多いので自分のペースで進むということはほぼできず、ゆっくりと歩を進めた。

絶壁に取り付けられた階段

いよいよ頂上に到着。よくあることらしいのだが、本当に風が強い。そして、スリランカの大地を一望する景色。多くの観光客が写真撮影を楽しんでいた。個人的にはシーギリヤロックへ伸びる道を上から見下ろした図がよかった。

ゲートからシーギリヤロックへ向かう道を上から

景色を見ていて、心の中の違和感に気付く。シーギリヤロックの写真を見て憧れてきたのに、今見ている景色に、シーギリヤロックはない。当たり前すぎるのだが、僕は今、シーギリヤロックの上にいる。だから、シーギリヤロックが見えない!僕が見たかったのは、やっぱり、スリランカの大地の中に悠然とそびえ立つシーギリヤロックなのだ。

というわけで目指すはシーギリヤロックのお隣、「ピドゥランガラ・ロック」。さっきの写真の上部に見える小高い丘だ。

壁画も忘れずに堪能し、順路を辿って外に出ると待ち構えていたトゥクトゥクに「ピドゥランガラへ」と飛び乗り向かった。我ながらスピーディ行動である。

ピドゥランガラ

ピドゥランガラは100メートルほどの山になっていて、シーギリヤのようには整備されていない(それでも石の階段などはある)。思った以上のガチ登山道にゼーゼーな周りの観光客たち、「こんなところでへこたれてたらアダムス・ピークは登れんぞ!?」などと心の中で謎のマウンティングを取りながらズンズンと登る。

日本で普段から激しいトレーニングをし週末には登山をしているので、シーギリヤに続いてピドゥランガラに登ろうが、ほとんど体力的に問題はなかった。スタコラと登り、すぐに山頂へ。

ドンッ

ぜ、絶景ーーー!!!!
こ、これだ、見たかったのは!と大興奮。スリランカの大地にそびえ立つシーギリヤロック。たまらん。日本の山でもなかなか富士山に登る気になれないのはこれ。日本の山々と富士山の織りなす景色が美しいのと同様に、スリランカの大地とシーギリヤの織りなす景色が、これが僕が求めていたスリランカの風景だった。

シーギリヤロックの頂上からはあんなにササーっと降りたのに、ピドゥランガラの頂上からはこんなに離れられない。後ろ髪を引かれるとはこのこと。持ってきたコーラをプハーっと飲み、景色をゆっくりと堪能した。

ピドゥランガラからシーギリヤへは森の中を歩いて戻り(明確な道がある)、シーギリヤでコーヒーを一杯いただき、バスに乗ってダンブッラに帰った。ダンブッラでは、ゲストハウスのご主人が教えてくれたおすすめレストランその2でランチを取った。

カレー

ランチでお腹を満たした後は、石窟寺院へ。(7)に続く。


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