心が不安定な人は『セロトニン』が足りない
やる気が出ず鬱々としていて、
すぐにイライラしてしまう。
死んだような顔をした
現代人がなんと多いこと。
そんな人はセロトニンの不足が原因の可能性があります。
セロトニンとは心の平静を保つホルモンです。
別名「幸せホルモン」と呼ばれることもあります。
ドーパミンやノルアドレナリンは
やる気や興奮作用をもたらすことは知られていますね。
セロトニンはそれらの暴走を抑え、
心のバランスをとることができます。
つまりセロトニンの分泌が少ないと、
やる気が起きず鬱々とした気分や、
興奮したりイライラすぎたりして
心が不安定な状態になります。
他にもセロトニンには
・朝スッキリとした意識にさせ活動する状態をつくる
・抗重力筋に働きかけ若々しい見た目を保つ
・睡眠ホルモン「メラトニン」に変化し快眠につながる
健康的な生活を送るのに欠かせないホルモンなのです。
ではなぜこのセロトニンが
不足してしまうのでしょうか?
その理由は三つあります。
①日光を浴びない
セロトニンは日光を浴びることによって
生成するスイッチが入ります。
現代人は日光を浴びることが
大変少なくなりました。
狩猟採集民や農耕民の時代は
一日中、野外で作業すること当たり前。
嫌というほど日差しに当たっていました。
現代人は地下鉄や公共交通機関で移動することが多く、
都心部では地下を通るだけで一度も地上に出ずに
通勤することが可能な方もいるでしょう。
セロトニンの分泌のためには日中(できれば午前中がよい)
15分~30分ほど日差しを浴びる必要があります。
積極的に外に出る。
外を歩くときは日向に出る。
などして日光に晒される機会を増やしましょう。
30分以上浴びていても効果は頭打ちなので
紫外線の悪影響のためにも
30分以内の日光浴を心がけてください。
真夏の10-14時など、
日差しが強いときには、
5分で十分です。
季節や天候によって調整してください。
②運動をしない
2つ目の理由は運動をしないことです。
セロトニンの分泌には適度な運動が必要です。
リモートワークへの以降などにより、
家から出る必要がなくなってしまった方も
多いんじゃないでしょうか?
車通勤でデスクワークメインの方なども
ほとんど運動をしていないかと思います。
目安としては20-30分の軽い運動でいいです。
軽快にウォーキングするだけでかまいません。
ランニングなどで運動強度をあげれば
より多く分泌されるわけではありません。
またこちらも30分以上では分泌は頭打ちになります。
できれば①の日光浴も兼ねて
日中に運動を行うと一石二鳥ですね。
一駅分歩いて通勤するなど、
サラリーマンの方も工夫してみてくださいね。
③栄養が足りない
日光浴や運動によって分泌される
セロトニンですが『材料』がないとつくることができません。
その材料とは
①トリプトファン
(主にタンパク質・乳製品・大豆食品に含まれる)
②ビタミンB6
(カツオ・マグロ・サケなどの魚類、レバー・豚肉なども)
③炭水化物
(米・パン・芋)
の3つです。
お察しの通りバランスのよい食生活を
されている方は何も問題ありません。
しかし、ダイエットなど
糖質制限で炭水化物が不足したり、
ジャンクフードや外食(ラーメン・うどん・丼もの)
など炭水化物過多になっている方は要注意。
主食を少し減らして、
ヘルシーなタンパク質を多めに取るように
心がけてみてください。
夕食は何かと付き合いや飲み会で
食事のバランスが崩れがち。
カギとなるのは朝食と昼食です。
ランチで外食をせざるを得ない場合は、
なるべく単品でタンパク質を
追加できるような定食屋さんを選ぶと良いでしょう。
3つのポイントを改善して
健康な生活に変えていきましょう。
この費用対効果は抜群で、
QOLが上がることは間違いなしです。
少しでも参考になりましたら幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?