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私は27歳、統合失調症です。

こんばんは。初めまして、ゆいといいます。
私は23歳の時に統合失調症と診断されました。
その時は現実と妄想の区別がつかず、何かとても悪い予感がする、と感じていました。
幻聴もあり、「お前はダメな人間だ」「来世に期待だ」などの悪口を言われることがありました。
もう終りなのかもしれない、世界も自分も、もう終りなのだ、と思い、何度か自殺を図ろうとしたけど結局死に勝る勇気など持つことができず、やめました。やめた瞬間、一瞬希望が持てました。「私はまだ生きているんだ」と。
それから4年が経ちますが、何度もよくなったり、悪くなったりを繰り返し、仕事も障害をクローズにして働き、しばらくは楽しく働けているものの、ある地点から「病」が侵食してきて、仕事を辞めざる負えなくなりました。
この「病」とは私の今も克服できない脆さであり弱さです。人からの目が異常に気になったり、自分を卑下しすぎておかしくなってしまうのです。
不幸自慢みたいになりそうなのでやめたいのですが、一般的にこの年代を経た人は経験していると思うので書くのですが私が病気になってから大切な人たちが亡くなるという避け難い人生の出来事に直面しました。その度に私はまた向こう側の世界に憧れのようなものを感じてしまうのです。
しかし、そんな日々を経て、今は入院も経験し、副作用として太ってしまうけれど自分の不安や幻聴を和らげてくれる薬に出会えて、共同生活をしながら日常を送っています。まだ、私の「病」は顔を出すことがあるけれど、家族とも周りの人たちとも概ね良い関係を築いております。
一度は、私の病状と突発的な言動で崩壊してしまった家族との信頼関係を、ゆっくりと時間をかけて取り戻しています。家族は最初は私は病気なんかじゃない、と頑なに病気のことを否定していたのが、今は、ゆっくりですが私の病気を理解し、受容してくれています。
関係機関の人たちも私の性格や病状を理解した上でサポートしてくれています。今は週2回1日4時間の仕事をやっています。まだ自分に合った仕事というのは早いと思いますが、徐々に慣れてきています。症状とうまく付き合いながら長く働ければと思っています。ここまで長い文章を読んでいただき心から感謝いたします。ありがとうございます。

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