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本の感想まとめ。カバー写真は所属サークルHYGGEの合同誌。
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2020年6月の記事一覧

ラブレターを送りたい 長田弘さんへ

ラブレターを送りたい 長田弘さんへ

敬愛する作家が二人いる。

一人は既に語り散らかしている江國香織さん。

もう一人は、長田弘さんだ。

2015年5月3日に惜しくも去られてしまった。75歳という年齢は、今時早すぎる死であるといえるだろう。

お亡くなりになる直前にみすず書房から全詩集が出ていて、「ああ、欲しいな、欲しいな」と思っているうちの、突然の訃報だった。訃報を聞いて「どういう意味なのか直ぐにわからなかった」ということが本当

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誰も気づかなかった 長田弘

誰も気づかなかった 長田弘

告白をいたします。
先に、もう一つ同じタイトルで記事を書いていたのですが、あまりに長田弘さん(の作品)への想いが溢れすぎて表題作品の感想文ではなくなったため、、その記事についてはいずれまた、別記事として公開をしようと思います。

今は、そのくらい長田弘さんが好きだ、ということだけ、言っておきたい。
そして、没後5年にして新刊を届けてくれたみすず書房の皆様に心から感謝を申し上げたい。美しい本を、本当

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1日10分のごほうび

1日10分のごほうび

小説は、長編よりも短編が好きだ。
短いエッセイも好きだ。

集中力が昔から短くて、200ページほどの文庫本を一日で読み切ることが出来ないことがコンプレックスだった。短編集なら、一話読み終わったところでその日は終わりにしても、罪悪感が無い。

一日一冊、寝る前の一時間で読み切れる友人たちに心底憧れている。

ひとりの作家による短編集ももちろん好きだけれど、アンソロジーも好きで本屋で目につくと手に取っ

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