マガジンのカバー画像

雑誌「1番近いイタリア」

31
雑誌「1番近いイタリア」に関する記事。 マンマのイタリア家庭料理研究家Aoi Aurora、こと中小路葵が編集長を務める季刊誌です。 コンセプトは「日本の家庭で楽しむイタリア料…
運営しているクリエイター

#料理好きな人と繋がりたい

マリーナピエトラサンタの豚

マリーナピエトラサンタの豚

※本投稿は雑誌「1番近いイタリア」2020年秋号の巻頭エッセイの抜粋です。

「1番近いイタリア」についてはこちら。

カラフルな花の市場が催され、暖かな春の日のお昼時、海沿いの屋台は混みあっていた。屋台の前の小さなスペースには、所狭しと小さなテーブルとイスが広げられ、席取り合戦に走る人、注文した食事をそろそろと持って歩く人、食べ終わって外に出ていく人、合間を縫うように人が行き来している。

イタ

もっとみる
「1番近いイタリア2022冬号(Vol.9)」刊行!🇮🇹🎉

「1番近いイタリア2022冬号(Vol.9)」刊行!🇮🇹🎉

「1番近いイタリア」2022年冬号を刊行!

なんと、早くも第9号、3年目に入りました。
全て温かい読者の皆様に支えられてのこと、感謝の気持ちで一杯です。

イタリアで見つけた「土地と生きる食の豊かさ」を皆様にお伝えしよう、
その創刊当初の想いは、今も何一つ変わっておりません。

土地の物語、生産者インタビューとテーマ食材のレシピと共に、
丁寧に今日の料理を作る豊かさを感じて頂ければ幸いです。

もっとみる
対談:深谷の闘うもやし屋
飯塚商店「グローバリゼーションと原点回帰」

対談:深谷の闘うもやし屋 飯塚商店「グローバリゼーションと原点回帰」

この記事は雑誌「1番近いイタリア」の2021年冬号からの抜粋です。

グローバリゼーションは食の領域にも大きな影を伸ばしている。私たちの食卓には知らず知らずのうちに、世界レベルの価格競争に勝ち抜いた商品が並んでいる。その裏では、小さな生産者が廃業を余儀なくされる例が後を絶たたない。そんな中、埼玉県深谷市で親子2代62年、グローバリゼーションと「闘ってきた」もやし生産者がいる。太くて白い大量生産型

もっとみる