サティシュ@インド

インドでエンジニアをしているインド映画の愛好家です。 少しずつですが、今まで観てきた良…

サティシュ@インド

インドでエンジニアをしているインド映画の愛好家です。 少しずつですが、今まで観てきた良作の数々を日本の皆さんにも紹介していきたいと思っています。 ヒンディー語、タミル語、テルグ語、マラヤーラム語の映画を中心に60本以上鑑賞しました。 ストックが増えたらまとめを作りたいです。

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最近の記事

Zindagi Na Milegi Dobara(人生一度きり)

Zindagi Na Milegi Dobaraは2011年に公開されたヒンディー語の映画。ストーリーやダンス、ユーモアなど様々な点において優れたことから国内の映画祭の賞にノミネートされた。 あらすじアルジュン、カビール、イムラーンは学生時代からの友人。カビールが婚約をしたことから三人で独身最後のスペイン旅行に行くことに。3週間の間に車でスペイン国内を旅し、人生初のダイビング、人生初のトマト祭り、人生初のスカイダイビングなどを楽しむが、それらを通してそれぞれの人生が変わって

    • Padman(パッドマン 5億人の女性を救った男)

      パッドマンは2018年に公開されたヒンディー語の映画。インド国外でも公開され、30億円を超える興行収入を記録した。日本でも「パッドマン 5億人の女性を救った男」という邦題で公開されている。インド国内の映画祭で最優秀作品賞を始めとした数々の賞を受賞した。 あらすじラクシュミはガヤトリという女性と結婚して幸せな生活を送っていた。ラクシュミは妻を深く愛し、妻の幸せになるためならなんでもやるほどであった。ある日、妻のガヤトリが毎月家事をやらずに家の外に出される期間があることを知るも

      • Sultan

        Sultanは2016年に公開されたヒンディー語の映画。主演はサルマン・カーンが務めた。全世界の興行収入は100億円を超え、インド映画史上最も成功した作品の一つ。 あらすじスルタンはインドのハリヤナ州の小さな町に住む中年の男性。かつてレスリングの金メダリストであったが今は静かに一人で暮らしていた。アカシュは新しい異種格闘技リーグの創設者として準備に明け暮れていた。そんな時、リーグの人気獲得のためにスルタンにオファーすることを尊敬する父親から提案される。ハリヤナ州にてスルタン

        • Yeh Jawaani Hai Deewani(若さは向こう見ず)

          Yeh Jawaani Hai Deewaniは2013年に公開されたヒンディー語のロマンス映画。日本でも公開されたためか、邦題として「若さは向こう見ず」というタイトルがつけられている。英語で直訳すると「This youth is crazy」になる。主演にランビール・カプール、ヒロインにディーピカ・パドゥコーンというボリウッドのスターの二人を起用している。 あらすじナイナはシャイで真面目な超優等生。いつも成績はトップで、医学を専攻している。しかし、心のどこかで周りと馴染め

        Zindagi Na Milegi Dobara(人生一度きり)

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        • ヒンディー語映画
          27本
        • タミル語映画
          4本
        • テルグ語映画
          2本
        • マラヤーラム語映画
          2本

        記事

          Nasir

          Nasirは2020年に公開されたタミル語の短編映画。今年のオランダ、ロッテルダムで開かれた国際映画祭にてNETPAC賞(最優秀アジア映画賞)を受賞した。 あらすじナシルは南インドのコインバトールで暮らすイスラム教徒。洋服屋で熱心に働き、金銭的な苦労はあるものの家族や周りの同僚との関係性も順調だった。しかし、ナシルの周りにはイスラム教徒を追い払おうとするヒンドゥー教絶対主義者の集団が活発に活動していた。そんなナシルの日常を描いた作品。 アムステルダム国際映画祭この国際映画

          Roja

          Rojaは1992年に公開されたタミル語映画。インド国内で三つの賞を受賞したのみでなく、モスクワの映画祭でもノミネートされた。また、2015年にもロンドンで開かれたインド映画祭でも公開されるなど成功を収めた。 あらすじロジャはインド南部の村出身の女性。ロジャの姉のお見合いのためにマドラス(現在のチェンナイ)からリシクマル(リシ)という男性がやってきた。実際に姉と対面して会話を交わしたのち、彼が結婚の相手として選んだのは姉ではなく妹のロジャだった。二人は結婚し、リシの仕事の関

          DIL Chahta Hai(The Heart Wants)

          DIL Chahta Haiは2001年に公開されたヒンディー語の映画。主演はアーミル・カーン、サイフ・アリ・カーンとアクシェイ・カンナ。インドのナショナルフィルムアワードの最優秀映画賞を受賞した。 あらすじ物語は大学時代からの仲良し三人組の大学時代と現在が並行して進行していく。父親が会社を経営していて裕福な家庭出身のアカシュ、すぐに恋に落ちてしまうサミール、そして芸術家気質のシド。この三人の友情、そして恋愛模様を描く古き良きインド映画。 約20年前の映画の良さこの映画は

          DIL Chahta Hai(The Heart Wants)

          Gully Boy

          Gully Boyは2019年に公開されたヒンディー語の映画。主演はボリウッドで最も出演料が高い俳優の一人と言われるランビール・シン。国内の映画賞を総なめにしてアカデミー賞にエントリーするもノミネートされることはなかった。全世界で40億円以上の興行収入を記録した。 あらすじムラドはムンバイのスラム街、Dharaviに住む大学生。裕福な家庭の運転手を務める父と再婚相手の母と暮らしていた。ムラドはラップが好きで海外の有名なラッパーの歌詞を暗記するほどであった。ある日、学園祭でM

          Raazi

          Raaziは2018年に公開されたヒンディー語のスパイ映画。主演を務めたのはアリア・バット。この作品で多くの国内の映画祭で最優秀主演女優賞を受賞した。海外でも公開され、30億円以上の興行収入を記録した。 あらすじ舞台は1971年のインド・パキスタン戦争の最中。ヒダヤットはエージェントとしてインド政府のためにスパイ活動をしてきた。彼は肺がんを患い自分の死を前にして20歳の娘のセマットを”家族の伝統”としてスパイにすることを決める。厳しいトレーニングを受けたのち、パキスタン軍の

          Hindi Medium

          Hindi Mediumは2017年に公開されたヒンディー語のコメディー映画。主演はハリウッドでも活躍したイルファン・カーン。国外でも公開され、数々のインド映画祭の賞を受賞した。 あらすじラジはブティック関連の会社を経営する社長。教育熱心な妻であるミタと5歳の娘の小学校選びを始める。デリーでトップの小学校は競争率がとても高く、簡単には入学できない。ラジとミタは受験専門のコンサルタントの助けを得ながらあの手この手を使って名門校の入学試験に合格しようとする。 インドの教育事情

          Mom

          Momは2017年に公開されたヒンディー語映画。主演はスリデヴィが務め、インドの映画祭で最優秀主演女優賞を受賞している。全世界で公開され2500万USドルの興行収入を記録した。特に中国で大成功を収める。 あらすじDevkiは学校で生物学の先生を務めており、家庭でも夫と二人の娘と幸せに暮らしていた。しかし、Devkiは夫Anandの再婚相手であり娘たちと血縁関係がない。そのためお年頃の長女のAryaは父にはとても懐いているが、Devkiをなかなか受け入れずに「お母さん」と一度

          Aruvi

          Aruviは2017年に公開されたタミル語の映画。現代の大量消費主義、女性差別を取り扱う社会系の作品。主演はアディティ・バランが務め、本作がデビュー作。数々の南インドにおける映画賞を受賞した。 あらすじアルヴィは中流家庭出身で両親から深い愛情で育てられてきた。しかし、ある出来事をきっかけに家を追い出されることになり、チェンナイのテレビ局で銃を持って人質事件を起こす。アルヴィに何が起きたのか、そして何を伝えたかったのか。様々な社会問題に疑問を投げかけ、そして感動的なストーリー

          Badla(Revenge)

          Badlaは2019年に公開されたヒンディー語映画。ミステリー映画で、いわゆるダンスのないインド映画。アミタブ・バッチャンとタープシー・パンヌがリードロールを務めた。 あらすじナイナはビジネスで成功を収めた経営者。結婚し、子供も授かり完璧な人生を送っていた。それがある日不倫相手の死亡から殺人の容疑をかけられて状況が一変する。刑務所への収監を回避するため、ナイナの弁護士が「40年間裁判で負けたことない」というバドラを代理人として紹介したのだった。ナイナはバドラに事件の詳細を話

          Bajrangi Bhaijaan(バジュランギおじさんと、小さな迷子)

          Bajrangi Bhaijaanは2015年に公開されたヒンディー語の映画。日本でも「バジュランギおじさんと、小さな迷子」という邦題で公開されている。主演はサルマン・カーンが務めた。インドのみならず世界中で公開され、興行収入は150億円を超えた。 あらすじパワンはハヌマーン神を熱烈に信仰するインド人の男性。ある日、街で迷子になっている一人の女の子に出会う。この子は話すことができず、名前もどこから来たのかもわからない。他にどうすることもできず一時的に保護することに。生活する

          Bajrangi Bhaijaan(バジュランギおじさんと、小さな迷子)

          Sarkar

          Sarkarは2018年に公開されたタミル語の映画。主演はタミル映画界のスーパースターであるビジャイ。インドのみならず世界で公開された。ロケ地はインドのタミルナードゥとアメリカのラスベガス。 あらすじスンダルはアメリカで成功を収めたビジネスマンで、目をつけた競合企業を叩きのめすビジネス手法から「コーポレート・モンスター」と呼ばれていた。そんな彼は出身のタミルナードゥ州の選挙の投票のために一時帰国をするがも何者かによって不当に自分の票が投票されていることを知る。誰の陰謀なのか

          Swades(Our Country)

          Swadesは2004年に公開されたヒンディー語映画。シャールク・カーンが主演を務めた。ストーリーは実際の海外に住むインド人がインドに帰る決心をした物語に基づいてるそう。上映時間は3時間23分。 あらすじモハンはインド出身のアメリカNASAで働く研究者。幼少期をインドで過ごし、両親を幼くして亡くしたためカヴェリおばさんという女性が母親のように育ててくれた。モハンはカヴェリおばさんをアメリカに連れてくるために休暇をとって故郷を訪れるが、自分のルーツであるインドの村の現状を目の