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Yeh Jawaani Hai Deewani(若さは向こう見ず)

Yeh Jawaani Hai Deewaniは2013年に公開されたヒンディー語のロマンス映画。日本でも公開されたためか、邦題として「若さは向こう見ず」というタイトルがつけられている。英語で直訳すると「This youth is crazy」になる。主演にランビール・カプール、ヒロインにディーピカ・パドゥコーンというボリウッドのスターの二人を起用している。

あらすじ

ナイナはシャイで真面目な超優等生。いつも成績はトップで、医学を専攻している。しかし、心のどこかで周りと馴染めていない自分に気づいていた。その一方、かつてクラスメートだったアディティは成績など全く気にせずに純粋に人生を楽しんでいた。ナイナはアディティがハイキングに仲間と出かけると聞き、厳しい両親に秘密で人生を変える旅に出かけるのだった。

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万人ウケするインド映画

とにかくこの映画は人を選ばずにオススメできる。終始明るく華やかな雰囲気があり、ダンスのパフォーマンスも圧巻。ロマンスもありつつ最後には作品としてのメッセージが伝わってくる内容。多くのボリウッド作品でヒロインを務めてきたディーピカにシャイな優等生を演じさせてもそのオーラを消しきれていないが、全体的に日本の人でも楽しめる内容になっている。

インドの両親と子供

インドでは両親が厳しく子供を管理するケースが多い。大学や就職といった進路はもちろん、結婚相手も両親が選んでお見合い結婚をするケースが多い。もしも彼氏や彼女が学生時代からいたとしても両親が「ダメだ」といえば別れないといけない。大学や仕事のために親元から離れていたとしても1日に3回以上電話で話すことが習慣になっており、夜に出歩いたりすることも許されない。そうした文化的な背景もあり自由が制限されている若者が不満を溜めているのも事実。本作品のナヤナも親が敷いてきたレールの上で生きていることに窮屈感を感じていたと考えられる。

人生の生き方

この作品ではある3人の仲良しグループとナイナという4人組が対比的に描かれている。ナイナは伝統的で優等生。しかしどこか窮屈さを感じている。一方で他のアディティやバニーは自分のやりたいことに忠実である。時には若気の至りというか、問題を起こすこともあるが誰にも指図されずに自分の人生を自分で選択していくタイプの人間として描かれている。

予告編ビデオ


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