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Hindi Medium

Hindi Mediumは2017年に公開されたヒンディー語のコメディー映画。主演はハリウッドでも活躍したイルファン・カーン。国外でも公開され、数々のインド映画祭の賞を受賞した。

あらすじ

ラジはブティック関連の会社を経営する社長。教育熱心な妻であるミタと5歳の娘の小学校選びを始める。デリーでトップの小学校は競争率がとても高く、簡単には入学できない。ラジとミタは受験専門のコンサルタントの助けを得ながらあの手この手を使って名門校の入学試験に合格しようとする。

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インドの教育事情

日本でも知られているように、インドは貧富の格差が大きい。教育に関しても同様で、公立の学校は設備が整っておらず椅子もない小汚い建物で学ぶことになる。一方で私立は日本も同様だが綺麗な校舎に豪華な課外学習といったようにその後の人生に有利になるような環境が約束されている。そのため一部の裕福な家庭は高い授業料を払って私立を選ぶようである。少しでも平等に教育の機会を与えるためにRTEという貧困者向けの入学枠があり、25%がカーストによって貧しい家庭の子供に与えられるという。

インド人と英語学校

学校にも様々な種類があるが、地域の公用語(デリーではヒンディー語、ムンバイではマラティ語、チェンナイではタミル語など)で教育をする学校と、完全に英語で教育をする学校がある。勿論英語の学校の方が学費が高いのだが、英語が上手な人ほど社会的なステータスが高くなるのがインドでは普通なので英語学校に通わせる親もいる。チームにも一人英語の学校の卒業生がいて彼女は他の人と言語能力が違うのが一目瞭然。日本ではインターナショナルスクールに通うようなものかもしれない。

予告編ビデオ


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