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ジンバブエの精霊に出会う旅 vol.1

え? 初海外でジンバブエに行くの?!

ジンバブエってどこ?
アフリカ?

家族にも友達にも、行く事を伝える度に
びっくりされ、心配されました。

2019年1月

現地集合・現地解散のツアーです。

私にとって初めての国際線、

しかも乗換え2回、

しかも飛行機で約25時間、

行き帰りがとても心配です。


私なりに思い切った決断でした。


それでも、ほとんど不安がないのです。


頭では心配だけど

心では「大丈夫」と確信しているような

不思議な感覚でした。


なぜジンバブエに行くことになったかというと

ジンバブエのショナ民族に伝わる民族楽器・ムビラがきっかけでした。

ムビラ(正式には「ンビラ」と発音)親指と人差指でキーを弾いて演奏する


半年前からムビラを習いはじめ、

東京の先生に教えてもらっていました。


ジンバブエのツアーはそのムビラの先生が企画したものです。


ムビラは、ショナ民族の土着信仰で、とても大事な役割のある楽器。

儀式の中で演奏を行う事で、
精霊に祈り、精霊を降ろすチカラがあるとされています。


精霊に祈る儀式ってどうやるの?

精霊を降ろすってどういう事?

どういう状態??


それを実際に見てみたい!

この楽器のことをもっと知りたい。


それがツアー参加の動機でした。


もうひとつ、
初海外にしてジンバブエに行く原動力になったのは
「人生を変えたい」という思いでした。

2018年
私はすっかり人生の迷子のようになっていました。


私は一体、何になりたいのか、何をやりたいのか

好きなことってなんなのか

私らしいってなんなのか


なんだか自分の人生だけ、

とてつもなくうまくいかないような感覚に襲われていました。


自分自身に、自分の人生に、ダメ出しをしているうちに

すっかり心が鬱状態になっていました。


周りを恨む気持ちになり、

孤独感に襲われ、

「死にたい」と思うようになり

布団のなかで泣いて過ごすようになりました。


そのうち、本当に布団から出ることが難しい状態になりました。


毎月39度の高熱が出て寝込むようになったのです。

風邪をひいたわけでもないのに、高熱がでる。

後から知ったのですが、心因性発熱という状態だったのだと思います。

心と体は繋がっているのだということがよくわかりました。


体の健康には自信があったのに、心が病むと、体も病むのですね。


なにか大きなストレスとなる出来事があったわけではありません。

冷静に考えて、私はとても恵まれた環境にいます。

それなのに

自己否定する癖、
自分自身を責める思考、

そういうものが長年積み重なって、心が限界に達していたのだと思います。

今まで、心を置いてけぼりにしてきたツケが回ってきたのでしょう。

予定のないときは、昼間でも布団にくるまり、

しんどい心と体と付き合いながら過ごす日々。

動きたくない、生きたくない、消えてしまいたい


この気持ちをなんとかしなくては…と

布団にくるまりながらも
心理学や意識、スピリチュアルの分野を私なりに学び

少しずつ心を整理、回復していきました。


心と体は一進一退を繰り返し

デトックスをするかのように

2018年11月には、ひどい咳が止まらなくなり

気管支炎を発症。

ジンバブエに発つ前のギリギリの2ヶ月間、
12月いっぱいまで咳をし続けました。

いま思えば、

外へ外へと向かっていた意識が

自分の内側へと向いただけのことで、

必要で大切な、自然の流れだったのかもしれません。


心、思考、スピリチュアル

それらの見えないけれど、生きる上で大切なことを

学び知るための、自分の内側を探求する時間でした。


それが強制的に起こったのだと思います。


年が明け、咳が止まり、

2019年1月ジンバブエへ。


自分に、人生に、混乱している私にとって、

ジンバブエに行くことが

人生の真理を

人間の本質を

それら答えを見つけるきっかけになるような気がしていたのです。


精霊の地に、精霊の音に、その世界観に

もしかしたらヒントがあるかもしれない。


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