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【恋愛コラム】本物の愛は「画像」ではなく”動画”で手に入る。

ただ「外見」が良ければいいというわけではない恋愛。

恋愛を含む多くの人間関係において、
一緒に話したり出かけたり、一緒に過ごすこと。

いわば”動画”としての美しさ、魅力を求められます。

ただ「綺麗な人」
ただ「可愛い人」
ただ「かっこいい人」

これだけなら「画像」として、時々眺めるだけでも満足するでしょう。
絵画やアートなど、一枚の静止画としての作品。芸術鑑賞です。



相手が「画像」では満足できない。

せっかく誰かと生きるなら、もっと知りたくなるのが人間というもの。

好きとか嫌いとか、どんな価値観とか、
自分が動く分、相手にも動いてほしい。
共に生きるとは、そういうこと。

これまで数多くの恋愛を見てきましたが、悩んでいる人には、
いくつかの共通点があります。

「ただ可愛い」「ただかっこいい」といった
相手が求める外見的魅力や性格に「自分の気持ちを軽視してまで合わせよう」とすることです。

関係を築くための優先順位が
本人の求めたい”自分らしさ”ではなく、
相手の要求に応える「従順さ」になっているのです。



「相手の言いなりになること」で手に入れた愛は”本物ではない”

これは恋愛に限らず
人間関係すべてに言えることですが、

ずっと続く動画から
たった一瞬の姿を切り抜いて
「画像」としての魅力や愛を手に入れる。

しかし、それをどんなにかき集めたとしても

いつか必ず
”動画”としての”あなた”を求められます。

「画像」として好きになってもらえても、
”動画”として好きになってもらえるかは、また別の話になるのです。



「好きになってもらうこと」を”優先しない”

「好きになってもらうこと」への執着は、
あなたの魅力を、強引に切り取って「画像」にするようなものです。

強引に繋ぎ合わせることをやめないかぎり、
どんなに可愛く、どんなにかっこよくても
いつか、ツギハギだらけのボロボロになります。

「彼氏」を作ること「彼氏」になること「彼氏」でいること
「彼女」を作ること「彼女」になること「彼女」でいること
「好きになってもらうこと」

残念ながら、こうした「役割」にこだわっているかぎり、
すぐに状況を変えるのは難しいでしょう。



「役割」を探したり「役割」になる前に

もう一度、立ち止まりましょう。

”誰かと過ごしていく”
ためには

一緒に話す時間、一緒に過ごす時間など
外見では埋めることのできない、価値観や教養といった
目には見えないし、これといったカタチもない、

”時間を楽しめること”が大切です。

”誰かと話す時間の楽しさ”を、あなたはどんな風に感じていますか?
”誰かと話す時間の価値”を、あなたはどれくらい感じたことがありますか?

外見では着飾ることのできない内面を、あなたはどれだけ輝かせることができるでしょうか。


悩んだときには、思い出して。

大切なのは
たった一枚の「役割」としてではなく
ずっと掴みきることのできない”あなた”でいること。

その”心”や”考え方”を、もっと知りたい。
どんなに話しても、”終わることのないその時間”

恋人、パートナー、夫婦…
カタチある関係のために、見えないところも、大切にしていきましょう。

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昔も、今も、
そこにあるのに掴めない存在に
人の心は、惹かれていくのだから。                              
            一ノ瀬みら
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