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書いたとたんに忘れていくエッセイ

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#生き方

仮面をつけて生きる

仮面は他の存在になる道具だ。
宗教的な儀式において、仮面をつけた人間は神や神に近い存在になる。それが「三丁目の山田さん」だったとしても、その空間、時間においては、本人は神的な存在だし、それをみている町内会の人たちも「山田さん」ではなく神である、神に遣わされた存在であるという認識になる。

人間は、自分がそうであると信じている存在になる。
会社でも、一般社員が係長になり、課長になり、部長になり、と昇

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今日のマインドフルネス015

問いの立て方が大切だ。
物事に向き合う時に、事前に、なにを得たいのか、なにを得られるのか、調べておく。そして、そこから問いを立てる。講演会、読書、なんでもそうだ。
マインドフルネスも、自分の状態や今この瞬間への問いだ。
自分はどういう状態なのか、望ましい状態とどの程度乖離しているか。

問い続けることによって、問いのクオリティがあがっていく。
物事はなんでも、繰り返すことによって洗練されていく。た

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今日のマインドフルネス013

味わい尽くす。
マインドフルネスのキーワード。

今この瞬間に意識を向ける。
歩いているときは、筋肉の調子や、空気、地面の凹凸などに意識をむける。
ごはんを食べているときは、食べ物の匂いや食感、味わい、のどごし。
映画を観ているときもそう。登場人物がどんな気持ちなのか、彼の目にはなにが見えているのか、なにを考えているのか。あの痛みはどんな痛みなのか。
読書も同じだ。作者はどんな気持ちでこの本を書い

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