オオツキチヒロ

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CreativeOrg_diotop & TypeFoundry_NEWTYPES|Branding, Ideation, Typography, Photography|Has won 2 digit awards at DOM and INT creative awards

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もうひとつの「NEWTYPES」

最後まで言うべきか迷いました、「もうひとつのNEWTYPES」の活動のお話をさせていただけたらと思います。 先に言ってしまうと 「ジェンダーにおける視覚表現の研究」 です。 現在クラウドファンディングにて再三名前を告げております新組織「NEWTYPES」の代表のわたしの名前は「ちひろ」といいます。 お会いしたことのない方だと女性だと思い込んでしまうかと思いますが、「ちひろ」という名の男です。ぼくは自分の名前が大好きで何年かに一度、両親にも恥ずかしながら「ちひろ」という名前

    • 「NEWTYPES」で実現していくこと

      みなさまこんにちは。 7月4日に「タイポグラフィに特化したECサイトの構築」をタイトルとして「クラウドファンディング」をスタートいたします。 今回はそのECサイトを立ち上げる新組織、 「NEWTYPES」の目的について説明をさせていただけたらと思い、記事を書き起こしました。あまり長くはない文章です。 ぜひ最後までお読みいただければ幸いでございます。 目的新組織「NEWTYPES」は、ベースとしてはタイプファウンドリーになりますが、ブランディング重視の従来の組織とは違い、教育

      • クラウドファンディングのお知らせ

        来たる7月1日、 そう、ぼくの誕生日‼︎ この日にクラウドファンディングを ローンチいたします。 (↑諸事情にて開催が遅れております🤦‍♂️) 内容は、 「タイポグラフィ特化型」 ECサイトの立ち上げ です。 立ち上げに伴い、様々な書体や印刷物をご支援して頂けました方へのリワードとさせていただきます。 現在予定しておりますリワード内容は、 ・ステッカー ・カレンダー ・ZINE(タイポグラフィに関しての論文) ・書体見本 兼 級数見本 ・オリジナル書体 ・オリジナ

        • デザインの話「MacGuffin」

          東京は代々木駅、東口改札を抜けてすぐにあるGallery TOHにて6/19 - 7/4に開催されます、 アーティスト・松井 照太さんの個展 「MacGuffin -変転するイメージ-」 のヴィジュアルを担当させていただきました。 今回はそのヴィジュアルについて考えたこと、表現したこと等をしたためるべく親指を走らせようと思います。 タイトル「MacGuffin」についてまず、聞き慣れないこの「MacGuffin」とはどう言った意味なのか。 以下、Wikipedia参照

        もうひとつの「NEWTYPES」

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          デザインの話「SSK ハンドアウト」

          こんにちは。オオツキチヒロです。 今回はTwitterに先日あげました、こちらのデザインの話をまとめてみようと思います。 このデザインのコンセプトやアイデア、最終的に何を表したのか。 そういったことを言語化したいと思います。 デザインの話に至るまで少し前置きが長くなってしまいますが、 どうかお許しください。。 前書き大阪は北加賀屋にありますアーティスト・クリエイターのための大型シェアスタジオ、 「Super Studio Kitakagaya(以下SSK)」で3/5〜

          デザインの話「SSK ハンドアウト」

          リターン予定のZINEについて

          こんにちは。日々様々なニュースが飛び交い気が滅入りますね。可愛い猫の動画を見て現実から逃げておりますオオツキです。 さて、 新組織「NEWTYPES」の設立に向けてのクラウドファンディングについて、今回で第3回目の記事になります。 前回はリターン予定の書体について少しご紹介させていただきました。 今回は、リターンを予定しております「タイポグラフィに関してのZINE」について、お話しさせていただきます。 前回、前々回の記事はこちらから 第1回目↓ 第2回目↓ どのよ

          リターン予定のZINEについて

          リターン予定の書体について

          みなさま、 こんにちは、こんばんは。 先日公開いたしましたツイート及びnoteの記事が思っていたよりも多方面でご反応をいただけて舞い上がっております。本当にありがとうございました。今回は前回の続きになります。こちらも最後までお読みいただけますと幸いでございます。(前回のリンク↓) では早速、、、 この度クリエイティブ組織「diotop(ディオトープ)」が企画いたします新組織『NEWTYPES(ニュータイプス)の設立』に向けてのクラウドファンディングにてリターンを予定して

          リターン予定の書体について

          新組織の設立をいたします

          クリエイティブ組織「diotop」は、 新たに組織を設立いたします。 名は 「NEWTYPES」 組織形態としては「書体を作る組織」と思っていただければと思います。 俗に言う「タイプファウンドリー」です。 VISION弊組織「diotop」ではこれまでに、企業さまやブランドさま、ギャラリーさま等に対し、ブランディングの一環として数々の「エクスクルーシブフォント(専用書体)」を提供してまいりました。 今回設立いたします「NEWTYPES」は、その事業を独立化し「diot

          新組織の設立をいたします

          個性を選ぶ時代

          下記の記事の終盤に記載している、 「アイドル」のことについてもう少し詳しく書いてみたいと思う。 私は平成生まれ、個性を選ぶ時代を生きてた。 アイドルを観察すると世の中のニーズ、すなわちどのように情報操作が行われているかが薄らと感じられる。ユニークなものに憧れを抱くことが何故少なく、または薄くなってしまったのだろう。 このアイドルと並列に「ディーヴァ」のことも取り上げたい。ディーヴァとは歌姫のことである。 昭和のディーヴァは遥か彼方に存在していて、その歌声は電子機器の良し

          個性を選ぶ時代

          ぼくはぼくを生きない

          デザイン従事者になったとき、タイトルの通りぼくは「ぼくを生きない」ことを心に誓った。 「デザインとは自分を表現することではない」 「自分の考えているものは世の中には必要の無いことだ」 「ご依頼をいただけたことに対して親身に最適解を求め打ち返す」 そういった考えのもと、 ぼくはこれまでデザインをさせていただいていた。 しかし、自身の成長と、時代を読んでいくうちに、この哲学を少し変えなければならないような気がしてきている。 「意味にカタチを与えるデザイン力」 とは別に、

          ぼくはぼくを生きない

          逆らえないモノ

          人には逆らえないモノがいくつかある。 そのひとつに「重力」。 今回は重力について考察してみる。 私たちはこの世に生を享けた瞬間から既にこの重力に囚われている。 言葉のアヤだが、 産まれ落ちる、という言葉に重力を感じたことから今回のテーマとして取り上げてみた次第だ。 この重力は何も身体的な話だけではなく、精神的な面も持ち合わせているのではないだろうか。 例を挙げると、知識。 この知識という概念には階層がある。階層があるということは上下の概念があるということに繋がる。 知識

          逆らえないモノ

          クリエイター

          有益な情報、構築的な教育カリキュラム、様々なモノが無料、もしくは破格の金額で手に入れられるようになった。その答えに辿り着くのに1年かかったのに、、ということもブログやnoteに簡単にまとめられてたりする。 初学者は迷うことなくその恩恵を受け、最短最速での成功を掴みにかかる。 気づいているだろうか。 あなたはオペレーターだということを。

          クリエイター

          キメラ

          良質?なテンプレートのおかげかせいか、年々デザインがキメラ化している。凄くシンプルなUIに複雑なタイポグラフィ、破綻しているグリッドシステムに機械的なレタッチが施された画像。それらに気付くことが出来ないが故に紡いでいる部分は糸で仮縫いした様だ。 デザインには常に「なぜ」が問われる。なぜこの様なレイアウトなのか、なぜこの書体を選んだのか、そもそもなぜデザインを必要としているのか。これらの千本ノックとも捉えられる問いに全て簡潔に答えられなければならない。 と、本来なら教育を受け

          トリミング

          この世はトリミングで出来ている。わたしたちは何かしらの情報の一片しか知らない。そしてその知り得た情報をさらにトリミングして人に伝える。 体験談も然り、体験した全てを正確に伝えることは事実上不可能だ。 ヒトは都合の良い風にトリミングをするし、都合の悪いことはトリミングで隠してしまう。このトリミングという手法はいつから生まれたのだろう。言葉が出来たとき、文字ができたとき、いや、それ以前に石器時代にも石をトリミングして道具を作っている。そもそもわたしたちは両親のトリミングの一片を

          ニュー

          こと創作において、既存のモノと何かしらの差異を見出すことはとても重要なこと。隅々までリサーチしそこから創作物の解像度とコントラストを上げていく。 果たして本当にそれは新しいのか。 そもそも「新しい」とは何なのか。 「新しい」という感覚は何をもって定義づけられるのか。 ここで留意しておきたいのは、自分は無知である、という前提を持っておく必要があるということ。 自分が「新しい」と思ったものはもう既に世に存在しているのでは、と疑う癖を持つべきである。 ヒトはインプットなくして

          アピール

          近頃、引力の無いデザインが増えてきているような気がしている。否が応でも吸い寄せられる不思議で魅力のあるデザインが。 これは一昔前に比べて、身体性が宿っていないデザインが増えたからであろうか。かくいうぼくもMacが既に存在している現時代の生まれのクリエイターなので、自身のデザインに身体性があるのかと言われれば無い方になるだろう。昔のエディトリアル系のデザイナーは原稿を見て使用する用紙を触れば、およそのページ数が感覚で割り出せたという。恐ろしい職人技である。 モノや人には引力