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『ブッダの教え』から学ぶ!シンプルに今を生きるクリアな智慧


こんにちは!

以前、こちらの記事で本を紹介しました。



最近、同じ著者のスマナサーラ長老が
書かれた素晴らしい本に出会ったので
紹介したいと思います。


それがこちら!


あなたの毎日が、怒りや不安、執着など、負の
感情に振り回されているのなら、それは「いま
・ここ」を生きていないからかもしれません。

日々起こる問題に、いちいち悩んだり落ち込ん
だりせず、「今日、幸福になるのだ」と「いま
の自分」を意識して一瞬一瞬の幸福を捕まえよ
うとする。それがブッダの教えです。雲の上の
存在に思えるブッダですが、彼もまた「生きる
こと」を考え続けたひとりの人間でした。だか
らこそ、ブッダの哲学は、私たちの道標となり
人生の糧となるのです。

本書は、スリランカ仏教界の長老が、「忙しい
のは混乱しているだけのこと」「病気はチャン
ス」など、仕事やプライベートに役立つブッダ
の教えを一日一話形式で解説。ページをめくる
たびに心が成長し、日々の過ごし方が変わって
いきます。

本の説明文より


日常生活でも役立つブッダの教えを
一日一話形式で解説している明快な本です。

ページ毎に話が端的にまとめられており
読書が苦手な人でも読みやすいと思います。

スマナサーラ長老の言葉は
とてもシンプルで清々しく
心にすーっと入ってくる。

その極めてシンプルな言葉の中に
味わい深さを感じるから不思議です!



本書の教えを心から理解し
実践していくことができれば
幻想にとらわれずに済むでしょう。

シンプルなことほど
実践するのは難しいですが
普段の生活で活きることばかりです。


ここからは、本書で印象に残った部分を
いくつか抜粋しシェアしたいと思います!


◇ すぐれた道とは

勝ち負けを争うのではなく、勝ち負けを超越
した道を探すことが大切です。すぐれた道とは
それぞれが「自分の能力を発揮する」道です。
それによって、争うことなく、自分に適した
世界が開かれていくのです。

『ブッダの教え 一日一話』より


この現実世界では、何かの勝敗に
こだわっている人も多いかもしれません。

しかし、他人と競争して勝ち取ろうという
気持ちでいると、自分の能力は劣化すると
スマナサーラ長老は言います。

勝敗を競うより、一人一人が
オリジナリティを発揮できれば
個々に適した世界が開かれていきます。

「勝ち負けを超越した道」を探す内に
周波数も自ずと上がっていくのでしょう。


◇「かぶりもの」をさがし求める

人はよい「かぶりもの」をさがすことに必死に
なっています。世間で認められた学校や評価
される会社に入りたいとか、社会的な地位を
得たいとか、そういうことで必死なのです。

安定した「かぶりもの」をかぶって、安心した
いのです。「かぶりもの」を自分のアイデン
ティティにしているのです。だから「かぶり
もの」に徹底的に執着するのです。「かぶり
もの」で隠したがる自分を発見するべきでは
ないでしょうか。

『ブッダの教え 一日一話』より


「かぶりもの」という表現が
実に分かりやすくて秀逸ですよね。

学歴や会社の肩書き等のステータスで
自分をよく見せようとする人は
少なくないと思われます。

「かぶりもの」に安心してしまうと
それが自分だと思ってしまいがちです。

だから、次第にそれが手放せなくなり
とことん執着してしまうのでしょう。

私は「かぶりもの」よりも
中身の正体 (人間性) に興味があります。

「かぶりもの」がなくても
大丈夫だと思える自分でいたいですね。


◇ 捨てる

外にみえている立派なかぶりものに、だまされ
てはいけません。人間に必要なことは、外の
かぶりものではなく、内の心の清らかさです。

心の清らかさとは、嫉妬・憎しみ・怒り・
貪りなどで心が汚れていないことです。

「かぶりものへの執着を捨てなさい」

『ブッダの教え 一日一話』より


外のかぶりものより、内の心の清らかさ。

人は「見た目よりも中身」とも言いますし
条件だけでその人のことは分かりません。

かぶりもののメンテナンスは程々に
心を清めることに意識を向けた方が
賢明ではないでしょうか?

また、荒れ狂う感情に支配されていては
心の清らかさを保つことはできません。

まずはエゴを手懐けることから始めましょう!


◇ 無駄な知識はいのちとり

役に立つ知識は宝になりますが、
何の役にも立たない知識はゴミです。
世の中では、テレビや週刊誌などから
興味本意に情報が垂れ流されています。

『ブッダの教え 一日一話』より


長くなるので一部省略していますが
割と辛辣な言葉で表されている
ページもあって面白いです。

知識を得るために読書する人も多いはず。

その際に、どんな本を選ぶかって
結構大事だと思うんですよね。

読みたい本を読めばいいと思いますが
あまり役に立たない知識を増やすくらいなら
本当の意味で役に立つ本を選んだ方がいい。

「無駄な知識はいのちとり」になりますので。

くれぐれも宝がゴミの知識に
埋もれないように気をつけたいですね。


◇ 知識ではなく智慧が不可欠

知識は、なくては困ります。
しかし、ありすぎても困るのです。
欠かせないのは、知識ではなく、智慧なのです。

智慧とは、その瞬間その瞬間に、
正確に何をすべきか、ひらめくことです。

『ブッダの教え 一日一話』より


ちょっとここで話を整理してみましょう。

重要度でいくと以下のようになりそうです。

知識 (ゴミ) < 知識 (宝) < 智慧


知識は増えれば増えるほど
人生は重くなると長老は言います。

食べすぎるとお腹が苦しくなりますし
容量がいっぱいになったパソコンは
動作が遅くなりますよね。

情報を闇雲にインプットするより
質の高い情報に絞った方がいいようです。

そして何より、私たちに必要なのは
知識よりも智慧だと分かりました。

うーむ、奥が深い!



いかがだったでしょうか?

ブッダの教えを実生活に落とし込んだ
さっぱりしているのに濃厚な本でした。

読むだけで、ふっと心が軽くなり
成長を促してくれる良書だと思います。

もし興味があれば、読んでみてください!


Thank you for your time!

Have a nice day!



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